DIYの裏側、見せます。作業準備を劇的に早くするアイデアを紹介
DIYはとにかく汚れる。塗装をすれば塗料が飛び散るし、木材をカットすれば木屑が舞い上がります。自宅が主戦場となる皆様にとって、これは死活問題ですよね。ダイニングテーブルを作業台代わりに使おうものなら、一瞬で汚れてしまうこと間違いなし。そこで今回は、作業の必需品とも言える“作業用テーブルカバー”をDIYしていきたいと思います。
2023.04.13
INDEX目次
はじめに
日々新たなDIYの可能性を求めて作業を続けるDIYer(s)編集部。だが、私たちは作るものに熱中する余り、“作る環境”に目を向けることをすっかり忘れてしまっていました!ということで今回は、私たちのDIY環境における課題を解決する、灯台下暮らしのレシピに挑戦。いつもの作業でお世話になっている作業テーブルにちょっとした工夫を仕掛けて、革命を起こしていきたいと思います。
面倒な取り付けが課題!
私たちDIYer(s)編集部の課題は何かというと、テーブルカバーをつける面倒な作業。DIYをする前は、ダイニングテーブルが汚れてしまわないよう、毎回大きな紙をテーブル表面に敷くことでカバーしていました。ですが、実はこれがなかなか面倒な作業。しっかりつけておかないとすぐ剥がれてきてしまうし、終わった後に綺麗に剥がせず嫌な跡が机に残ってしまうことも...。
そこで、このテーブルカバーをよりスマートに取り付ける方法を考えてみました!いつも机の汚れなどでお困りの皆様、ぜひ真似してみてください。
そこで、このテーブルカバーをよりスマートに取り付ける方法を考えてみました!いつも机の汚れなどでお困りの皆様、ぜひ真似してみてください。
1.バインダークリップで挟んでみる
一つ目は、バインダーなどについているクリップを活かしたアイデア。ネットでクリップだけを安く買うこともできるので、活用してみようと思います!木製のテーブルをお使いの方はビスで固定できますし、そうでなくても強力な両面テープを使えば簡単に実現できるので、ぜひお試しあれ。
STEP.01 クリップの取り付け
まずは取り付けがしやすいように、テーブルを逆さまにしましょう。
次にバインダーを設置する箇所を決めます。場所はどこでも大丈夫ですが、とにかくテーブルに対して平行になることを意識しましょう。そうしないと、挟んだ際にペーパーや布が歪んでしまいます。
場所が決まったらビスで取り付け。誤って天板の表面まで突き抜けてしまうなんてことにならないよう、
ビスの長さには注意してください。
ビスの長さには注意してください。
取り付けが完了したら、あとはペーパーや布をテーブル上に敷き、クリップで固定するだけ!
なんと1STEPで終了してしまう、超お手軽レシピでしたね。
なんと1STEPで終了してしまう、超お手軽レシピでしたね。
完成
実際に布をテーブルにかけ、両端をクリップで止めて見ると、この通り!しっかりと固定されました。しっかりと張ってから固定することでずれてしまうこともなく、かなり安定しています。取り外しの際はクリップから布やペーパーを取り外すだけでよく、次のDIYの際にそのまま使えるのが嬉しいですね。
2.ロープで固定してみる
せっかくなので、もう一つアイデアをご紹介します。キャンプをする方は馴染みが深いこちらの“自在ロープ”を使って、テーブルカバーを固定していきたいと思います。
STEP.01 穴を開ける
まずは汚れてもいい布をテーブルの上に敷き、ちょうどテーブルをすっぽり覆えるくらいの位置で、写真のように点を描きます。
点をマークした部分に穴を開けていきます。ハサミやカッターを駆使して開けるのも手ですが、お持ちの方は裁縫やレザークラフト用の皮抜きポンチを使って作業するとスムーズです。
STEP.02 ハトメリングを取り付け
穴が開いたら、ハトメリングを取り付けていきましょう。写真のようにセットして、ハトメパンチでギュッと圧着すれば、ロープを通すことのできる穴が完成します。
STEP.03 自在ロープを通して締める
あとは左右の穴にロープを通して、その間に取り付けた自在ロープで締め上げるだけ!かなりキツく締め上げることができるので、その安定感は言うまでもないですね。
片側はこのように結んでおき、穴からロープが抜けてしまわないようにしておきましょう。
完成
こちらも以上で完成です!クリップ同様かなり強く固定されているので、布を引っ張ってもビクともしません。どちらのアイデアも再利用可能なものなので、これまでのように毎回テープをちぎってペタペタと貼っていたことを思うと劇的な変化です。
テーブルクロスにも応用!
今回のテーブルカバーは、DIYのような作業時はもちろん、ホームパーティの際のテーブルクロスとしても活用いただけます!食事前、サッと布を取り出して机に固定できたら、「こいつ、デキる…!」と思われること間違いありません。そんなスマートな生活にも一役買うこちらのレシピ、ぜひご自宅でチャレンジしてみてください。
まとめ
今回は「DIYの時、毎回テーブルにカバーを貼り付けるのが面倒くさい」というDIYer(s)編集部の小さな課題を解決するために考案されたレシピをご紹介しました。このように、個人レベルで感じている「日常の小さな課題」は他にも無数にあって、それは既製品ではなかなか解決できない針の穴のような課題だったりします。そんな時こそ、DIYによって自分の理想の形に仕上げて解決していく、ロマンを感じますよね。それでは、また次のDIYで。
撮影:薮内努(TAKIBI)
監修:岩西剛
監修:岩西剛
WRITTEN BY
Japan
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