大迫力のスクラップ&ビルド!〜廃材の処理とキッチン解体編〜

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目2軒目に続いて、築30年の中古マンション(3軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

2022.01.07

セーチのリノベ記録 3軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

3年前から空室になっている築30年中古マンション。
リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないと放置されていました。
そのままにしておくのは勿体無いので、僕や家族が使えるようにセルフリノベーションしていきます。
今回は間取り右上の和室と、キッチンの解体作業です。

前回の記事はこちら

お風呂に隣接する和室を解体

お風呂の隣りにある6畳和室。
この部屋も洋室に作り変えるので、天井・押入れを解体しました。
※解体方法は前回記事をご覧ください。

まず押入れを解体して驚いたのは、すぐ後ろにお風呂の壁が出てきたこと。
写真から伝わると思いますが、想像以上に簡易的な造りをしていて衝撃を受けました。
このマンションは築30年で、お風呂も当時設置されたタイプ。
これがユニットバスという物なのかと感心していました。
初めてお風呂の構造をみるので面白いです。

パッと見はただの箱にしか見えず、床のパレット的な物に壁が固定されているだけに見えます。
配管は床の隙間から、外の給湯器まで伸びているようです。

また、新しく設置するお風呂は今より少し大きくしたいので、和室の押入れの面積を小さくして作り直します。
※お風呂の設置は流石にできないので、業者に頼みます。

解体した廃材を処分

ここまでの解体作業ででた廃材を処分します。
石膏ボードは土嚢袋60袋あり、軽トラで2往復して処分しました。(処分費:4万円)
木材の処分も軽トラで2往復しました。

廃材の搬出、軽トラへの積み込みだけでも結構時間がかかります。
しかも廃棄する場所が山の中でかなり遠いので、廃材の処分だけで丸2日かかりました。

こういう地味な作業が一番体力を使いますね。

古いキッチンを取り外して処分

キッチンの取り外し作業に入ります。
キッチンは横幅1600mmの小さいタイプ。
タイル張りの壁に年季の入った換気扇は交換すればこのまま使えそうですが、部屋と一緒に新しいキッチンに交換します。

まずは上段の吊戸棚から解体。
吊戸棚の固定されている位置がわからないので、取りあえず作業しやすくなるように扉を全て外しました。
棚の中を見てみると、奥の壁と横の壁にビス止めされているので外せば簡単に解体できそうです。
次に換気扇を見ていきます。
換気扇は真上の吊戸棚に貫通するように固定されていました。(棚の中にビスが2ヵ所あります。)
換気扇の中を覗いてみるとナットで固定されていたので、ペンチで掴みながらビスを緩めると外せました。
換気扇を下に押しても外れないので奥を覗いてみると、排気口が窓横の壁にあり差し込む形で取り付けられていました。

上下に動かしてもビクともしませんでしたが、手前に引っ張るとスポッと外すことができました。
換気扇を外したら、壁に固定されているビスを外して棚を解体します。
ビスを緩めてもなかなか外れないので、壁側のコーキングで固定されている部分をバールで剥がすと緩まり、ようやく外れました。
※照明の配線がつっかえるので、事前に整えておくと良いです。

解体した所を見てみると、コンクリートに木を固定しており、その木に棚をビス止めしていたようです。
流し台も同じように作業しやすいよう扉を全て外しました。
水が漏れてこないように、元栓を閉めたら蛇口をひねって確認。
出ないと分かっていても緊張する作業です。

ガス管は素人では触れないので、ガス台の下部分だけ外します。
このキッチンは壁に配管が立ち上がるような付け方。
流し台を取り出すには少し上に持ち上げて、引き抜くようにしないといけないのですが、排水管が邪魔で持ち上げられません。
なので、排水管をノコギリで切断。(排管はなるべく長く残した方が後々楽です。)

※排管残った水が出てくるのでバケツや雑巾を用意した方がいいです。
今度は奥のベニヤ板にホールソーを使って穴を開けます。
ベニヤ板は薄いので何ヵ所か穴を開ければ、手で割ることができました。
これで持ち上げた時に排水管が引っかかることがないので、流し台を少し持ち上げて引き抜くことができます。

※マンションの排水管は上の階から下の階まで1本で繋がっています。切断した排水管はそのままにしておくと、上の階の排水が流れてきてしまうので新しいキッチンを付けるまでは上向きに立ち上げ蓋をしておきます。
流し台はこのままだと大きすぎるので分解して搬出できるようにします。
土台は木材で天板はステンレス、それぞれ分類分けをしながら解体を進めます。

流し台の天板は両端のビスを外すと簡単に外れます。
ビスを外したらバールで剥がすようにすると、天板がスポっと丸々取り出せます。

土台の木材部分もビスや金折で固定されているだけなので、それぞれ分解して処分しやすいように細かくします。
※キッチンって土台に天板を乗せるだけの簡易的な作りだなと思いました。

ここまでの作業を動画にまとめています。

【中古マンションDIY】#6 古いキッチンの解体作業|廃棄物の搬出|お風呂隣の部屋を解体

解体後のキッチン

キッチンが無いとまた違う印象になりますね。
配管類はプロに依頼して全て取り換えてもらう予定で、まわりのタイルはスクレイパーで剥ぎ取りやり直そうと思っています。

これでリビングキッチンの解体作業も一段落したので、今度はお風呂や洗面台などの水まわりの解体に移ろうと思います。

これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 3軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

WRITTEN BY

セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。