シャワーも「おしゃれ」にこだわりたい!蛇口から選ぶ秀逸バスルーム

バスルームは毎日使うのものですが、蛇口(水栓)やシャワーヘッドのデザインや機能性にまでこだわっているという方は少ないのではないでしょうか。 実は、これらにこだわってみると、空間のデザイン性や使い勝手が向上し、節水にまでつながっていきます。 ここでは、蛇口(水栓)やシャワーヘッドにこだわる具体的なメリットやその機能的種類、どのようなデザインがあるかまでをご紹介します。ぜひ、商品選びの参考になさってみてください。

公開日 2019.08.18

更新日 2022.01.07

シャワーも「おしゃれ」にこだわりたい!蛇口から選ぶ秀逸バスルーム

蛇口(水栓)やシャワーヘッドなどにこだわるメリット

シャワーも「おしゃれ」にこだわりたい!蛇口から選ぶ秀逸バスルーム
より自分にあった生活空間を目指すなら、蛇口(水栓)やシャワーヘッドにまでこだわってみてはどうでしょうか。
バスルームは1日の疲れを癒し、リフレッシュする場所だからこそ、こだわりを持った蛇口(水栓)などを使えばおしゃれ度が一気に上がり、ワクワクした気分で生活も充実するのではないでしょうか。

まずは、蛇口(水栓)やシャワーヘッドにこだわるメリットについてご紹介します。

自分好みの空間を演出できる

シャワーも「おしゃれ」にこだわりたい!蛇口から選ぶ秀逸バスルーム
蛇口(水栓)やシャワーヘッドには、いろいろなビジュアルの商品があります。
メタリックのものや、スタイリッシュで近未来的な形をしたもの、中には世界的に有名なインテリアデザイナーが手がけたホテル風なものや、ヨーロッパ調のものまでさまざまです。

バスルームは基本的に毎日使うものなので、蛇口ひとつ変わっただけでも、生活するうえでの気分がグッと引き上がることもあります。自分好みな空間にアレンジすることで、より充実した生活につなげられるでしょう。

水回りの機能性が上がる

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ライフスタイルの多様化に合わせ、機能性に特化した蛇口(水栓)やシャワーヘッドが続々と発売されています。

キッチン・洗面台の話になっている?バスルーム周りの蛇口の話にできますか?

例えば、自動で水が出るセンサー式の蛇口(水栓)は、
ハンドルを回すのが大変な握力の弱いご年配の方や小さなお子さんがいる家庭におすすめ。タッチスイッチ方式の蛇口(水栓)もありますが、指一本でシャワー、カランの切り替えができるなど、近年売り出されている蛇口(水栓)は誰にでも使いやすく設計されているのが特徴です。定量止水機能がついたものもあり、浴槽を溢れさせることなく湯を張れるなど、とにかく便利な機能がたくさんついた商品が揃っています。

シャワーヘッドにいたっては、手元で吐水と止水の操作を行う、水圧の強さや水流の種類を変更するなどといった水の流れをコントロールするものから、カートリッジやフィルターを使用して水質を改善するものまで、使用者のニーズに沿った細かなカテゴライズがされている場合がほとんど。毎日行っていることでマッサージ効果や美容効果が得られるため、好評を博しています。

蛇口(水栓)やシャワーヘッドの機能性を見直すことで、日頃のちょっとした使いにくさやイライラを解消することができるのです。

水道代の節約につながる

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蛇口(水栓)やシャワーヘッドにこだわり、機能性を上げることで、水道代の節約にもつながります。

センサー式の蛇口(水栓)ならまめに吐水・止水の切り替えが行え、無駄に水を流さなくて済みます。また、シャワーヘッドにも節水機能を搭載した商品があります。シャワーヘッドの場合は、ヘッド部分に空いた穴を小さくすることで一定の水圧を保ちつつ、水量を減らすことを実現しているのです。

使う水の量が少なくなるということは、それだけ給湯機器を通る水量が減るということ。このことにより、水道代のみならず、ガス代や電気代などのコストダウンにも効果を発揮します。
経済的な面から見ても、蛇口(水栓)やシャワーヘッドにこだわることには価値があるといえるでしょう。

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機能別に見る蛇口(水栓)の種類と特徴

蛇口(水栓)には大きく分けて4つの種類があります。
ここからは、4つの蛇口(水栓)の特徴を種類ごとにご紹介します。

単水栓

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単水栓は、もっともシンプルなタイプの水栓です。
ひねるタイプのハンドルが付いた、オーソドックスな形状をしています。

単水栓の中にも種類があり、ベーシックな横水栓、吐水口の首が長く左右に振ることができる自在水栓、他にもカップリング水栓、横型自在水栓、二口水栓、セラミック水栓、厨房水栓などが挙げられます。

ハンドルを回すと水栓内の「こま」というストッパーが開き、本体と「こま」の間にできた隙間を通って水が流れる仕組みです。逆に水を止めるときは、ハンドルを反対側に回すことで「こま」が下に降りてきて、本体と密着して水の流れる隙間をなくします。

ツーバブル混合栓

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ツーバブル混合栓は、ハンドルが2つ付いているタイプのものです。ハンドルを回すことで、ひとつはお湯の出てくる量を、もうひとつは水の出てくる量をそれぞれ調節できます。使用時には温度調節に時間がかかるというデメリットもありますが、修理やメンテナンスは簡単に行うことができます。
よくお風呂や洗面台に用いられるタイプで、水栓の仕組み自体は単水栓と変わりません。

シングル混合栓

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シングル混合栓は、ハンドルひとつで、水の止水、吐水、量、温度が調節できるものです。
ハンドルを上下に操作することで、水の通り道にあるバルブが開閉します。さらにハンドルを左右に操作すれば、お湯と水が出る割合を操作できます。

サーモスタット混合栓

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サーモスタット混合栓は、温度管理に最も優れた水栓です。
出てくる水の量が突然変わっても、温度を一定に保つことができる自動温度調節機能が内蔵されています。

水栓に付いている温度を調節するハンドルを回すと、その変化に応じて水栓内のコイルが伸縮し、設定された温度に見合うようお湯と水の量が調節されて吐水されます。頻繁に出す水の量が変化し、その度に水の温度が変わっていたら面倒になるバスルームにうってつけの水栓です。

さらにサーモスタット混合栓の中にも種類があり、主に壁付けタイプと、水栓自体に台が付いているデッキタイプに分かれます。

シャワータイプ別に見る蛇口(水栓)の種類と特徴

取り付けられたシャワーのタイプによっても、蛇口(水栓)は大きく2種類に分けられます。
ここからはハンドシャワータイプと固定シャワータイプ、それぞれの特徴についてご紹介します。

ハンドシャワータイプ

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ハンドシャワータイプは、自由に動かせるホースの先端にシャワーヘッドが付いているタイプです。

このタイプのメリットは、ホースの長さの分だけ自由に動かせる範囲が広いので、お風呂場で体を洗うのに便利な点です。お子さんや高齢者の方などにも非常に使い勝手のいいタイプとなっています。

さらにフックなどを使えば、壁に固定して固定型のシャワーとしても使うことができます。
システムバスで多く使われているのが、このハンドシャワータイプです。

固定シャワータイプ

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もう一方は、固定シャワータイプです。
固定シャワータイプはお風呂場の天井や壁に固定されているシャワーで、メリットは手を使わなくても上から降り注ぐようにシャワーを浴びられる点です。頭を含め、全身を洗い流すときに気持ちよく使えるでしょう。
海外ではこのタイプのシャワーが多いので、西洋風なおしゃれな雰囲気も醸し出せます。

固定シャワータイプの中にはシャワーヘッドを前後左右に動かせるものもありますが、ハンドシャワータイプと比べれば、狭い範囲でしか動かせないことが多いため、使い勝手の悪さを指摘する方もいます。

蛇口(水栓)やシャワーヘッドのデザイン

バスルームに使う蛇口(水栓)やシャワーヘッドのデザインには、多種多様なものがあります。
ここではさまざまなデザインの蛇口(水栓)やシャワーヘッドについてご紹介します。

高級感を出す蛇口(水栓)

まずご紹介したいのが「マーダック インターナショナル」とドイツの高級バスアクセサリーメーカーである「JORGER」(ヨルガー)社がコラボレーションを果たした、ヨルガークリスタル水栓シリーズです。

単なるおしゃれだけではなく、浴室に高級感も付け加えたいならこのシリーズがおすすめ。凝った装飾やメタリック感が特徴的な蛇口(水栓)で、このシリーズを使えば、ゴージャスな雰囲気でバスルームを使用することができるでしょう。

蛇口(水栓)の色はゴールドやシルバー、ブロンズなど全9種類から選ぶことが可能です。いずれも、高級感がありながら上品でシャープなデザインとなっています。自分だけの至高の空間を演出できますよ。

ヨーロッパ調のデザイン性

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続いて紹介するのは、ヨーロッパ調のデザインが特徴的なシフィアル社によるエドワーディアンシリーズです。このシリーズは高級感というより、都会的で洗練されたスタイリッシュさにフォーカスして作られています。

電話の受話器を模したシャワーヘッドやくびれのあるハンドルにスタイリッシュさを感じることができます。浴室の扉を開けた瞬間から、そこはヨーロッパ。浴室を海外風、特にヨーロッパ調にしたいなら、エドワーディアンシリーズを検討してみてはいかがでしょうか。

ワンポイントのシャワーヘッド

機能性の高いシャワーヘッドもいいですが、とにかくおしゃれなバスルームにしたいのなら、シャワーヘッドに色を取り入れるのもおすすめです。
基本的に白一色になることの多い日本のバスルームですが、どこかにアクセントとして差し色を入れると、
全体の印象をグッと引き締めてくれます。特にシャワーヘッドは、蛇口(水栓)と比べると簡単に交換ができる部分です。蛇口(水栓)を換える余裕はないけれど、でもおしゃれにはこだわりたいという方に、ぜひ取り入れてほしい方法です。

システムバスも多様化

システムバスはユーザーのニーズを捉えつつ、日々、多様化しています。そのため、中には申し分のないバスルームに出合うこともあるでしょう。それでも、使っている間にデザインに飽きてしまった、もっと機能的なものを使いたいといった思いは次から次へと出てくるものです。
その場合でも、蛇口(水栓)やシャワーヘッドを変えるだけで、十分に満足を得られる可能性はあります。

それまでハンドシャワータイプの蛇口(水栓)を使っていたのなら、天井からシャワーが降り注ぐ固定シャワータイプに取り換えてもいいでしょう。ちょっとした非日常感も味わえ、気分もグッと盛り上がります。
システムバスは統一感を出しながら機能性に溢れた空間を演出している場合が多いです。いくら気に入った蛇口(水栓)などが見つかったからといって、安易に交換すると、ちぐはぐさが残ることもあります。そのため、バスルーム全体をすっきりと見せつつ、機能性にこだわったシャワーを選ぶよう心がけましょう。

種類豊富なシャワールーム

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シャワールームは海外での生活やホテルでよく目にしますが、日本での一般的な生活には縁遠いものと思われがちです。
しかし、セカンドバスルーム的な感覚でゲストルームにシャワールームを設置したり、一軒家の2階に作ったりしているご家庭も意外と多いのをご存知でしょうか?

シャワールームもその種類は豊富で、デザインを楽しめたり、あらゆる種類の水流を体験できたりする製品が多く販売されています。

おしゃれな蛇口(水栓)で素敵な浴室に

シャワーも「おしゃれ」にこだわりたい!蛇口から選ぶ秀逸バスルーム
蛇口(水栓)やシャワーヘッドについてご紹介してきました。
毎日使うからものだからこそ、デザインなどちょっとしたことにでもこだわりたいものです。こだわりを持つことで、バスルームを自分好みの雰囲気にしたり、機能性に特化して使いやすさや節水を重視したりできます。

また、蛇口(水栓)にもタイプがあり、用途や使う人によっても適切な種類は変わってきます。

最近はDIYが流行っていますが、バスルームは生活に欠かせないものです。
自分で作業して不具合が生じたり、蛇口が使えなくなってしまったりすると、はじめから業者に頼んでおいた方が結局安上がりだった、という結果にもなりかねません。
プロならデザインや機能の相談にも乗ってくれますので、蛇口(水栓)やシャワーヘッドの交換を考えられている方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

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