【住宅豆知識】エクステリアとは?外構との違いやリフォームのコツを紹介!
本記事では、リフォームでよく耳にする「エクステリア」について解説します。エクステリアの基本知識をまとめつつ、人気の施工や費用、防犯性を高める設備、機能性をアップさせるコツなどを紹介します。これから外まわりのリフォームをされる人は、ぜひ参考にしてください。
公開日 2021.04.21
更新日 2022.01.07
INDEX目次
門扉・テラス・ウッドデッキ・カーポートなど、住宅の外まわりに使える設備にはさまざまなものがあり、どれを導入すればよいか迷ってしまいがちです。外装リフォームに興味があるものの、「何をどのように変えればよいか」を迷っている人も多いかもしれません。そこで本記事では、「エクステリア」「外構」など外装リフォームの基礎知識を解説しつつ、オシャレで使い勝手のよい外まわりを作るコツについて紹介します。
家の話でよく耳にする「エクステリア」って、そもそも何のこと?
外装リフォームについて調べる中で、「エクステリア」という言葉をよく耳にします。ここでは、エクステリアの概要を具体的に解説しつつ、住宅におけるエクステリアの役割や外構との違いなどを紹介します。
室内装飾を指す「インテリア」と、外装を指す「エクステリア」
「エクステリア」という言葉に馴染みがなくても、ほとんどの人は、室内装飾を指す「インテリア」という言葉は聞いたことがあるはずです。インテリアとエクステリアは対義語の関係にあり、それぞれ内装・外装の設備や装飾などを表します。
例えば、インテリアにあたるのは、「クロス・床材・設備・家具・照明・カーテン・絨毯」など。対してエクステリアには、「屋根や外壁などの外観・門扉・玄関アプローチ・カーポート・庭・テラス」などが該当します。
しかし近年では、サンルームやアウトドアリビング、部屋からそのまま出られるテラスなど、屋内と屋外の境目が曖昧な空間も増えてきています。そこに置かれるテーブルやチェアなどは、用途によってはインテリア・エクステリアのどちらにも含まれるようです。
例えば、インテリアにあたるのは、「クロス・床材・設備・家具・照明・カーテン・絨毯」など。対してエクステリアには、「屋根や外壁などの外観・門扉・玄関アプローチ・カーポート・庭・テラス」などが該当します。
しかし近年では、サンルームやアウトドアリビング、部屋からそのまま出られるテラスなど、屋内と屋外の境目が曖昧な空間も増えてきています。そこに置かれるテーブルやチェアなどは、用途によってはインテリア・エクステリアのどちらにも含まれるようです。
住宅におけるエクステリアの役割は?
外装は、住宅の第一印象を決定付けるといっても過言ではありません。エクステリアは住宅を美しく見せ、住んでいる人のセンスや個性をアピールすることも可能です。
部屋の家具や照明にこだわるのと同じように、外装も自分好みのデザインで統一すれば、過ごしやすく快適な住居が作れるでしょう。ガーデニングや家庭菜園など、趣味を楽しめる空間として使用すれば、退屈しがちなおうち時間も、充実したものになるはずです。
また、エクステリアは家の防犯性を高める役割もあります。エクステリアを効果的に使えば、空き巣や侵入者にとって入りにくい住宅が作れます。例えば、家の中が丸見えにならないようにフェンスを設置したり、アプローチで玄関を目立ちにくくしたりするなどが有効です。道路から住宅までの距離が近い場合でも、柵やセンサー付きの照明などを使用すれば、防犯性は格段にアップするでしょう。
部屋の家具や照明にこだわるのと同じように、外装も自分好みのデザインで統一すれば、過ごしやすく快適な住居が作れるでしょう。ガーデニングや家庭菜園など、趣味を楽しめる空間として使用すれば、退屈しがちなおうち時間も、充実したものになるはずです。
また、エクステリアは家の防犯性を高める役割もあります。エクステリアを効果的に使えば、空き巣や侵入者にとって入りにくい住宅が作れます。例えば、家の中が丸見えにならないようにフェンスを設置したり、アプローチで玄関を目立ちにくくしたりするなどが有効です。道路から住宅までの距離が近い場合でも、柵やセンサー付きの照明などを使用すれば、防犯性は格段にアップするでしょう。
「エクステリア」と「外構」は何が違うの?
via gardenpot.co.jp
「エクステリア」という言葉は、先述のように「装飾・設備・外壁材などを含む、外装全体」を指します。空間や環境全体を表し、植栽の形を整えたり、ガレージやフェンスを設置したりといった広い意味で使われることが多いでしょう。一方「外構」とは、住宅まわりの構造物そのものをいいます。カーポート・フェンス・目隠しなど、エクステリアを構成する個々の設備自体を指す言葉です。
そのため「外構リフォーム」と言った場合は、柵や堀などの設備交換の意味合いが強くなります。対して「エクステリアのリフォーム」は、それら設備を含む外まわり全般の改修を表します。しばしば同じような意味合いで使われますが、エクステリアリフォームのほうが、より改修の幅が広いのがポイントです。
そのため「外構リフォーム」と言った場合は、柵や堀などの設備交換の意味合いが強くなります。対して「エクステリアのリフォーム」は、それら設備を含む外まわり全般の改修を表します。しばしば同じような意味合いで使われますが、エクステリアリフォームのほうが、より改修の幅が広いのがポイントです。
エクステリアにこだわりたい!リフォームする場合にかかる費用の目安はどのくらい?
エクステリアリフォームの費用は、施工内容や使用する資材などによって幅があります。中心価格帯は60万〜90万円ほどですが、広い庭をリフォームする場合や、設備にこだわる場合は100万円以上になることもあります。
比較的安価でできるリフォームを挙げると、カーポートの設置が5万〜25万円、玄関アプローチに石を敷くリフォームが2万〜4万円/㎡、門扉の交換が15万〜50万円、木造フェンスの設置が2万〜10万円、アルミフェンスの設置が1万〜15万円ほどです。中でもフェンスの設置は、素材によって費用が変わりやすく、基礎工事で費用がかさむケースもあります。
また、家の周りにフェンスを建て、門扉・駐車場・カーポートなどをまとめて作る場合は、50万〜100万円ほどが目安となります。庭の面積や資材などによっては、それ以上になることも。電動式のカーポートやガレージを作る場合も、費用が膨らみやすいので注意しましょう。
比較的安価でできるリフォームを挙げると、カーポートの設置が5万〜25万円、玄関アプローチに石を敷くリフォームが2万〜4万円/㎡、門扉の交換が15万〜50万円、木造フェンスの設置が2万〜10万円、アルミフェンスの設置が1万〜15万円ほどです。中でもフェンスの設置は、素材によって費用が変わりやすく、基礎工事で費用がかさむケースもあります。
また、家の周りにフェンスを建て、門扉・駐車場・カーポートなどをまとめて作る場合は、50万〜100万円ほどが目安となります。庭の面積や資材などによっては、それ以上になることも。電動式のカーポートやガレージを作る場合も、費用が膨らみやすいので注意しましょう。
ポイント別!オシャレで使い勝手のよいエクステリアを作るためのコツ
エクステリアリフォームでは、機能性やデザインなどによってさまざまな設備を選べることが魅力です。「防犯性能をアップするために門扉を設置したい」「在宅勤務のリラックスタイムにテラスを使いたい」など、それぞれのライフスタイルに合うものを選んでみてください。ここでは、オシャレで使い勝手のよいエクステリアを作るコツを、ポイントごとにまとめました。
防犯性にもしっかりこだわりたい「門扉」や「フェンス」
via www.lixil.co.jp
家の防犯性を高めたい人にオススメなのが、門扉やフェンスの設置です。「門扉」とは、敷地の出入り口に設置する扉のことです。両開き・片開き・スライド式・伸縮式などの種類があるため、道路との距離や使い勝手などに応じて選ぶとよいでしょう。家族が車椅子を使用する場合や、バリアフリーに力を入れたい場合などは、間口が広いスライド式の引き戸がオススメです。
一方、フェンスは素材やデザインなどの自由度が高く、木製・アルミ製・樹脂製・ブロック塀などさまざまなものがあります。家の中が丸見えになることを防ぐ目隠し効果を発揮してくれます。しかし、高過ぎるフェンスを選ぶとかえって死角が生まれ、防犯性を損ねる恐れも。高さは1.4mほどを目安とし、風や光が抜ける見通しのよいデザインを選んでみてください。
一方、フェンスは素材やデザインなどの自由度が高く、木製・アルミ製・樹脂製・ブロック塀などさまざまなものがあります。家の中が丸見えになることを防ぐ目隠し効果を発揮してくれます。しかし、高過ぎるフェンスを選ぶとかえって死角が生まれ、防犯性を損ねる恐れも。高さは1.4mほどを目安とし、風や光が抜ける見通しのよいデザインを選んでみてください。
ちょっとした工夫が使い勝手を向上!「カーポート」
via gardenpot.co.jp
「車を雨風から守りたい」「今ある駐車場の機能性をアップしたい」という人は、カーポートを設置するとよいでしょう。「カーポート」とは駐車場に設置する屋根のことで、四方を壁で囲まれているガレージよりも費用が安く、気軽に施工できます。
4本の柱によって屋根を支える「両側支持タイプ」をはじめ、片側のみに柱を建てる「片側支持タイプ」や「吊り下げタイプ」などがあります。敷地が狭い場合は、片側支持タイプや吊り下げタイプがオススメです。
カーポートとシャッターやゲートなどを組み合わせれば、車の盗難やトラブルを防止できます。道路に駐車場が直接面している住宅などは、これらも併せて検討してみましょう。
4本の柱によって屋根を支える「両側支持タイプ」をはじめ、片側のみに柱を建てる「片側支持タイプ」や「吊り下げタイプ」などがあります。敷地が狭い場合は、片側支持タイプや吊り下げタイプがオススメです。
カーポートとシャッターやゲートなどを組み合わせれば、車の盗難やトラブルを防止できます。道路に駐車場が直接面している住宅などは、これらも併せて検討してみましょう。
玄関までの空間を彩る「アプローチ」
via life-land.biz
「アプローチ」とは、門扉から玄関ドアをつなぐ通路のことです。住宅と同系色の石やレンガ、タイルなどを敷き詰めれば、外装のデザインに統一感が生まれます。洗い出しや砂利、コンクリートなど滑りにくい素材を使えば、雨の日でも安全なエクステリアが作れるでしょう。
アプローチは、外観をきれいに見せるだけでなく、防犯性を高める効果もあります。門扉と玄関ドアを直線で結ぶのではなく、カーブを描くようにアプローチを作ると、エクステリアに奥行き感が生まれます。玄関までの距離を長く見せられるので、外から人が侵入しにくい住宅になるのです。
アプローチは、外観をきれいに見せるだけでなく、防犯性を高める効果もあります。門扉と玄関ドアを直線で結ぶのではなく、カーブを描くようにアプローチを作ると、エクステリアに奥行き感が生まれます。玄関までの距離を長く見せられるので、外から人が侵入しにくい住宅になるのです。
充実したおうち時間を楽しむならぜひ作りたい「ウッドデッキ・テラス」
via www.ex-shop.net
テラスやウッドデッキは、子どもの遊び場やガーデニングスペース、アウトドアリビングなどさまざまな用途で使用されています。最近では、充実したおうち時間を過ごすために、在宅勤務の休憩スペースや趣味を楽しむ空間などとして、テラスを新設する人も多いようです。
テラスやウッドデッキの素材には、天然木と人工木の2種類があります。天然木はDIYで使用されることも多く、自然ならではの木目の風合いを楽しめることが特徴です。値段も良心的ですが、雨や風に弱く、定期的にメンテナンスが必要なデメリットも。一方、人工木は耐久性に優れ、簡単なメンテナンスでも長く使用可能。メーカーの既存品などに人工木が使用されていることも多く、比較的安く設置できるでしょう。
テラスやウッドデッキの素材には、天然木と人工木の2種類があります。天然木はDIYで使用されることも多く、自然ならではの木目の風合いを楽しめることが特徴です。値段も良心的ですが、雨や風に弱く、定期的にメンテナンスが必要なデメリットも。一方、人工木は耐久性に優れ、簡単なメンテナンスでも長く使用可能。メーカーの既存品などに人工木が使用されていることも多く、比較的安く設置できるでしょう。
家の印象をガラリとチェンジ!夜間の安全性にもつながる「照明」
via www.ex-shop.net
家の印象を左右するのは、何も外観のカラーやデザインだけではありません。夜間に照明をうまく使えば、日中とはまったく異なる雰囲気を演出可能です。
オシャレな照明を選ぶコツは、照度やライトの色に注目し、眩しすぎないものを選ぶことです。通路や表札、ポストなど必要な箇所に光が当たるように配置しつつ、シンボルツリーやガーデニングなどを際立たせれば、昼間とはガラリと印象を変えられるでしょう。
また、人の動きを感知し点灯するライトを、門扉や玄関周りなどに配置すれば、防犯性アップにもつながります。「敷地が狭くてアプローチが作れない」「道路から玄関までの距離が短く、防犯に効果的なエクステリアを取り入れたい」という人は、ぜひセンサー付きの照明を設置してみてください。
オシャレな照明を選ぶコツは、照度やライトの色に注目し、眩しすぎないものを選ぶことです。通路や表札、ポストなど必要な箇所に光が当たるように配置しつつ、シンボルツリーやガーデニングなどを際立たせれば、昼間とはガラリと印象を変えられるでしょう。
また、人の動きを感知し点灯するライトを、門扉や玄関周りなどに配置すれば、防犯性アップにもつながります。「敷地が狭くてアプローチが作れない」「道路から玄関までの距離が短く、防犯に効果的なエクステリアを取り入れたい」という人は、ぜひセンサー付きの照明を設置してみてください。
【関連コンテンツ】エクステリアリフォームの参考になるオススメ記事3選
最後に、エクステリアリフォームの参考になる記事を3つピックアップして紹介します。
via www.lixil.co.jp
エクステリアは住宅の第一印象を左右するだけでなく、防犯性を高めたり、家の機能性を高めたりする効果もあります。エクステリアリフォームは改修の幅が広く、イメージや予算などによって選ぶ設備はさまざまです。「子どもが安心して遊べるテラスを作りたい」「車を雨や風から守れるガレージを設置したい」など、それぞれの希望やライフスタイルに合うものを選んでください。
エクステリアリフォームの具体的な費用やデザインなどについては、ぜひ「カシワバラ・コーポレーション」にご相談ください。
エクステリアリフォームの具体的な費用やデザインなどについては、ぜひ「カシワバラ・コーポレーション」にご相談ください。
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Japan
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