茶渋を落とす方法【決定版】

お気に入りのマグカップの底に付いたままの不快な茶渋。簡単に落ちると噂の方法を実際に試し、どれが一番よく落ちるか調べてみました。

公開日 2017.04.21

更新日 2023.04.15

UWASA.03 塩

続いてのエントリーは塩。今回は、極々普通の食卓塩を使いました。
濡らした指先に適量の塩を直接付け、そのまま指で汚れた部分を擦ってみます。なんとなく粒子感はありますが、これで本当に落ちるんでしょうか?
…あれ?しばらく擦り続けるといつの間にかさっきまであった太い茶色の線がなくなっています。

こちらが水洗い後の写真。完全に元どおり!とまではいきませんでしたが、かなり綺麗になりました。これは意外。塩選手、なかなかのやり手です。
塩で茶渋が落ちるのも、重曹の時と同じ、粒子の研磨効果が働くためだそうです。
ただし、塩は重曹より粒子が荒いため、カップの中に模様がある場合は一緒に削れてしまう恐れもあるとのこと。注意が必要ですね。

また、手に傷がある場合は沁みる恐れも。また、人によっては手荒れの原因にもなるそうです。作業する時は、必ず家庭用のビニール手袋をしてしっかり保護しましょう。

UWASA.04 酢

お酢もお掃除アイテムとして登場することがあるので、ちょっと期待できますね。
どんな効果が期待できるのでしょうか?さっそく試してみましょう。
重曹の時と同じように、直接スポンジに含ませて汚れた部分を擦ります。

けっこう酢のニオイが鼻にキツいです…。
うーん。最初よりは落ちたかな……。

洗ってみると、ニオイがキツかった割にそこまで劇的な変化はありませんでした。

茶渋が黒いのは、お茶に含まれる「タンニン」が酸化してしまうからだそう。酢は、酸化を促す酵素の働きを止める効果があるので、多少は茶渋落としにも効果があるようです。
とはいえ、けっこうニオイが出るのが最大の難点。今回は穀物酢を使いましたが、お酢であれば種類はなんでも同じ効果があるようなので、ニオイが気になる人はホワイトビネガーやクエン酸を使うと比較的ニオイが少ないみたいです。ただ、すし酢やフルーツビネガーのように糖質など他の成分と混ざっていないものは×。普通のお酢を使ってください。

期待したほどきれいにはなりませんでしたが、お酢ならいつでも家にありますし、ふいの来客で早急になんとかしたい時にはやってみてもいいかもしれませんね。

UWASA.05 歯磨き粉

最後は歯磨き粉です。
食器用洗剤で落ちなかった汚れが、歯の洗剤で本当に落ちるのでしょうか…。
不安ですが、擦ってみます。スポンジに歯磨き粉を付けてそのままゴシゴシ…。

あれ?落ちてる?というか、あっという間に太い線がほとんどなくなりました!

みるみるうちに綺麗になってきて、気づけばほぼ完全に茶渋撤収。洗い流したらこの通りです。
洗い流してみると…。
こんなに綺麗になりました!

もともと歯についた汚れ以外にも、黄ばみを落として歯を白くする効果のある歯磨き粉。歯の黄ばみとなるのも今回茶渋の原因と同じ「ステイン」ですから考えてみればよく落ちるのも納得です。

結果

今回の結果は次のとおり。 同率1位:重曹・歯磨き粉 3位:塩 同率4位:酢・みかん
歯磨き粉と重曹は、少しの力で驚くほど簡単に茶渋を落とすことができました。
どちらも、もともと口に入れるものなので、下手に漂白剤なんかを使うよりも、ずっと安心でエコですね。

以外だったのは塩。値段を考えるとコスパ的には一番お得かもしれません。

茶渋汚れに効く裏技テクニック。ぜひ試してみてください。
65件中32 - 65件を表示

DIYer(s)

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!