リフォーム中に気をつけたい防犯対策5選
リフォーム中の住まいは工事関係者の出入りが頻繁になり、普段以上に無防備な状態に陥りがちです。特に大掛かりな工事の場合、家の内部が丸見えになったり、施錠が一時的に不安定になったりすることがあるため、狙われやすい状況を作り出してしまいます。 本記事では、リフォーム工事期間中に実施すべき防犯対策のポイントを5つご紹介し、安心してリフォームを進められる環境作りを目指します。
2024.12.12
1. 工事期間中の防犯意識を高める
リフォーム工事中は、家のことを業者任せにしてしまいがちですが、住民側にもすべきことがあります。具体的にどのようなポイントを意識しておくべきかを解説します。
リフォーム中特有の犯罪リスクとは?
リフォーム中は、工事業者が頻繁に出入りしますし、場合によっては一時的に無人の状態になることもあります。このような状況は空き巣や不審者の標的になりやすく、業者がセキュリティを厳しくしたとしても、それだけでは対策が十分とは言い難いのです。
工事中は空き巣のリスクが高くなることをしっかり意識し、対策を考える必要があります。
工事中は空き巣のリスクが高くなることをしっかり意識し、対策を考える必要があります。
防犯対策は工事前から準備を
工事開始前に、防犯について家族や工事業者と話し合い、事前に実施できる対策を検討しておくことも重要です。業者にも防犯意識を持ってもらい、鍵の管理や出入りの際の施錠を徹底してもらうなど、具体的な対策を事前に取り決めておきましょう。
共働き家庭でもできる簡単な対策
共働き家庭のような日中に不在が多い家庭は特に要注意です。リフォーム期間中であっても管理している人が常にいるように見せておくこともひとつのアイデア。たとえば、郵便受けの管理や電気をタイマーで点灯させるなどの防犯対策を検討してみてください。
2. 工事現場で発生しやすい侵入手口とは?
工事現場特有の侵入手口の例を知り、適切なリスク対策をしておきましょう。
足場を設置した上階に注意
戸建住宅やマンションの上階は、つい施錠を怠ってしまうことがないでしょうか。外壁工事など、高所作業が発生する場合には、足場をかけることがあります。防音シートなどで外部から見えない状態も不審者の侵入には好都合です。夜間などの無人時間に足場から侵入する原因となるため、上階でも侵入口となる場所の施錠と対策をしっかりしておくことが重要です。
工事関係者の出入りを把握して安全を確保
工事業者との協力体制も、防犯の重要なポイントです。出入りが記録されるシステムや、入場確認ができるような手段を導入することで、安全性を高めることができます。どんな業者が出入りしているのか、顔を把握しておくのも効果的でしょう。
また、残念ながら工事業者が盗難の犯人だったという事件も発生しています。貴重品の管理を徹底するなど、住人の意識と行動も重要です。
また、残念ながら工事業者が盗難の犯人だったという事件も発生しています。貴重品の管理を徹底するなど、住人の意識と行動も重要です。
鍵のトラブル
業者に鍵を預けて工事をする場合がありますが、受け取り証明書を作成し、管理方法を確認しておきましょう。預ける日時、期間、何の鍵か。また、複製を行わないように取り決め、お互いに署名捺印を行います。
工事終了後には鍵の交換を行うことが無難です。
工事終了後には鍵の交換を行うことが無難です。
3. 窓や玄関の補強で侵入リスクを軽減
工事中は空き巣などの侵入経路となる窓や玄関に十分注意し、対策をしておきましょう。
工事期間中の玄関や窓の対策
リフォーム中は、窓や玄関が一時的に施錠されないことがあり、これが侵入者を誘発する原因になることもあります。その対策として、窓枠や既存のカギに手軽に取り付けることができる補助ロックや、窓の強度を高める防犯フィルムを使用し、工事期間中でも簡単に侵入できない状況を作ることが効果的です。
窓の格子やシャッター設置で二重の安心
格子やシャッターは、見た目だけでも侵入者を遠ざける効果があり、実際に侵入を難しくする物理的な障害となります。これらの設備を事前に設置しておくことで、工事期間中も家の安全を保つことができます。
センサーライトの活用で夜間も安心
センサーライトは夜間の防犯対策に有効です。外出時や夜間も照明が自動で点灯することで、不審者の接近を防ぎます。また、センサーライトは工事終了後も継続して使用できるため、長期的な防犯効果も期待できます。
4. 防犯カメラの設置とモニタリングで安心をプラス
さらに安心感が得られるのが、防犯カメラによるモニタリングです。手軽に導入できる製品があれば活用することも検討してみてください。
工事期間中こそ防犯カメラが効果的
防犯カメラは、工事中の防犯に最適なツールです。まず、カメラがあるという存在感が侵入者に危機感を持たせることができ、抑止力になりますし、万が一盗難が発生しても証拠として活用できるはず。防犯カメラの設置場所は、侵入口となる玄関、窓付近などに設定すると効果的です。工事中はもちろん、工事終了後も外構や玄関を見守ることで、犯罪抑止力が期待できます。
モニタリングシステムによる防犯強化
家の状態を遠隔からも確認できるモニタリングシステムを導入するのもおすすめです。モニタリングシステムとは、AIを搭載したIoTデバイスでスマート家電を一括管理したり、家の中のあらゆる状態を監視・管理するシステムで、スマートフォンでリアルタイムに家の様子をチェックすることができます。
たとえば、住人が不在であっても人感センサーやスマートロックが人の出入りを知らせてくれたりするので、リフォーム中で人がいない時の防犯対策として非常に有効です。
たとえば、住人が不在であっても人感センサーやスマートロックが人の出入りを知らせてくれたりするので、リフォーム中で人がいない時の防犯対策として非常に有効です。
5. マンションと戸建ての違いに合わせた防犯対策
リフォーム中の防犯対策をする上で、マンションと戸建ての場合は考え方が違います。それぞれの住居タイプに応じた防犯意識の違いを把握して、安心な工事環境を整えましょう。
マンションでの防犯アプローチ
空き巣被害の数として、戸建て住宅と比較してマンションはさほど多くありません。それはセキュリティがしっかりしている建物が多いためです。しかし、リフォームする際にはマンションの場合も戸締りは徹底してください。さらに、マンションの場合は普段から多くの人が出入りするため、不審者の見極めが難しいケースがあります。管理人が常駐しているマンションの場合は、工事期間中は不審者が入らないように住人全員に協力を仰ぐことも有効です。
戸建て住宅で有効な外構対策
戸建て住宅は、他の建物より空き巣などの侵入窃盗に遭いやすいと言われており、その対策として、外構周りの防犯が重要になります。家の敷地に入りづらくしたり、外側から家の中の様子が見えないようにすることが効果的です。具体的には防犯フェンスや門扉の設置に加え、生垣などを活用して目隠しする工夫を凝らし、侵入者が近づきにくい環境を整えましょう。
リフォーム中の防犯を意識して安心を手に入れましょう
以上の5つの防犯対策を取り入れることで、リフォーム中も安心して過ごせる住まいを実現できます。リフォームや防犯について詳しく知りたい方は、ぜひカシワバラコーポレーションまでお問い合わせください。お客様一人ひとりに最適なプランをご提案いたします。
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Japan
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