サビ取りには熱した酢が効果的!

使用していくうちに段々とサビてきてしまった工具。実は意外な方法でサビ取りができるんですよ。

サビ取りには熱した酢が効果的!

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ついてしまったサビをお家にあるもので落とすには?

DIYerにとって、工具は相棒のようなもの。その相棒がサビで汚れてしまったら、大事な作品を汚すことにもなりかねません。そしてメンテナンスをしないと、サビはどんどん広がっていきます。

そこで工具のお手入れとして、熱した酢でサビをとる方法をご紹介したいと思います。

今回は錆びたラジオペンチと
のこぎりを用意しました。
ペンチは小さく、持ち手がゴムでできているので、ゴムが溶けないように考慮して、フライパンを使って湯煎していく方法をとります。一方ののこぎりは錆びた部分が大きく、持ち手も木製なので、全体を酢に浸して温めていきたいと思います。工具の大きさや、素材を考慮して、なるべくサビ部分が酢に浸かり、持ち手に影響がない方法を選択しましょう。

サビとは、金属の表面の不安定な金属の原子が、水や酸素と反応し合うことで、生成される腐食物のこと。この反応を起こすことで自然に戻ろうとする現象なのだとか。つまり、工具の周りに水や酸素、塩分などがあると、どんどん錆びついてついていくことになります。日々のお手入れには気を付けていきたいですね。


それではまず、ラジオペンチから挑戦してみたいと思います。
お酢を使うことで、どれくらいきれいになるか楽しみです。
【材料】

■酢(穀物酢でも米酢でもOK)
■耐熱容器
■フライパンや鍋など
■水(湯煎用)


材料はたったこれだけ。それでは早速始めましょう。


湯煎をするために、今回はフライパンを使用します。フライパンに水を張り、耐熱容器の半分くらいの水かさになるように調整します。

フライパンを火にかけ、水を沸騰させます。沸騰したら、お酢を入れた耐熱容器をフライパンの中央に置きます。お酢の量はサビの部分がなるべくつかるように、調節してください。
酢の中にラジオペンチを入れます。やけどにご注意ください。
この時、ゴムの持ち手がフライパンにつくと、溶けてしまうことがあるので配置にも注意してくださいね。
工具が大きく、酢が足りずにしっかり浸からない場合は、温まった酢を回しかけるなどしてみてください(今回の実験ではサビが落ちたかどうかの比較ができるように、酢を少なめにして様子を見ました)。
お酢が温まってきた5分後くらいから、サビがポロポロと落ち始めます。
酢を温めると部屋中に酢の匂いが充満しますので、換気しながら行いましょう。
またサビの落ちる様子を見ようと、蒸気に顔を近付けるとかなりの確率でむせます。ご注意ください。

サビが酢に溶けて、どんどん色が変わってきています。酢の中には剥がれ落ちたサビがたまってきています。

今回はサビが強く、お湯や酢を足しながら1時間ほど様子を見ました。加熱中はなるべく目を離さないでくださいね!

1時間後の様子は…
なかなか落ちているようです!
ラジオペンチを取り出した瞬間に鉄の匂いがして、サビが落ちたことがよくわかります。取り出し後の酢は、茶色に変色していました。
こちらは酢を洗い流し、水分をとった状態です。
酢につけていない持ち手につながる部分はとの差は歴然。

しかし、「きれいになったー!」と喜ぶのはまだ早いのです。ここで大事なのは、工具についた酢を洗い流し、水分をきちんととっておくこと!そうしないと、再びサビがつく原因になってしまうのです。

そこには金属が錆びるメカニズムが大きく関係しています。酢は弱酸性なので、酢に含まれる酸が鉄を溶かします。つまり工具の表面を溶かしながら、サビを落としていっているのです。ただせっかくキレイにしても、水がついて酸化してしまうと錆びてしまうのでご注意を。

次にのこぎりです。

【材料】
■酢 (瓶2本、600ml)
■バーベキュー用アルミプレート
※もう少し小さな工具であれば、フライパンなどでも使用できます。工具のサビ部分がすべて入ればOKです。
この手ごわそうなサビが、どのように変化していくのでしょうか。

お酢をドボドボと入れていきます。
このアルミプレートに2本の穀物酢をすべて使い切りました。

しかし、穀物酢は1本200円前後。2本でも400円程度ですから、これでお気に入りの工具が蘇ると思えば安いものですね。
火をつけ、お酢を温めていきます。
お酢がぐつぐつと沸いてくると、強烈な酢の匂いが充満してきます。必ず換気をしてくださいね!

ここにノコギリを入れます。この時、酢が熱くなっていますから、やけどに注意してください。
入れて2分ほどで、大きなサビがパラリと落ちました。
どんどん落ちていきます。取り出したらどうなっているのか、ワクワクします!

5分ほどで…
こんなにきれいになりました!

残ったお酢は鉄分が溶けて色が変化。下のほうに黒いサビが沈殿しています。
このアルミプレートはふにゃふにゃなので、お酢を捨てるときかなり危険でした…。皆様もご注意ください。

そして、サビが溶かされた鉄と酢の匂いが交じり合い、部屋の中が大変な異臭騒ぎに!工具にも匂いがついてしまうので、早めに洗い流し、水分をふき取りましょう。


どちらも大成功でしたがやってみてわかったことは、

■湯煎にかけるより、お酢を直接温めていったほうがサビには効果的。
 あまり時間がかからず、サビが落ちていきました。
 酢の温度が高ければ高いほど、効果を発揮してくれるようです。
 ただし、湯煎より匂いは強烈。
 
工具のサビ具合などを見ながら、合った方法を選んでくださいね!

酢を使って工具のサビを落とす方法、お伝えしてきました。使用後は、水分やごみをしっかりふき取る、オイルなどを塗り酸素や水分から守る、新聞紙にくるんで工具箱にしまう、など、日々のメンテナンスをしっかり行い、工具が錆びないようにしていくことも大切ですね。もし錆びてしまったらお酢を使って蘇らせてください。

愛用の工具を長く使っていけるよう、ぜひ参考にしてくださいね!
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