水回りをおしゃれに一新!リフォーム費用目安&安く抑えるコツ【事例あり】

本記事では、水回りのリフォーム費用の目安や、リフォームをする時期、工事費用を抑えるポイントなどについて解説します。優れたデザインのリフォーム事例もご紹介しますので、これからトイレ・キッチン・洗面所・浴室のリフォームをされる人は、ぜひ参考にしてみてください。

公開日 2020.11.22

更新日 2022.01.07

水回りをおしゃれに一新!リフォーム費用目安&安く抑えるコツ【事例あり】

水回りは毎日使用するため、ほかの箇所に比べて設備の劣化も早いと言われています。配管のトラブルが起きたり、傷・汚れなどが気になり始めたりしたら、リフォームのサインかもしれません。
本記事では、水回りリフォームの費用目安やお得に施工するコツ、おしゃれなリフォーム事例などをご紹介していきます。キッチン・お風呂・トイレなどの改修で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

水回りをまとめてリフォームするといくらかかる?費用の目安

「水回り」とは、主にキッチン・お風呂・洗面所・トイレを指し、それぞれリフォームにかかる費用が異なります。水回りリフォームは、住宅の劣化状態や設備のグレード、オプションの有無などで金額に幅が出やすいため、それぞれの費用相場を参考に予算を決めてみてください。

キッチン(台所)リフォームの主な内容と金額相場

台所リフォームの主な施工内容は、システムキッチンの交換や給排水管工事、電気配線工事などです。ほかにも食洗機や浄水器、収納棚の取り付けといったオプションもあります。大掛かりな工事でなければ、工期は4日前後です。
システムキッチンを交換する場合、設備のグレードによって金額に幅があるので、注意が必要です。相場は50万〜200万円ほどで、大抵は100万円前後でリフォームを行う人が多いでしょう。ハイグレードのキッチンやオプションの追加、コンロとシンクの位置移動などがあると、予算は高くなります。

お風呂(浴室)リフォームの主な内容と金額相場

浴室リフォームは、キッチンに次いで金額差が出やすいリフォームです。ユニットバスの交換、乾燥機・断熱材などの追加、バリアフリーリフォームなど施工内容もさまざまです。
費用の相場は50万〜200万円前後で、中心価格は70万〜100万円ほどです。既存のお風呂が在来浴室なのかユニットバスなのかによって費用が異なり、特に在来浴室では費用が膨らむケースが多いので注意しましょう。設備のグレードや浴槽のサイズなどによっても料金・施工内容は変わってきます。工期はおおむね3〜10日程度が目安です。

トイレリフォームの主な内容と費用相場

トイレリフォームでは、便器の交換がメインです。そのほかはクロス・床の張り替えや、ウォシュレット・自動洗浄機能・脱臭機能の追加といったオプションもあります。
相場は10万〜25万円ほどですが、和式から洋式トイレに変更したり、トイレの位置を移したりする場合は20万〜60万円ほどかかることも。クロスの張り替えやウォシュレットの設置のみといった部分的なリフォームなら、数万円ほどで施工できます。工期は1〜5日ほどです。

洗面所・洗面台リフォームの主な内容と費用相場

洗面所リフォームの内容は、洗面台交換がメインです。脱衣所全体が劣化している場合は、床・クロスの張り替えなどを行うこともあります。収納棚の作り替えやシャワーヘッドの交換など、部分的な改修も可能です。施工期間は短く、だいたい1〜2日ほどです。
洗面所リフォームの相場は20万〜50万円ほどで、洗面台のグレード・大きさ、鏡やキャビネット、照明の追加といったオプションにより価格が変わります。「洗面所を広げてランドリールームを作りたい」「洗面台を新設したい」といった場合は、相場を大きく超えることもあるので注意しましょう。

コツはある?水回りのリフォーム費用を少しでも安く抑える方法

住宅リフォームの中でも、水回りは総じて高額になりやすく、できるだけお得にリフォームしたいところです。ここでは、業者の選び方やリフォーム内容、使える助成金など、費用を抑えるコツについてご紹介します。

「水回り4点セット」など、お得なセット価格がある業者も

トイレ・浴室・洗面所・キッチンをまとめてリフォームする場合は、セットプランのある業者を利用するとお得です。あらかじめ大まかな工事内容や設備が決まっており、安く資材を仕入れられるため、別々に依頼するよりもコストがかかりません。
業者によって価格設定や内容、施工範囲などは異なりますが、水回りのいずれか3〜4点を組み合わせたセットを利用するとよいでしょう。3点セットの相場は60万〜180万円ほど、4点セットの場合は150万〜300万円ほどが一般的です。
ただし、導入する商品が決められているため、カラーや素材といった細かい要望を実現しにくいデメリットもあります。値段だけでなく、デザインなども見たうえで総合的に判断するのがおすすめです。

設備のグレードやオプションは必要最低限に!

水回りリフォームで大きく金額を左右するのは、設備のグレードやオプションの有無です。カタログを見ているとつい理想が高くなり、ハイグレードの設備を選びたくなります。もちろん、ハイグレードのものには、それだけのメリットがありますが、予算が気になる場合は、特にこだわりがある箇所以外はミドル〜ローグレードのものに変更してみましょう。一部を見直すだけでもコストカットが可能です。

位置変更やサイズ変更があると、費用は高額になりやすい

水回りをおしゃれに一新!リフォーム費用目安&安く抑えるコツ【事例あり】
水回りの位置変更やサイズ変更は、配管工事や間取り変更工事を伴うため、費用が高額になります。大幅に場所を変えるリフォームでなくても、システムキッチンの種類変更でシンクとコンロを入れ替えたり、浴槽のサイズを大きくしたりする場合は、費用が膨らみやすいので注意しましょう。お得にリフォームしたいなら、設備の種類も同じものを選ぶと安心です。

リフォーム内容によっては補助金や助成金、減税制度が使えるかも?!

施工により省エネ化やバリアフリー化が見込める場合、国や自治体が行なっている助成金・補助金の制度を活用できる可能性があります。
水回りの場合は、主に「ライフサポート推進事業」「介護保険制度」「リフォーム減税制度」「次世代住宅ポイント制度」などが該当します。それぞれ対象のリフォームや上限金額などが違うので、ホームページで詳しい内容をチェックしてみましょう。一戸建て住宅かマンションかなど、住宅の種類によっても条件が異なるため要注意です。

いつやれば……。水回りのリフォーム時期を見極めるポイント!

水回りの故障やトラブルに困っている人は、そろそろリフォームを行う時期かもしれません。ここでは、水回りのリフォーム時期を見極めるために押さえておきたいポイントをご紹介します。

こんな症状が出たら、リフォームのタイミングが来ているかも?

同じ水回りでも、リフォームのサインは場所ごとに異なります。設備の故障や水漏れなどはもちろん、「お風呂の壁・床のヒビや浴槽の塗装剥がれが気になる」「キッチンの油汚れが落ちない」「洗面所の収納が足りなくなった」「お風呂や洗面所によくカビが発生する」といった時も要注意です。

築15年~20年経ったら、不具合がなくてもリフォームを検討すべし!

一定の築年数を過ぎると、配管や構造部など、目に見えない部分の劣化が進行していることもあります。生活に不便を感じていなくても、メンテナンスやリフォームを検討すべきかもしれません。
水回りの平均的な寿命は15〜20年ほどです。しかし、キッチンのコンロやレンジフードなどは10年前後で不調が見られることも多いため、トラブルが起こる前に点検を行いましょう。
また、古いお風呂やトイレなどでは使用する電気量・水量が多いため、設備交換でお得になるケースも。コストカットのために、家を建てた時期に関わらず、早い段階でリフォームを行う人も多いようです。

真似したい!デザインの参考になる、おしゃれな水回りインテリア事例

毎日使用するキッチンやバスルームを、自分好みのテイストに改修できれば嬉しいものです。「デザインにこだわった居心地のよいバスルームを作りたい」「モデルルームのようなおしゃれな水回りに憧れている」といった人はぜひリフォームの参考にしてみてください。

落ち着いた色合いで統一!すっきり見えてモダンなアイランドキッチン

Instagramで見つけた「@t___home__」さんのキッチンリフォーム事例です。部屋の雰囲気に合わせて、グレーで統一したアイランドキッチンが魅力です。床の色より濃いカラーリングにすることで、空間全体がすっきりまとまった印象になります。

白×ステンレスの組み合わせで、清潔感があふれるオープンキッチン

こちらはInstagramで見つけた「@eee_hou」さんのオープンキッチンのリフォーム事例です。明るい色合いで統一した清潔感あふれるキッチンです。炊飯器や電子レンジなどの家電はパントリーに収納し、生活感の出ない工夫も見られます。

明るい内装には水垢を目立たせない効果も。掃除がしやすいバスルーム

Instagram掲載の「@__amastyle__」さんのバスルームリフォームです。床・壁には水垢の目立ちにくいカラーを使用し、シャンプーや掃除道具は壁吊タイプに。デザインだけでなく機能性にもこだわった、掃除のしやすいバスルームです。

圧迫感のないフロートタイプ!掃除しやすくメンテナンス性も高いトイレ

Instagramで見つけた「@kurasukoto_」さんのトイレのリフォーム事例です。生活感をなくすためにスペースを広く取り、おしゃれな手洗い場を設置しました。トイレ本体は掃除のしやすいフロートタイプです。

照明にもこだわり!ペンダントライトがモダンな空間を演出するトイレ

Instagramからピックアップした「@meg_myhome」さんのトイレのリフォーム事例です。照明を効果的に使用した高級感のあるデザインが魅力的。グレーの壁紙が映える落ち着いた空間です。

まるでホテル!シンプルで洗練された、モールテックスの洗面台

Instagramで見つけた「@ie_nn」さんの洗面台・ランドリールームのリフォームです。インテリアと好相性なモールテックスの洗面台を採用。埋め込み式の収納・配管を隠すように設計した棚など、デザインのこだわりが満載です。

明るいナチュラル空間!浴室ともデザインを揃えたランドリールーム

「@ha_chi_home」さんのInstagramより、ランドリールームのリフォーム事例をご紹介。浴室とデザインを揃え、統一感のある空間が魅力です。白と木材の風合いで、ナチュラルな温かみもあります。

【関連リンク】水回りをおしゃれに!合わせて読みたいコンテンツ集

最後に、水回りのリフォームに際して読んでおきたい参考記事をいくつかピックアップしました。水回りのリフォームを検討する際は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
「オシャレなキッチンの事例をたくさん見たい」「皆がやっているデザインのこだわりを知りたい」という人にオススメな記事はこちら。デザイン性・機能性にすぐれたキッチンの事例特集です。
デザインにこだわったトイレリフォームのコツを解説しています。タンクレストイレや一体型トイレ、組み合わせトイレのメリット・デメリットなどを知りたい人にもオススメです。
「TOTO(トートー)」「LIXIL(リクシル)」「タカラスタンダード」「Panasonic(パナソニック)」など、人気お風呂メーカーのユニットバスを比較し、特徴を紹介していきます。これからユニットバス交換を行う人は、ぜひご一読ください。
シャワーヘッドのデザインや機能性を見直すだけで、今の浴室がより快適に変身することも。こちらでは、蛇口・シャワーヘッドに焦点を当てて、お風呂リフォームについて解説しています。

リフォームの中でも費用の幅が広く、設備やオプションもさまざまな水回りのリフォーム。具体的な費用やデザインについて知りたい人は、ぜひ「カシワバラ・コーポレーション」にお問い合わせください。

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