家族みんなで“言葉”を贈ろう!憧れおしゃれカフェ風飾れるメッセージボードをDIY
こだわりのお部屋も、毎日暮らしていると段々と見飽きてしまうものですよね。今回は、その日の気分に合わせて文字を入れ替え可能なメッセージボードをDIY!インテリアとしてはもちろん、親子で遊べるおもちゃとしても活躍してくれること間違いなしです。
2022.01.07
INDEX目次
はじめに
みなさんこんにちは!雨の日が多い時期になり、お家でゆっくりDIYがしたいなんていう方も増えているのではないでしょうか。そこで!ジメジメとした毎日だからこそ、今回は明るくポップで、元気の出るDIYレシピをご紹介したいと思います。お子さんのいらっしゃるご家庭であれば、作るのも、遊ぶのも楽しい魔法のようなインテリアですので、ぜひ作ってみてくださいね。
作るもの
今回ご紹介するDIYレシピはこちら!気分に合わせて中の文字を入れ替え可能なメッセージボードです。気に入っている言葉を標語のように飾るのもよし、毎日頑張っている自分への労いのメッセージを書いてみるのもよし。自分の生活が豊かになる使い方を考えてみるのも、このプロダクトの楽しみの一つだと思います。それでは早速、作り方をみていきましょう。
材料
背板 600×460mm
溝材 11×15×溝8mm
塩ビ板 600×300×T2mm
アクリルカッター
アクリル絵の具
溝材 11×15×溝8mm
塩ビ板 600×300×T2mm
アクリルカッター
アクリル絵の具
STEP.01 塩ビ板をカット
まずはカッターを使って、文字を書き込むための塩ビ板をカットしていきます。お店で購入した際には塩ビ板の表面には写真のような紙が貼られていますので、まずはこれに、端から70mmの地点に鉛筆でマークしていきます。
下書きができたら、それに沿ってカッターで切り込みを入れていきましょう。コツとしては、まずは軽い力で表面の紙をカットしてください。この時あまり力を入れてしまうと、紙がずれてしまい思わぬ方向に刃が進んでしまうため、注意が必要です。
その後は紙を取り除き、薄く入っている切れ目に沿って何度もカッターを通していきます。カッターの刃は最初立てておき、切り込み切り込みが深くなるにつれてだんだん寝かせていくとスムーズにカットできますので、試してみてください。
そしてある程度切り込みが入ったら机の端に持っていって「パキッ!」。今回のDIYの目玉とも言えるくらい楽しい工程ですので、心して取り掛かってください。これで、71mm幅の長方形を塩ビ板から切り出すことができました。
次は切り出した塩ビ板を更に細かく分けていきます。ここでは写真のように40mmごとに印をつけたいので、先ほど取り除いた表面の紙を上から乗せて、マスキングテープで固定して再利用しています。
先ほど同じく表面の紙をカットしてから、塩ビ板に切り込みを入れていきます。さっきよりも板が小さい分切りにくくなっていますので、くれぐれも怪我をしないよう、心配な方は軍手をしながら作業してください。
そして、切り込みを入れ終わったあとはお決まりの「パキッ!」。ここでの注意点として、切り込みが甘い状態で無理に折ろうとすると板が割れてしまう可能性があります。どんなに楽しくても、なかなか折れないと思ったら一度戻って切り込みを入れ直してみてください!
切り出した塩ビ板はバリがありますので、やすりで削って滑らかに。完成後もこの板はよく触ることになりますので、少し丁寧すぎるくらいがちょうど良いと思います。
以上の工程を繰り返して、必要な文字数分の塩ビ板を切り出してください。ちなみに今回の撮影では20枚以上作ったので、なかなか骨が折れました(笑)。何はともあれ、これにて塩ビ板の切り出し作業は終了です!
STEP.02 ボード部分の制作
次は文字をはめ込むための、ボード本体の制作に取り掛かっていきたいと思います。ここで必要なのはあくまでも塩ビ板をスライドして入れることのできる溝材の部分ですので、背板の大きさや形、色に関してはお好みで作ってみてください!
一応、ボード本体の制作工程もご紹介。まずはただ四角い板では味気ないので、背板の角に丸みをつける作業。いつも通り、手元にあった塗料の缶を使って曲線を描いていきます。
次は曲線に合わせてジグソーでカット。こうした曲線カットは手のこなどでは難しいので、ジグソーの扱いに慣れておくと表現できる範囲が広がりますよ!
同じ作業を残り3箇所の角でも行い、全体的に丸みのあるフォルムへと近づけていきます。
同じ作業を残り3箇所の角でも行い、全体的に丸みのあるフォルムへと近づけていきます。
今回はポップな仕上がりにしたかったので、緑色のペンキで塗装することにしました。これも塗る範囲や色に決まりはありませんので、部屋の雰囲気に合わせた塗装を施してみてください!
マスキングテープを使って境界線をハッキリさせることで、鮮やかなツートンカラーに仕上がりました。木目のナチュラルな風合いも残してあるので、どんなお部屋にもマッチしてくれそうですね。
次に塩ビ板を入れるための溝材を、背板に配置していきます。写真のように塩ビ板が左右にスライドできるように溝材を向かい合わせて、レールのような役割をさせるイメージです。
それでは、溝材を手のこでカット。長さは実際に使う文字数によりますので、塩ビ板を並べてみるなどして必要な溝材の長さを割り出してください。
取り付けの際は、まずしっかりと水平になっていることを確認しながら、溝材の設置位置を決め、固定位置をマークしておきます。この時、上下の溝材の距離は実際に塩ビ板を何度も通しながら決めてみてください。というのも、必ず数ミリは個体差ができてしまっているので、できるだけ多くの塩ビ板が入る幅を見極めることが重要です。
固定位置が決定したら、溝材の裏に木工ボンドを薄く塗り広げ、先ほどのマークに慎重に合わせて接着します。
同じ要領で溝材を取り付けていけば、ボード本体の完成です。ここまでくればもうあと一歩!気を抜かずに作っていきましょう!
STEP.03 文字入れ
それではいよいよ、先ほど切り出した塩ビ板にアクリル絵の具で文字を書き込んでいきたいと思います。もちろん、好きな文字や絵柄をそのまま書き込むラフなスタイルでも問題ないのですが、今回は印刷したフォントに合わせて書き込んでいくことでクオリティを上げていきます。
ちなみに、印刷したフォントは全て左右を反転させてあります。これは、塩ビ板の上からなぞって文字を書き、板をひっくり返した時に正しい向きに文字が表示されるという仕組み。文字を正面から書かないことによって、仕上がりがスッキリするのと、傷ついて色が剥げてしまうのを防いでいます。「そう言われてもピンとこないよ!」という方には、百聞は一見に如かず。次以降の工程に目を通してみると分かりやすいと思います!
まず文字の上に塩ビ板を乗せ、ずれないようにマスキングテープで上下を固定。しっかり止まったら、細めの筆にアクリル絵の具をつけ、文字をなぞっていきましょう。
綺麗になぞることができたら、慎重にマスキングテープを剥がして1文字目が完成です。これを必要な文字数分繰り返して、文章を作っていきましょう。
また、1文字ごとに違う色を使って塗っていくと、メッセージボードに並べた際に非常に華やかな雰囲気になりますので、ぜひお試しを!ちなみに今回は赤やピンクやオレンジといった暖色系を中心に使うことで、メッセージに明るくパワフルな印象を持たせることができました。
STEP.04 完成
これにて、完成です!背板のツートンカラーや文字のパワフルな色合いが目を惹く、非常にポップなメッセージボードになったのではないでしょうか。ご覧の通り大きさもそれなりにあるので、家のどこに置いても空間に遊び心をプラスしてくれそうです!それでは、実際に飾ってみましょう。
STEP.05 設置
実際にお部屋に置いてみた様子がこちら。編集部一同、思わず「オォ〜」と歓声が上がってしまうほど存在感のあるインテリアに仕上がりました!溝材がしっかり効いているためか多少傾けても塩ビ板が落ちてくることもなく、ボード自体も軽いので持ち運びも楽々です。
そして何より注目したいのが文字を入れ替える作業。というのも、普段の生活ではなかなか味わうことのないこのアナログな行為が、なんだかとっても楽しいんです!撮影後も、制作したアルファベットを使って他に何か単語や文章が作れないかと遊んでしまうくらいには、大人もハマれるインテリアになりました。
もちろんお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、文字や絵柄を入れ替える知育玩具としても活躍すること間違いなし!なかなか外に出られない梅雨の時期だからこそ、ぜひ親子で作ってみてください。
もちろんお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、文字や絵柄を入れ替える知育玩具としても活躍すること間違いなし!なかなか外に出られない梅雨の時期だからこそ、ぜひ親子で作ってみてください。
まとめ
文字を入れ替え可能なメッセージボードのDIY、いかがでしたでしょうか。既製品ではなかなか見ることのないプロダクトなので、インテリアとして新たなご提案ができたのではないかと思います。ラックや机といった実用性の高いDIYも楽しいですが、こうした遊び心溢れるプロダクトにこそDIYの醍醐味を感じてしまいますね。
撮影:薮内努(TAKIBI)
監修:岩西剛
監修:岩西剛
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Japan
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