人と環境に優しい自然素材!自分で作るオリジナルワックス!
DIYをするに当たって、ビジュアル面や機能面を格段にアップしてくれる塗料やワックスはご存知でしょうか?今回そんな1品が自分の手で作れてしまうんです。そのレシピをご紹介します。
公開日 2018.12.27
更新日 2022.01.07
INDEX目次
自然素材のみで仕上げる安全派ワックス
作るもの
材料・道具
・耐熱容器
・オリーブオイル
・蜜蝋
※蜜蝋はAmazonや楽天などで購入可能です。
STEP.01 お湯を沸かす
蜜蝋を湯煎するために鍋に水を張り、お湯を沸かします。水量は耐熱容器が浸るぐらいで十分。また、蜜蝋は65度〜70度で溶け始めるので沸騰させるまで温めなくて大丈夫です。
STEP.02 耐熱容器に蜜蝋を入れる
容器にオリーブオイルより先に蜜蝋を入れます。比率はオリーブ5:蜜蝋1の配分となるので、容器のサイズを考えながら蜜蝋を入れてください。
STEP.03 蜜蝋を掻き混ぜて溶かします
徐々に蜜蝋が溶けてくるので、掻き混ぜていきます。温度が低すぎると時間がかかってしまうので、湯加減はよく見てください。
こちら、蜜蝋が溶けきった状態。琥珀色のキレイな液体となります。
STEP.04 オリーブオイルを加える
液体となった蜜蝋にとろみを加えるためにオリーブオイルを加えていきます。オリーブオイルが冷えていると蜜蝋があっという間に凝固していくので、先ほどのお湯に浸けながら作業しました。
凝固していく様子がこちらの写真で確認できます。
蜜蝋とオリーブオイルが分離してしまってはダメなので、再び掻き混ぜます。蜜蝋の時だけよりも量が増えているので溢れないよう注意し、併せて容器の中に水が入らないようにも気をつけてください。安全な素材を使っているので、指についても大丈夫なのでご安心を。
STEP.05 固めながらペースト状に仕上げる
蜜蝋とオリーブオイルが混ぜ合わさっても変わらずキレイな琥珀色。はちみつの甘い香りが周辺を包み込みます。
ダマにならないように掻き混ぜながら、温度が下がるのを利用して固めていきます。気温が低い場合はあっというまに固まっていきますのでご注意ください。
理想のペースト状はパンに塗るホイップクリームのような柔らかさ。蜜蝋の量が多いと固くなりすぎ塗りにくくなってしまうので、柔らかさが足りないと思ったら再び湯煎で溶かしてオリーブオイルを足してください。想像以上に蜜蝋は少なくても大丈夫ですので参考に。
そして、今回はこれで終わらずにもう一つアレンジ方法を紹介します。
番外編
アレンジのキーとなるのが誰もが使ったことがあるであろう“クレヨン”。実はクレヨンも蜜蝋などのワックスがベースになっており、そこに顔料を加えて着色したものなんです。ということで、このクレヨンを先ほどのワックスに加えて色を着けてみます。
細かく砕いたクレヨンを融解させた状態のオリジナルワックスに加えます。
あとはオリーブオイルの量を確認しながら、キレイに掻き混ぜていきます。もしダマになってしまいそうだったら、再度湯煎で温めながら作業を進めましょう。
その実験台となるのが年季の入ったコチラの椅子。汚れを落とすために軽くサンディングを施した状態となっています。
瓶からウエスですくった感じはちょうどいい柔らかさ。伸びもしなやかで塗りやすくなっています。
変化を見るために半分だけ塗ってみたのですが、すでにその違いが伝わったのではないでしょうか。
そして、しっかりと塗り込み、磨き上げた後の姿がコチラ。クレヨンの茶色が効いて、色味に深みが生まれました。そして、座面はしっとりとして肌触りもスベスベ。しかも蜜蝋の香りもフワッと残っていて、触覚だけでなく嗅覚まで満足感がありました。
せっかくなので水の弾き具合も確認しところ、その差は歴然。しっかりと弾いてくれるので、料理を楽しむカッティングボードやテーブルの手入れにもオススメです。
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Japan
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