リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!

リフォームの内容に触れながら、それぞれの工事に必要な期間を説明します。フルリフォームの工期をはじめ、水回りやリビング、外構など、部分リフォームの工期も紹介します。これから住宅の修繕を行う人はぜひ参考にしてください。

公開日 2021.01.17

更新日 2022.01.07

リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!

リフォームは、クロスの張り替えや床材の交換といった小規模なものから、フルリノベーションまで種類や範囲はさまざまです。間取り変更や水回りの移動など、大掛かりなリフォームとなれば施工期間も長くなるでしょう。当記事では、リフォーム期間に焦点を当てて、場所別の平均的な工期や仮住まいの必要性、リフォームの流れなどを紹介します。これからリフォームを行う人やリフォームの計画を立てたい人は、ぜひご一読ください。

何にどれくらいかかる?まずはリフォーム全体の流れを確認!

「リフォームを依頼してから施工が完了するまでどのようなことを行うのか」「工事にはどれくらいの期間がかかるのか」など、わからない人も多いはず。ここでは、フルリノベーションを行う場合を例に挙げて、リフォーム全体の流れを解説します。

【2~3週間】現地調査~初回の見積もり

リフォーム業者に見積もりを依頼して、最初に行うのは現地調査を兼ねた打ち合わせです。どの部分をリフォームしたいのか、デザインはどうか、間取り変更などは行うのか、予算はいくらかなどを話し合い、リフォームのイメージを擦り合わせます。現地調査の時間は2時間ほどを見ておくとよいでしょう。

打ち合わせが終わったら、2〜3週間ほどで初回の見積もりを提示してくれます。フルリフォームとなると構造の確認や、補強が必要かどうかなども確認するため、複数の業者が絡んで見積もりを出すこともあります。関わる業者が多いほど見積もりには時間がかかるので、余裕を持ってスケジュールを立てると安心です。

【2~3ヶ月】見積もり確定・契約~打ち合わせ

初回の見積もりを確認したら、希望に応じて修正を行います。より細かい間取りや素材の希望などがメインになるので、床材などにこだわりたい人は、あらかじめ写真や画像を用意しておくとよいでしょう。それらを組み込んだ新たな見積もりを出すまでに、さらに2週間ほどかかります。

見積もりの修正が終わり、問題がなければいよいよ契約です。契約後は2〜2ヶ月半ほどかけてインテリアや仕上げ材、導入する設備などを詳しく決めていきます。

【2~4ヶ月】施工開始~リフォーム完了

着工からリフォーム完了までの期間は、2ヶ月半ほどです。ただ、建物の種類や施工の範囲、劣化状態などによって工期は変動しやすく、半年ほどかかることもあるので、あくまで目安としてください。

マンション・一軒家でも違いが!フルリフォームで想定するべきそのほかの工程

マンションと一軒家でリフォームに必要な工程は異なります。ここでは、それぞれの注意点や確認すべきポイントなどをまとめました。ご自宅の状態と照らし合わせて、リフォーム計画を立てる参考にしてください。

マンションは事前の契約手続きに追加の期間を要することも

マンションは一軒家と違い、リフォームするのに管理組合を通さなくてはいけない場合もあります。手続きの工程が増える分、一戸建てよりもリフォーム期間が1〜3ヶ月ほど長くなるでしょう。また、管理組合の都合で作業できる曜日や時間などが限られており、期間が延びてしまうことも。マンションの場合は、契約から着工までの期間にゆとりを持たせたスケジュールを立てると安心です。

一軒家は耐震補強の必要性や天候もポイントに

リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!
一定の築年数が経っている一戸建て住宅は、現在の耐震基準を満たしておらず、補強工事が必要なこともあります。特に新耐震基準が制定された1981年以前に立てられた建物は、耐震補強が必要なケースが多いです。必要な工事が増える分、工期も長くなるので注意しましょう。

また、ウッドデッキやアプローチなどの外構も同時にリフォームする場合、天候によって工事期間が変わる可能性もあります。雨で工事のできない日が重なると、1ヶ月ほど工期が延びることもあるようです。

改修内容やリフォーム時期によっても工期は前後する!

施工期間は、改修の内容やリフォームの時期などによっても変動します。同じ一軒家のフルリフォームでも、「水回りの位置を移動するか」、「間取りの変更は行うか」、「スケルトンリフォームをするか」などが要因となって、工期は大幅に変わります。工事期間を短く済ませたいのであれば、トイレやバスルーム、キッチンといった水回りの位置は変えずにリフォームするのがオススメです。

リフォーム時期は、できれば梅雨などの雨が多い時期を避けるのがベターです。外構工事を行わない場合でも、天候が悪いと資材運搬などに時間がかかるでしょう。また、基礎工事を行う場合は、季節によってコンクリートが乾くスピードが違うので、工期が前後することもあります。

仮住まいは必要?部分リフォームにかかる平均期間の目安とポイント

ここからは、よくある部分リフォームの施工内容や工事に必要な平均期間を紹介します。それぞれのリフォームをする際に、仮住まいの確保は必要なのかにも触れていきます。

浴室・バスルームのリフォーム(ユニットバスの交換など)

バスルームのリフォームでは、主に設備の交換を行います。今使用しているお風呂が、在来浴室かユニットバスかによって施工期間が異なるので注意しましょう。ユニットバスから新しいユニットバスに全面交換する場合の工期は4〜5日ほどで、バスルームのリフォームとしては比較的短期間で行えます。在来浴室をユニットバスにリフォームする場合は、1週間ほど工期が必要です。タイルの撤去や基礎を整える工事などを行うため、少し長めにスケジュールを立てておくとよいでしょう。

キッチンのリフォーム(本体の交換、間取り変更など)

キッチンのリフォームでは、本体設備の交換がメインです。キッチンの位置やシステムのグレードなどを変えない場合は小規模な工事で済みますが、水道の位置変更や、間取り変更などを含むと大掛かりな施工になるでしょう。工事の内容によって施工期間は1〜3週間ほどと幅があります。工期が数週間におよぶ場合は、仮住まいとしてホテルやウィークリーマンションなどを検討するとよいでしょう。

トイレ・洗面所など水回りのリフォーム(便器や洗面台の交換、床・壁紙の張り替えなど)

トイレや洗面所などのリフォームは、便器や洗面台といった設備の交換、床・クロスの張り替えなどを行います。設備交換のみなら半日〜1日で終了しますが、床・クロス工事を行うと2〜5日ほど工期が必要です。いずれの場合も、トイレ・洗面所は、キッチンや浴室と比べると工期は短めです。また工事を行っている時も、住宅に住み続けられるケースが多いでしょう。

リビングのリフォーム(床・壁紙の張り替え、床暖房の設置など)

リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!
リビングリフォームは工期の幅が広く、施工内容や部屋の広さなどによって必要な日数は異なります。よくある施工は、フローリング・壁・天井の張り替え工事で、リフォーム期間はそれぞれ4日前後。床暖房を新たに設置したり、断熱材を追加したりする場合は、さらに2〜3日かかります。そのほかに収納を設置したり家具を造作したりする場合は、その都度工期が必要で、大幅なリフォームを行うと2〜3週間ほどかかることもあります。工期が長引く場合は、必要に応じて仮住まいを確保するとよいでしょう。

バリアフリー化のためのリフォーム(手すりの設置、段差の解消など)

バリアフリーリフォームは、施工内容によって工期もさまざまです。よくある施工は、水回りや階段などの手すり設置・段差の解消・廊下の拡張・スロープの設置などです。
手すりの設置は場所によって工期が前後する可能性はありますが、1〜3日ほどで行えます。段差の解消は3日ほどで施工できますが、同時に間取り変更やスロープの設置などを行うケースも多く、施工範囲が広くなれば1ヶ月ほど工期がかかることもあるでしょう。

バルコニーや外構のリフォーム(ウッドデッキの設置、玄関ドアの交換など)

エクステリアのリフォームは、ウッドデッキの設置や玄関ドアの交換、カーポートの設置などが人気です。それぞれ1〜3日ほどで完了することが多く、比較的小規模な工事になるでしょう。しかし、車庫・ガレージを新設する場合や広い庭をリフォームするなどは2〜6週間ほどかかることも。

外壁・屋根のリフォーム(塗り替え、張り替えなど)

リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!
戸建て住宅を長く安全に使用するために欠かせない外壁・屋根のリフォーム。主な施工は塗り替えや屋根材・壁材の張り替え工事です。天候や季節によって工期は変動しますが、平均で2〜3週間が目安になります。張り替えを行う場合は、使用する資材によって工期が前後するので注意しましょう。
また、これらの施工を安全に行うためには、足場の設置が不可欠です。足場の設置・解体にも費用や工期が発生するので、外壁と屋根を両方ともリフォームする時は、まとめて施工すると無駄な工程が省けるでしょう。

リフォーム期間の短縮が、費用の削減につながるかも?

施工期間が延びれば、その分だけ人件費や仮住まいの費用などは膨らみます。可能な限り工期を短くすれば、リフォーム費用も節約できるでしょう。荷物を減らして業者の動線を確保する、繁忙期や年末年始は依頼を避ける、休日に被らないように着工日に注意するなどの工夫をして、リフォーム期間を短縮することが理想的です。また、工期が長引く場合は仮住まいを確保した方が業者の手間が減り、工期が短くなる傾向もあるようです。

【さらに詳しく】リフォーム期間・仮住まいについてはこちらもチェック!

リフォーム期間の平均は?仮住まいは必要?場所別の目安を徹底解説!
リフォームの工期は、施工内容や範囲、住宅の種類などによってさまざまです。小規模な工事なら住宅に住んだまま施工できますが、数週間以上かかる大規模な工事となると、仮住まいの確保を検討する必要があります。それら具体的な工期の確認はもちろん、工期短縮のご相談まで、リフォームのプロである「カシワバラ・コーポレーション」にお任せください。

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