珪藻土塗りに挑戦!壁紙の上からでも塗れちゃうんです!!

DIYと同じく、最近よく耳にするようになってきて気になってた人も多いであろう珪藻土(けいそうど)。今回そんな注目の資材を編集部員自ら塗ってきたレポートをお届けします。

珪藻土塗りに挑戦!壁紙の上からでも塗れちゃうんです!!

本棚や椅子などの家具を作るのと同じようにアレンジを加えてみたくなるのが壁。壁紙を貼り替えたり、壁紙の上から色を塗ったり、2×4材とアジャスターを組み合わせて棚を作ったり、様々な方法があるため、どれにしようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
その数ある方法の中でピックアップしたのが“珪藻土”。漆喰と並び、建築塗り壁材と使用されており、今改めて注目を集めているんです。

・珪藻土(けいそうど)とは

藻類(プランクトン)の死骸が長い時間かかって化石化して出来た太古の土です。その珪藻の種類によって淡水層、海水層の2種類に分けられ、直径が数~数十μmで、内部と、外部に通じる0.1~1.0μmの無数の細孔が形成されています。そのため、吸水性、吸着性に優れ、耐熱温度が1700度と高く、七輪の原料にもなっています。

また、珪藻土は吸着性に富んでいるため、揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドなど)によるシックハウス症候群を抑えたり、吸放湿性のない内装材では 結露の抑制が難しいため、カビやダニの発生を抑制することが難しく、アレルギーやアトピーの原因となってしまうことがありますが、珪藻土にはこれらの悪循 環を緩和する働きがあります。

また、土であるため壊しても自然の土にかえるため環境に優しいなどたくさんの利点があります。Momyはこの優れた性質を持つ珪藻土を原料にして作られた物で、ビニ-ルクロス等の上から直接塗ることができ、お部屋に理想的な環境を作る事ができます。

・特徴

1. 調湿機能
吸放湿性のある塗材で室内の調湿効果があります。
2. ホルムアルデヒド吸着固定
空気清浄機能でシックハウスの原因といわれるホルムアルデヒドを吸着固定します。
3. 消臭
空気清浄機能でタバコの臭い、玄関・トイレの悪臭を吸着固定します。
4. 断熱性・保温性
珪藻土は、藻の1種であるプランクトンが200~300万年前に堆積してできたものなので、セメントとほとんど同じ大きさの粒子の中に、無数の細孔があるため調湿性や断熱性などの性能が優れています。
5. 耐火性
耐熱温度が1700度で七輪の原料にもなっています。
珪藻土に関して理解できたので早速挑戦してみようと思っていたんですが、ここで問題が......。塗る壁は上記連載【2×4 LOVES】でもお馴染みの青山にあるマンションの1室を使う予定だったのですが、従来の珪藻土だと壁紙を剥がしたりと下準備がなかなか大変そう。編集部員も初めての経験になるので、もうちょっとお手軽に今のビニール壁紙を生かしながら塗れないだろうかというところでたどり着いたのが、Poshdeco株式会社が手がける「モミモミ珪藻土Momy」。

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ビニール壁紙に塗れて、軽量化を図った珪藻土

「モミモミ珪藻土Momy」の特徴は何と言ってもビニール壁紙に直接そのまま塗れるという点。しかも従来の珪藻土よりも軽くなっているということで、高い場所や天井での作業において疲労を軽減するなど初めての方にも優しい仕様になっているんです。これは使ってみるしかないということで取り寄せてみました。

こちらが噂のMomy。ここからどのように珪藻土へと変化していくのかワクワクです。

ここからは説明書を見ながら、一つ一つ作業を進めていきます。

まずは袋の口部分をカット。そのあと、ペットボトルを使い3リットル入れていきます。この水分量が雑になってしまうと硬くなり過ぎたり、柔らかくなり過ぎたりしてしまうそうなので、慎重に作業を進めました。

付属のビニタイを袋の口に巻き込んでいきます。この際、なるべく袋の空気を抜くのがポイント。

巻き込んだあとはビニタイを捻って、中身が溢れないようにします。

ここからはひたすら商品名の通りモミモミ。上下ひっくり返したり、揉む角度を変えたり、水がしっかりと浸透していくように作業を進めます。

空気が入っていて揉み混ぜにくい場合は袋の口に集めて、一度ビニタイを外して空気を抜きましょう。固まりがなくなるまで揉み込んだら、ここで一度15分ほど寝かせます。

珪藻土の準備が終わったところで、珪藻土を塗る壁の準備に取り掛かります。

まずは汚れている箇所を拭き掃除。

もしビニール壁紙で画像のような浮いた箇所があったら、下準備が必要です。タッカーやホッチキスで打ち込み、はがれ止め。 打ち込んだ針の頭にサビ止め剤を塗っておくのをお忘れなく。

こちらが珪藻土塗りに使う道具。コテ台と左官ゴテ、養生のために使うマスカーとマスキングテープです。珪藻土とこの道具が一式となった「ビギナーズ道具セット」もあるようなので、初めての方は是非こちらを。

先ほどのマスカーとマスキングテープを使って養生していきます。

ここで諸々の下準備は完了です。石膏ボードや紙壁紙など他のシチュエーションで行う場合は下記リンクにて確認できますので、チェックを。
そしてメインの工程とも言えるコテ台と左官ゴテを使って、実際に壁に珪藻土を塗っていきます。

手始めに練習も兼ねて隅っこからスタート。丸まって説明書を見ながら作業する姿からその慎重さが伝わるかと。

壁にコテ台に近づけながら、左官ゴテで珪藻土をすくって壁に塗っていきます。

塗っては足して、塗っては足して。左官ゴテを塗り進める方向の面を少し持ち上げ、すべらすように塗るというコツも何となくつかめてきました。

編集部員にも手伝ってもらって作業効率をアップ。完成まであと少しです。

女性でもスイスイと塗れてしまいます。

作業も大詰めに。

全体が塗り終わったら、剥がれを防止するために半乾きの状態でマスキングテープを外します。あとは乾くのを待ったら完成です。ちなみに手や服についた珪藻土は水洗いで簡単に落とせました。

模様付けによるテクスチャー感も出せました。

近くで見てみると、このような様子に。

人生初めての珪藻土塗りでしたが、初めのドキドキも途中から楽しさに変わってひたすら壁と向き合ってました。ほかの珪藻土を扱ったことはないんですが、今回使った「モミモミ珪藻土Momy」は思った以上にお手軽。撮影を担当したスタッフも自宅でやってみようかなというほどでした。
雰囲気を変えるだけでなく、湿度の調整や脱臭などの機能まで持つ珪藻土。ぜひ皆さんもトライしてみてください。

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