壁紙で北欧風のお部屋を作る!デザインや色選びなどのアイデア集
部屋の壁紙は毎日のように目にするものなので、選び方が重要です。ここでは、北欧風壁紙の特徴や人気メーカーの壁紙デザイン、色選びのポイントに加え、小物などのインテリアとの合わせ方もご紹介します。日々の暮らしに直結する内装を変えることで、ライフスタイルをより豊かなものにしましょう。
公開日 2019.11.06
更新日 2022.01.07
部屋の壁は毎日のように目にするものなので、とことんこだわりたいところ。DIYブームに合わせて、簡単に張り替えられる壁紙なども注目を集めています。ここでは、近年ますます人気が高まっている北欧風壁紙にスポットを当て、その特徴や人気メーカーの壁紙デザイン、さらには色選びのポイントやインテリアとの合わせ方についてもご紹介します。日々の暮らしに直結する内装を変えることで、生活がより豊かになること間違いなしです。
人気の北欧風壁紙!どんなデザインが「北欧風」?
「北欧風」という言葉はよく聞くものの、具体的にどのようなデザインなのか答えるのはなかなか難しいかもしれません。北欧風の特徴を一言で表すと「シンプルな色やデザインでありながら、心地よさも兼ね備えているインテリア」です。シンプルゆえにくどさがなく、それでいてゆったりとした雰囲気が北欧風のインテリアにはあります。「シンプル」以外にも「ナチュラル」や「スタイリッシュ」などの要素も見られますし、「モダン」やデザイン性のある「テキスタイル」といった要素も、北欧風デザインの特徴といえます。
では、なぜこのようなデザインが北欧風の特徴となっているのでしょうか。それは、北欧という地理的な要因が大きく関係しています。北欧、すなわちヨーロッパの北部は、ヨーロッパの中でも特に冷涼な地域。これらの地域では冬になると特に日照時間が短くなり、16時を過ぎると日が沈むところもあります。そんな環境ゆえ、北欧の人たちは必然的に室内で過ごす時間が多くなり、家での生活を豊かにするデザインにこだわったファブリックが生まれるようになったといわれているのです。
北欧風デザインと一口にいっても、その形や色はさまざま。形の特徴としては、独特の曲線美が挙げられるでしょう。椅子ひとつをとってみても、北欧デザインには丸みを帯びた曲線美を持つものが多く見られます。素材を削り出して曲線にしているのではなく、熱を加えながら素材そのものを曲げていく技法で生み出されているのも、北欧生まれの家具の特徴。曲線が人の身体にフィットするため、高いデザイン性と実用性を兼ね備えたインテリアなのです。
では、なぜこのようなデザインが北欧風の特徴となっているのでしょうか。それは、北欧という地理的な要因が大きく関係しています。北欧、すなわちヨーロッパの北部は、ヨーロッパの中でも特に冷涼な地域。これらの地域では冬になると特に日照時間が短くなり、16時を過ぎると日が沈むところもあります。そんな環境ゆえ、北欧の人たちは必然的に室内で過ごす時間が多くなり、家での生活を豊かにするデザインにこだわったファブリックが生まれるようになったといわれているのです。
北欧風デザインと一口にいっても、その形や色はさまざま。形の特徴としては、独特の曲線美が挙げられるでしょう。椅子ひとつをとってみても、北欧デザインには丸みを帯びた曲線美を持つものが多く見られます。素材を削り出して曲線にしているのではなく、熱を加えながら素材そのものを曲げていく技法で生み出されているのも、北欧生まれの家具の特徴。曲線が人の身体にフィットするため、高いデザイン性と実用性を兼ね備えたインテリアなのです。
また色味の特徴として、家具には深みのあるダークブラウンやグレー、モスグリーンなどが多用されている点が挙げられるでしょう。深みのある色を用いることで、ゆっくりとくつろげる室内環境が演出できます。そして、家具などに深みのある色が用いられる反面、床や壁、天井などは白を基調にすることが多いです。これは日没の時間が早く訪れ、外の暗い時間が長く続くことから、少しでも部屋を明るくしたいという考えが根底にあります。それゆえ室内は全体的に白で明るさを出し、家具や小物といったアイテムをやや暗めの色にすることで、北欧風の空間が出来上がるのです。
そのほか、よく使われる素材にも特徴があります。北欧風のお部屋には、木材やウール、リネンといった天然素材が使われていることが多いです。金属やプラスチックなどを使うことはあまりなく、自然素材、そして自然な色味を多く使うことで、ゆったりくつろげる空間を作り出しています。
そのほか、よく使われる素材にも特徴があります。北欧風のお部屋には、木材やウール、リネンといった天然素材が使われていることが多いです。金属やプラスチックなどを使うことはあまりなく、自然素材、そして自然な色味を多く使うことで、ゆったりくつろげる空間を作り出しています。
北欧テイストが生まれた「北欧」ってどんなところ?
北欧を代表する国々といえば、スウェーデンやデンマーク、フィンランドやノルウェーなどが挙げられます。それぞれの国にはどんな特徴があるのでしょうか。
・スウェーデン
・スウェーデン
北欧最大の国で、水の都でもある首都ストックホルムが有名です。洗練された美しさが魅力で、多くの映画や芸術作品の舞台にも選ばれています。ヨーロッパ諸国の中でも特に治安は良好で、観光地としても人気があります。
・デンマーク
北欧諸国の中で最も南に位置しています。オシャレな街並みやのどかな田園風景が魅力で、日本人がイメージする「北欧デザイン」にも富んでいます。おとぎの国のモデルとなった国としても知られ、コペンハーゲンは北欧旅行の玄関口ともいわれています。
・フィンランド
・デンマーク
北欧諸国の中で最も南に位置しています。オシャレな街並みやのどかな田園風景が魅力で、日本人がイメージする「北欧デザイン」にも富んでいます。おとぎの国のモデルとなった国としても知られ、コペンハーゲンは北欧旅行の玄関口ともいわれています。
・フィンランド
森と湖が有名な、地理的な距離が日本に最も近い国です。日本でも人気のデザインショップがあり、季節を問わずいつ訪れても観光を楽しむことができます。中でもオリンピックが行われたこともあるヘルシンキは、日本人にとって聞き覚えのある都市かもしれません。
・ノルウェー
絶景といえる雄大な大自然が魅力で、圧倒される絶壁や壮大な滝が流れるフィヨルドなどが観光地として有名です。空に光り輝くオーロラや、太陽が一日中沈まない白夜など、多くの自然に触れることができます。その美しさから映画の舞台としても度々登場します。
いずれの国々にも共通しているのは、街や自然の美しさです。こうした美しさが、北欧デザインの生まれるきっかけになっているのかもしれません。
・ノルウェー
絶景といえる雄大な大自然が魅力で、圧倒される絶壁や壮大な滝が流れるフィヨルドなどが観光地として有名です。空に光り輝くオーロラや、太陽が一日中沈まない白夜など、多くの自然に触れることができます。その美しさから映画の舞台としても度々登場します。
いずれの国々にも共通しているのは、街や自然の美しさです。こうした美しさが、北欧デザインの生まれるきっかけになっているのかもしれません。
「ステキ」が見つかる北欧風壁紙のデザイン
北欧風壁紙のデザインは、暖かみのある空間に映えるという特徴があります。前述したように北欧諸国では気候が冷涼で日照時間も短いため、室内で快適に過ごせるようインテリアに工夫を凝らしているためです。壁紙やクロスのデザインには植物や鳥などの自然をモチーフにしたものが多く、アクセントとしてポップなデザインやビビッドカラーを使うことが多くあります。
北欧風壁紙、色選びのヒント
北欧風壁紙を選ぶ際のポイントは、壁紙を主役にするのか、それとも家具やインテリアを引き立ててくれるものを選ぶかによっても異なります。北欧風壁紙の中にはそれだけで目を引くデザインのものも多く、壁紙そのものを主役にすることもできるのです。一方、曲線美がポイントの小物やダークブラウンの家具などを置く場合には、壁紙は白を基調としたり、ライトグレーで落ち着いたものを選んだりする選択肢もあります。このように、北欧風壁紙を選ぶ時は、家具も含めた部屋全体のコーディネートをあらかじめ考えておくのがポイントです。
見ているだけでワクワク!人気壁紙メーカーの北欧風壁紙
続いては、これから北欧風壁紙を買いたい人のために、特に人気を集めているサンゲツとリリカラの商品についてご紹介します。仕様や機能、デザインの特徴やオススメの活用法なども合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
リザーブ RE-7931/サンゲツ
北欧を代表する、フィンランドで最も古い歴史を持つ老舗メーカーであるFINLAYSON(フィンレイソン)。フィンランド国内で最も早く、自社内にアトリエを設けたことでも有名です。そのFINLAYSONが手掛ける「RE-7931」は、花柄をモチーフとした壁紙。白をベースに北欧風の淡い色彩で描かれた植物柄は、室内を華やかな印象に変えてくれます。
リザーブ RE-7941 RE-7942/サンゲツ
「小さな植物」という意味を持つTAIMI(タイミ)の名を冠する壁紙の「RE-7941 」。FINLAYSON(フィンレイソン)のクラシックデザインのひとつであるこのパターンは、花々が咲き乱れる夕暮れをイメージしています。白とライトグレーの色味は部屋によく馴染み、家具やインテリアを主役にしたい場合に最適です。部屋を明るめのトーンにしたいならば、ライトピンクの「RE-7942 」もオススメです。
リザーブ RE-7939 RE-7940/サンゲツ
小さなゾウをあしらった「ELEFANTTI」。ポップでありながらシンプルなデザインゆえに、子ども部屋だけでなく書斎などにも適しています。書斎にはライトグレーの「RE-7939」を、子ども部屋にはより明るくポップなイエローカラーの「RE-7940」がピッタリです。防カビ効果があり、室内を清潔に保つことができるのも魅力ですね。
ウィル LW-2820/リリカラ
via www.amazon.co.jp
森林をイメージした、樹木モチーフの壁紙「ウィル LW-2820」。グリーンやパープル、ライトブルーやバーミリオンといった色味がカラフルで空間全体を明るくしてくれます。家具やインテリアも同様にポップなカラーで揃えると、統一感が出ます。
LV-1029/リリカラ
via www.aunworks.jp
花柄を思わせるデザインをタイル調に並べた特徴的な壁紙「LV-1029」。タイル柄と親和性の高い、キッチンなどの空間に使うのが最適です。また小物をずらりと並べた場所の背景にすれば、タイル柄が整然とした印象を一層引き立ててくれます。
真似したい!北欧風壁紙の参考アイデア
毎日を過ごす部屋だからこそ、雰囲気のある空間作りはとても重要です。ここからは、オシャレな雰囲気を作るヒントをご紹介します。
寒色カラー×木のぬくもりがステキな北欧風ベッドルーム
こちらはInstagramで見つけたwwall.jpさんの投稿。スウェーデンの壁紙メーカー、サンドバーグ社のクロスを天井のアクセントにしています。ベッドやサイドテーブルを白いウッドで統一し、一層クリーンで上質な寝室を演出。小物に天然素材をチョイスすると、より北欧らしいコーディネートに仕上がります。流れる雲を見上げながらの目覚めで、快適な一日が始まりそうです。
コスパも優秀!トイレのアクセントに北欧風デザイン
via roomclip.jp
室内デザインの中でも、意外と見落とされがちなのがトイレの内装です。トイレは落ち着きたい空間であることから、あまり派手な色やデザインは嫌煙されがち。北欧特有のビビッドカラーや、曲線美のある小物をワンポイントで置けば、オシャレさがグッと増します。小物を置きたくないという場合でも、壁紙でアクセントをつければ十分北欧風の空間を演出可能。画像はRoomClipで見つけたmi-さんの事例です。
DIYでできる、北欧風壁紙を使ったプチリノベ
via roomclip.jp
部屋の雰囲気を変えるためには、どうしても大がかりな工事や手間が必要と考えてしまいがちです。しかし近年では手軽に貼れる壁紙の種類も増えており、ここをDIYするだけで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。壁紙であれば施行に必要な道具も最小限で済み、DIY未経験者でも簡単にプチリノベーションが可能です。画像は、RoomClipで紹介されているReikoさんのDIY事例です。
シンプルな壁紙にインテリアでアクセント!
壁紙は必ずしも全面的に変える必要はなく、一面だけを変えてオシャレさを演出することもできます。また、壁紙を白やライトグレーなどのシンプルなものにして、ビビッドカラーのアクセントでバランスをとるという楽しみ方もあります。アクセントカラーが採用されている部屋は、instagramなどでも映えることでしょう。画像はInstagramで見つけた@___haannaaさんの投稿からピックアップ。
お気に入りが映える!キッチン×北欧風壁紙
via roomclip.jp
こちらはRoomClipで紹介されているtakimono-manamiさんのアイデア。キッチンには必要不可欠な小物が多く、それゆえ雑多な空間である印象を与えてしまいがちです。しかし、北欧風壁紙のように模様が散りばめられたデザインをキッチン全体に施すことで、小物の雑多感を解消することができます。北欧スタイルの壁紙に合わせてキッチンに観葉植物を置けば、よりナチュラルな空間が演出できるでしょう。家具やキャビネットに木材を取り入れることで、より統一感が出せます。
北欧風の壁紙を取り入れることで、部屋全体をオシャレな雰囲気にすることができます。大がかりな工事は不要で気軽に張り替えられるため、気になった人はぜひトライしてみてください。
北欧風の壁紙を取り入れることで、部屋全体をオシャレな雰囲気にすることができます。大がかりな工事は不要で気軽に張り替えられるため、気になった人はぜひトライしてみてください。
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