リフォームでクロスを貼り替え!費用相場と失敗しない壁紙の選び方
リフォームでクロスを貼り替える時に気をつけるべきポイントや、失敗しないコツなどを紹介します。デザインや素材、機能性などに着目した壁紙の選び方にも触れていくので、これからリフォームを行う人や、オシャレな壁紙に貼り替えたい人はぜひ参考にしてください。
公開日 2021.01.14
更新日 2022.01.07
INDEX目次
部屋のイメージを気軽に一新できる、クロスの貼り替えリフォーム。さまざまな素材やデザインのものが販売されていますが、選び方のコツや失敗しない方法はあるのでしょうか。この記事では、クロスの貼り替えリフォームの費用相場や時期、デザインを選ぶ方法などを解説します。壁紙を交換して住宅をオシャレに改修したい人はぜひ参考にしてみてください。
部屋の壁紙(クロス)はいつ貼り替えるのが正解?期間の目安
クロスの貼り替え時期は、一般的に5〜10年が目安とされています。しかし、部屋によっては劣化が早まり、平均より早く寿命が来ることもあるので注意しましょう。キッチンやお風呂、洗面所などの水回りは、水がかかったり湿気を吸ったりして目安期間よりもメンテナンスサイクルが早い傾向にあります。
また、部分的にクロスを交換すると、残っている古い壁紙が浮いてしまい、悪目立ちすることもあります。貼り替える際は、天井も含めてすべてのクロスを一度に交換するのがオススメです。
また、部分的にクロスを交換すると、残っている古い壁紙が浮いてしまい、悪目立ちすることもあります。貼り替える際は、天井も含めてすべてのクロスを一度に交換するのがオススメです。
業者に頼むといくらかかる?壁紙(クロス)貼り替えリフォームの費用相場
クロス交換を業者に依頼する場合、費用の相場はいくらでしょうか。ここでは、値段が高くなるポイントや壁を撤去するケースなどにも触れながら、クロスの貼り替えリフォーム費用について解説します。
費用を決めるポイントは「壁紙のグレード」と「施工面積」
クロスの貼り替えリフォームでは、壁紙のグレードと施工面積が費用を決めるポイントです。一般的な壁紙だと、1㎡あたり1,000〜1,500円ほどが目安になります。安いものだと800円/㎡ほどの商品もあるため、予算に応じて壁紙のグレードを決めてみてください。
リビングや寝室など施工面積が広い部屋は、狭い部屋に比べて費用は高額です。しかし、トイレやクローゼットなどの狭い場所を貼り替える場合でも、職人1人当たりの人件費は変わらず発生するため、思ったよりも費用が安くならないケースもあります。
土壁を撤去してクロスを貼る場合の費用目安
古い住宅をリフォームする場合、使っていない和室を洋室に変更する人も多いです。その場合、土壁の上からはクロスが貼れないため、一度壁を撤去してからクロスを貼っていきます。新たに壁を新設する工事も含むため、費用は一般的な相場よりも高額で2,000〜5,000円/㎡ほどになるでしょう。また、天井も併せてクロスを貼ると追加で900〜1,500円/㎡ほどの費用がかかります。
しかし、和室の天井は伝統的な工法が用いられているものや自然木の風合いを生かしたものもあり、「取り壊すのがもったいない」と考える人もいます。リフォーム費用を抑えたい人や和の風合いを残したい人は、壁クロスだけを貼り替えて、既存の天井を生かした和モダンな内装に変更するのもよいでしょう。
しかし、和室の天井は伝統的な工法が用いられているものや自然木の風合いを生かしたものもあり、「取り壊すのがもったいない」と考える人もいます。リフォーム費用を抑えたい人や和の風合いを残したい人は、壁クロスだけを貼り替えて、既存の天井を生かした和モダンな内装に変更するのもよいでしょう。
via www.sumailab.net
下地の処理が必要な場合は、追加費用が発生するかも
築年数の古い住宅をリフォームする場合、壁の下地部分まで劣化が進んでいることがあります。「下地にカビが生えている・老朽化が進んでいる・穴が開いている」などの場合は、追加で補修工事が必要です。
補修のみであれば2〜3万円で済みますが、下地をまるごと入れ替える場合は10万円ほど追加費用がかかることも。築30年を超える住宅などは費用が膨らみやすいので、古民家のリフォームを行う人や古い住宅をリノベーションする人などは注意が必要です。
補修のみであれば2〜3万円で済みますが、下地をまるごと入れ替える場合は10万円ほど追加費用がかかることも。築30年を超える住宅などは費用が膨らみやすいので、古民家のリフォームを行う人や古い住宅をリノベーションする人などは注意が必要です。
仕上がりが変わる!失敗しない壁紙(クロス)の選び方
素材や質感、デザインなどさまざまな種類があるクロス。どれでも好みのものを選べますが、リフォームで失敗しないためには、ちょっとしたテクニックが必要です。ここでは、業者に頼む前に知っておきたいクロス選びのコツをまとめました。
表面に不規則な凹凸があるクロスは、下地の粗が目立ちにくい
レンガやタイル調など、表面に凹凸があるリアルな質感のクロスも人気です。デザイン性が高く、部屋のアクセントとして使用すれば気軽にオシャレな部屋を作れるでしょう。
凹凸のあるクロスのメリットは、デザインだけではありません。住宅によっては下地の状態が悪く、クロスがよれたりして綺麗に貼れないこともあります。しかし、凹凸のあるクロスなら、下地状態が悪くても仕上がりに大きく影響しません。ランダムに凹凸があるタイプや、裏表に凹凸があるタイプならなおよいでしょう。また、正面がざらざらしているタイプはホコリが付着しやすいので、メンテナンス性の高い商品がほしい人は、表面がコーティングしてあるタイプを選んでください。
場所に応じた機能性壁紙を選ぶと快適性がアップ♪
クロスには、機能性に特化した商品もあります。汚れ防止機能や調湿機能、耐久性に優れたものやキズがつきにくいものなどさまざまあるので、部屋に応じて適切なものを選ぶとよいでしょう。
例えば、キッチンは水や油などで壁が汚れやすいので、防汚性の高いものがオススメ。洗面所やトイレは調湿機能や消臭機能などがついたものを選ぶ人が多いです。また、ペットを飼っている人は、汚れが落ちやすい壁紙や耐久性に優れた壁紙を選ぶとメンテナンスの手間を省けます。
例えば、キッチンは水や油などで壁が汚れやすいので、防汚性の高いものがオススメ。洗面所やトイレは調湿機能や消臭機能などがついたものを選ぶ人が多いです。また、ペットを飼っている人は、汚れが落ちやすい壁紙や耐久性に優れた壁紙を選ぶとメンテナンスの手間を省けます。
できるだけ大きい見本で全体のイメージをつかもう
壁紙を選ぶ時に起こりやすいのが、面積効果による錯覚です。小さな色見本で見た壁紙と、実際に貼った時の壁紙とでは、色の印象が異なることがあります。壁に貼ると明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える傾向があるので、特に濃い色を選ぶ時などは注意しましょう。
また、紙のカタログで色を確認すると、照明の明るさなどによって色の見え方が変わることも。「実物とはイメージが違った」という失敗も多いので、できるだけ実物を見せてもらうように業者にお願いしたり、なるべく大きい見本を確認したりして、部屋に貼った時のイメージをつかむとよいでしょう。
また、紙のカタログで色を確認すると、照明の明るさなどによって色の見え方が変わることも。「実物とはイメージが違った」という失敗も多いので、できるだけ実物を見せてもらうように業者にお願いしたり、なるべく大きい見本を確認したりして、部屋に貼った時のイメージをつかむとよいでしょう。
個性的な色や模様はアクセントで採用。「真っ白」も意外と気になるかも?
個性的な色・模様のクロスを選ぶ時は、使用する部屋に注意しましょう。リビングやダイニングなどの広い部屋に施工すると、思っていたよりも派手な印象になり落ち着かない空間になることが多いです。壁の一面だけに使用して内装のアクセントにしたり、トイレや収納などの狭い空間に使用したりすれば、デザインを生かしつつほどよいバランスで取り入れられます。
また、白い壁を選ぶ時は「真っ白」だとコントラストがきつく、眩しいと感じるかもしれません。多少くすんだ色が入ったものを選ぶ、あるいはアイボリーなどの柔らかいカラーで代用するのもオススメです。アクセントクロスなどの詳しい選び方を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ここに注意!壁紙(クロス)貼り替えリフォームのよくある失敗例3つ
クロスの貼り替えは、リフォームの中で比較的費用が安く、気軽に依頼できる施工です。デザインも豊富でさまざまなものの中から、希望の商品を選べます。しかし一方で、イメージ通りのリフォームができずに後悔する人もいるようです。ここでは、クロスの貼り替えリフォームでよくある失敗例を紹介します。
子どもが成長し、子ども部屋のクロスが好みに合わなくなった
小さい子どもの好みに合わせて可愛らしいデザインのクロスを選び、後々後悔する失敗例もあるようです。クロスは5~10年を目安に貼り替えるため、子どもの好みが変わったからといって簡単に変更することはできません。
貼り替え前提でデザインを選ぶのもよいですが、将来を見据えて長く使えるものを選ぶと、ライフスタイルや好みの変化にも対応できるでしょう。子ども部屋などにどうしても使いたい柄がある時は、部屋の一部にアクセントとして使用するのがオススメです。
貼り替え前提でデザインを選ぶのもよいですが、将来を見据えて長く使えるものを選ぶと、ライフスタイルや好みの変化にも対応できるでしょう。子ども部屋などにどうしても使いたい柄がある時は、部屋の一部にアクセントとして使用するのがオススメです。
貼り替え後、柱や窓枠など、そのほかの内装の汚れが気になる
古い住宅のクロスを一新したものの、かえってほかの内装や家具、建具などの汚れが目立ってしまうこともあります。気になる場合は、クロスを変えるタイミングでそれらも一緒に交換するとよいでしょう。特にエアコンの交換は業者に工事を依頼する必要があるので、壁紙リフォームの際に同時に行うと費用も削減できます。
また、窓枠やドアの汚れが気になり、塗装を依頼する場合も同様です。クロスの貼り替えを行った後に塗装をすると、養生などの手間が余計にかかるので、貼り替えと同時に施工するのがオススメです。
また、窓枠やドアの汚れが気になり、塗装を依頼する場合も同様です。クロスの貼り替えを行った後に塗装をすると、養生などの手間が余計にかかるので、貼り替えと同時に施工するのがオススメです。
機能性クロスの特性をきちんと理解できていなかった
機能性クロスによっては、通常のものとは見た目の特徴が異なる場合があるので注意しましょう。特に調湿クロスは湿気を吸い込むため、季節によっては壁紙にシワが寄ったり膨張したりすることがあります。これらを理解せずに施工すると、仕上がりに満足できず、後々トラブルに発展することも。機能性クロスを導入する際は、あらかじめ詳しく業者に特性を確認すると安心です。
クロスがボコボコで浮きも気になる!?施工でトラブルが起きた場合の対処法
業者にリフォームを依頼したものの、仕上がりに不満がある場合は、どのような対処法があるのでしょうか。クロスの貼り替えリフォームでは、「表面がボコボコしている」「ところどころクロスに浮きが見られる」といったトラブルもあるようです。
業者に責任がある場合は、無料でやり直してもらえるケースが多いので、まずは施工業者と連絡を取りましょう。しかし、業者から事前に説明を受け了承していたリスクが原因の場合は手直しが有料になる可能性が高いです。
具体的には「クロスの浮きやはがれ・継ぎ目部分の開き・枠部分とのすき間」などは、業者の技術的な問題なので、無料で直してもらえるでしょう。逆に、「リスクの説明を受けていたにも関わらず依頼者の無理な希望を通した場合」や「手を加えていない下地部分が原因の場合」などは、手直しが有料になる可能性が高いでしょう。そのため、事前の打ち合わせを入念に行い、認識の食い違いがないか確認しておくことが大切です。
業者に責任がある場合は、無料でやり直してもらえるケースが多いので、まずは施工業者と連絡を取りましょう。しかし、業者から事前に説明を受け了承していたリスクが原因の場合は手直しが有料になる可能性が高いです。
具体的には「クロスの浮きやはがれ・継ぎ目部分の開き・枠部分とのすき間」などは、業者の技術的な問題なので、無料で直してもらえるでしょう。逆に、「リスクの説明を受けていたにも関わらず依頼者の無理な希望を通した場合」や「手を加えていない下地部分が原因の場合」などは、手直しが有料になる可能性が高いでしょう。そのため、事前の打ち合わせを入念に行い、認識の食い違いがないか確認しておくことが大切です。
クロスの貼り替えリフォームを行えば、住宅のデザインを気軽に変えられます。どの住宅でも一定の期間で貼り替えを行う必要があるので、築年数の経過している住宅に住んでいる人はぜひ検討してみてください。具体的なリフォーム金額や内容については、施工実績の豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にご相談ください。
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