モンベルのおすすめ寝袋18選と、購入前に知っておきたい特徴・機能

アウトドアで宿泊する際、必須のアイテムといえる寝袋。さまざまなタイプが発売されていて、選ぶのに迷うこともあります。今回はその中でも、高品質な商品で人気を集める「モンベル」の寝袋をご紹介します。用途や季節、使う人に合わせた18選を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

2022.01.07

アウトドアシーンで泊まる場合、寝袋は非常に重要なアイテム。そんな寝袋には大きく分けて2つの形があります。フィット感がある「マミー型」と、布団のようなゆったり感がある「封筒型」。大きさの種類にも「ファミリータイプ」、「キッズタイプ」、「レディースタイプ」などが展開されています。さらに保温効果によって、夏用や秋冬用などに分けられます。
今回は品質に定評のあるアウトドアメーカーmont-bell(モンベル)から、おすすめの寝袋の特徴・機能をご紹介します。使用目的や人数に合わせて、適切なものをお選びください。

【mont-bell(モンベル)】の寝袋の特徴

モンベルは、1975年に大阪市で生まれた国内企業です。モンベルの寝袋は伸縮性に優れた素材を使用し、心地よいフィット感が得られることで人気を博しています。また、高い保温性を実現していることも大きな特徴です。
商品名末尾の数字は、温度を表しています。例えば、C-1の場合は快適睡眠温度域が-1度以上、L2の場合は使用可能限界温度が2度ということを意味しています。

車中泊もできるファミリー型寝袋

アウトドアを楽しむ場合、必ずしもテントを張る必要はありません。最近は軽ワゴンでもフルフラットにできるものが増えているため、車中泊をする方も少なくありません。特にお子さんがいる場合は、車中泊のほうが快適で安全かもしれません。車中泊をする場合でも、冷え込むときは寝袋が必要になります。そこで、親子で使えるファミリー型寝袋をご紹介します。

ファミリーバック#3/C7

最大サイズは、長さ190cm×幅75cmです。封筒型の寝袋なので、ジッパーで同タイプの寝袋と接続でき、親子で一緒に寝ることができます。また、サイドについているL字型ジッパーを開けば、1枚の大きなブランケットとしても使用できます。速乾性に優れた素材ホローファイバーを使っているので、雨天の場合に濡れても安心です。使用快適温度は7度以上です。

ダウンファミリーバッグ #3

こちらも、同タイプの寝袋と接続可能な封筒型です。最大の特徴は、優れたロフト回復性を持つダウンを豊富に使用している点です。まるで羽毛布団に寝ているかのような寝心地で、圧迫感を感じさせません。車中泊やキャンプでも抜群の寝心地を発揮します。持ち運びに便利なスタッフバッグが付属していて、コンパクトサイズに圧縮ができます。

ファミリーバック#1/C-1

スタンダードな封筒型寝袋です。スタンダードタイプながら、快適睡眠温度域はマイナス1度以上と、優れた保温性を備えているのが特徴です。これは、「ホローファイバー」という中空繊維を使用しているためで、暖かい空気を保持する構造になっています。

ダウンファミリーバッグ #1

中綿に440フィルパワーのダウンを使用した寝袋です。ダウン、フェザーが50%ずつ封入されているので、柔らかさと暖かさのバランスがいいです。余裕のあるサイズで、183㎝の身長まで対応できます。それでいて、軽量で圧縮しやすいというダウンの特徴を生かし、付属のスタッフバッグでコンパクトに持ち運びができます。

ファミリーバッグ #7/C13

価格もお手頃な、スタンダードな封筒型寝袋です。それでも性能は、ほかの商品にも引けを取りません。表地の素材は、肌触りがよく、冷感を感じにくい素材「ポリエステル・タフタ」を使用しています。中綿には「ホローファイバー」を使用することで、保温性と速乾性を兼ね備えています。

子供にも扱いやすいキッズ用寝袋

子供はアウトドアが大好きです。特に夜はキャンプファイヤーや星空観察など、楽しい体験が盛りだくさんです。そして、いつもと違った環境で寝ることも、楽しみの一つです。
そこで用意しておきたいのが、キッズ用の寝袋です。選ぶポイントとしては、身長にあった大きさであること、風邪を引かない保温性の高さ、子供でも扱いやすいことなどがあげられます。

ホローバッグ Kid's #3/C7/L2

この商品は、「マミー型」と「封筒型」の2つの特徴を併せ持っています。マミー型のように適度に体の形に合わせつつ、封筒型のような開放感があります。使用可能限界温度は2度で、高原など朝夕に冷え込む場所でも使用可能です。また、暑くて寝苦しいときは、足元のジッパーを開けて温度調節もできる構造です。

ホローバッグ Kid's #7/C13/L10

こちらも、マミー型と封筒型のよいところを併せ持つタイプの寝袋です。前出の「ホローバッグ Kid's #3」とは、快適睡眠温度域と使用可能限界温度が若干異なり、夏場のキャンプに向いています。速乾性のある素材を使用し、名札、収納のしやすさなど、子供に配慮された設計です。

スーパースパイラル バロウバッグ Baby's

こちらは、ベビー用の寝袋です。寝袋というよりも、ベビーカーに固定するタイプの「おくるみ」に近いです。デイキャンプに赤ちゃんを連れて行ったり、家の近所を散歩したりするときにも使用できます。暖かいフリース素材を使用し、伸縮性にも優れているので、赤ちゃんの動きを妨げません。
続いて女性にキャンパーにオススメしたい寝袋をご紹介。

女性向けのコンパクトなレディース用寝袋

女性にもアウトドア好きの方は多くいます。少し前には「山ガール」という言葉も流行しました。最近では、女性だけのキャンプも珍しくありません。
女性は男性に比べて体格が小さい場合が多く、寝袋選びにも苦労することがあります。そこで、コンパクトで持ち運びしやすいように配慮されている、レディース用寝袋をいくつかご紹介します。カラーバリエーションが豊富なので、寝袋を選ぶ楽しみも増えるでしょう。

ダウンハガー800 ウィメンズ#3/C3/L-2

女性に特化したダウン素材使用の寝袋です。身長は173cmまで適応しています。商品の重さはスタッフバッグを含めて600g以下と、とても軽量です。
一般的にダウンの品質は「フィルパワー」で表され、700以上が高品質と言われています。この商品は800フィルパワーありますので、品質は申し分なし。

ダウンハガー800 ウィメンズ#1/C-5/L-12

こちらも、フィルパワー800を実現した寝袋です。前出の「ダウンハガー800 ウィメンズ#3」よりも使用可能限界温度が低く、国内の2,000m級の冬山でも使用できます。表側の生地には高品質な撥水加工「ポルカテックス」を施しているので、雨や雪などにも強い寝袋です。

ダウンハガー800 ウィメンズ#5/C8/L4

同シリーズでは夏向きの商品になります。マミー型ですが、伸縮率135%を実現し、絶妙なフィット感です。それでいて圧迫感を感じにくいように、繊維の向きを斜めにしてあります。さらに斜め方向に糸ゴムを配置しているので、気密性がアップして、保温性にも優れています。強度も充分確保された高性能寝袋です。

ダウンハガー800 ウィメンズ#2/C0/L-6

使用可能限界温度がマイナス6度に設定されているので、冬季のキャンプにも使用可能です。もちろん、同シリーズ最大の特徴である800フィルパワーのダウンを使用していますので、保温性、寝心地は非常に快適です。モンベル独自のストレッチシステムで、生地が体の動きに合わせて伸縮しやすく、窮屈さを感じにくくなっています。

夏キャンプ/夏山向けの夏用寝袋

夏のアウトドアに寝袋は必要なのだろうか、と思う方もいるかもしれません。もちろん、市街地付近の平地キャンプ場でしたら、マットやタオルケットで十分な場合もあります。しかし、涼しさを求めて高原や夏山に行く場合、朝晩の冷え込みは想像以上です。ぜひ、寝袋を活用しましょう。
夏用寝袋を選ぶポイントは、快適睡眠温度域です。あまり低すぎるものは暑くて寝苦しくなる可能性があるので、適切なものを選びましょう。また、足元のジッパーなどで温度調節ができるものもよいでしょう。

ダウンハガー800#5/L4

800フィルパワーの高品質ダウンを使用している、マミー型の商品です。使用可能限界温度は8度、使用可能限界温度4度ですから、夏の高地でも対応できます。高レベルの撥水加工が施してありますので、万が一飲み物をこぼしたり、外で干しているときに雨が降ったりしたとしても、水分が染み込みにくいので安心です。

アルパイン バロウバッグ #7/L10

優れた性能を持つスタンダードなマミー型寝袋です。サイズは身長183㎝まで対応しています。モンベル独自の特許技術であるスパイラルストレッチを採用しており、120%の伸縮率を実現しています。この優れた伸縮性と、スタッフバッグを含めても700gという軽量により、寝るときの圧迫感が少なくて済みます。

ホロースリーピングバッグ マミー型

リーズナブルな価格ながら、高性能を実現した寝袋です。マミー型と封筒型の両方のよさを併せ持っています。素材は、夏場に便利な速乾性のある「ホローファイバー」を使用。暑くて寝苦しい夜は、足元のジッパーを開いて中にこもった熱を逃がせますし、サイドジッパーを開放してブランケットのようにも使用できます。

アルパインダウンハガー サーマルシーツ

800フィルパワーの高級ダウン素材を使用したシーツです。夏場は単独のブランケットとして使用できます。冬季のアウトドアで寝袋に入れれば、ダウン素材で保温力がアップします。持ち運び用のスタッフバッグは、本体と連結させて枕として使用することもでき、とても便利です。

秋冬キャンプ/登山向けの秋冬用寝袋

秋冬に泊まりがけでアウトドアを楽しむ場合には、寝袋は必須アイテムとなります。保温性の高い寝袋がなければ、外気温が急激に下がる夜間や朝方に体調を崩してしまう恐れもあります。
秋冬用の寝袋を選ぶときは、形や素材が重要です。一般的には保温性の高いマミー型がよいとされています。快適睡眠温度域と使用可能限界温度をよく確認して選んでください。

バロウバッグ #3/C7/L2/連結

夏の高山キャンプにも適用でき、秋冬では低山用となる1品。モンベル独自の特許技術「スーパースパイラルストレッチシステム」を採用、135%もの伸縮率を持っているので、マミー型の欠点である圧迫感が軽減されています。また、いくつかのマミー型シリーズと連結が可能なので、使い方も広がります。

バロウバッグ #5/C9/L4/連結

秋冬の低地キャンプにおすすめの商品です。素材は中空ポリエステルを使用しているため、耐久性は抜群で、繊維が複雑に絡み合うことで空気を内部に溜め込み、熱を逃がさない構造になっています。また、家庭用の洗濯機で洗える手軽さで、スタッフバッグでコンパクトに持ち運びもできることも、注目すべき点でしょう。

まとめ

寝袋には多くの種類があります。目的や宿泊地が決まったら、現地がどれくらいの気温なのかを確認して、服装と寝袋の種類を決めましょう。アウトドアが好きな方は、目的や季節によって使い分けられるように、複数の寝袋を持っている事も珍しくありません。
もし、今後もキャンプや登山に行く機会があるようでしたら、寝袋は夏用と秋冬用を両方用意しておいたほうがよいでしょう。また、家族でキャンプなどに行く場合は、ファミリータイプにするか、それともキッズタイプやレディースタイプなどをそれぞれ買うのか、検討してください。

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DIYer(s)

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