【2×10材のキッチン収納】八幡ねじの金具でDIYする、インテリア!

SIMPSON金具の正規取扱代理店であり、1946年創業という長い歴史を持つねじメーカー八幡ねじ。取り扱うねじ・金具の種類はなんとも豊富で、150,000種類以上!そんな八幡ねじの金具を使って、アレキサンダー・リー・チャンさんがキッチン収納をDIYしてくれました。

公開日 2017.08.28

更新日 2022.01.11

STEP.04 2x4材アジャスターを取り付ける

2x10材に、2x4材アジャスターを取り付けます。切断面の厚さが同じ仕様となっているので、2x10材にも流用が可能なのです。とはいえ、だいぶ横幅のある2x10材。今回は通常の1つではなく、2つのアジャスターを取り付けて、壁面へしっかりと固定します。

アジャスターの取り付け位置を正確に測ります。というのも、今回は2つのアジャスターを取り付けるため、それぞれのアジャスターがバランスよく設置されていないと見た目が悪くなってしまいます。

写真の状態がバランスのいい取り付け位置。両端からの距離やアジャスター同士の幅など、注意して取り付けましょう。

下穴を開けた部分にビス止めしていきます。やはり手際のいいリー・チャンさん。流石の一言です。

ちなみに編集部員Mのリビングには2x10材が入りきらなかったため、玄関先での作業に(笑)。狭いスペースでありながら、迅速に作業を進めてくれたリー・チャンさんです。

STEP.05 壁面にキッチン収納を取り付ける

全ての金具を取り付け終わったら、キッチン収納は完成です。気になる完成体を見る前に、実際にキッチンに取り付ける様子もご紹介。

アジャスターのネジを回して、天井に対して突っ張る力を発生させて、壁面にキッチン収納を取り付けます。この時、床に設置する部分には緩衝材を敷いてから作業しましょう。 床が傷つかないという点だけではなく、床と木材の間に摩擦が発生することによって、キッチン収納がずれたり、倒れたりすることを防ぎます。

壁に取り付けたら、調理器具を設置してみて、全体のバランスを確認。なんとか1発OKなようです!

2x10材で作るキッチン収納、完成!

お待ちかねのキッチン収納が完成しました!建材として使用される金具が見事に調理器具を見せて収納するための姿に生まれ変わりました。
ロープフックは飯盒やヘラ、フライなどをフックに引っ掛けて収納、パイプバンド、厚サドルはフライパンやスキレットの持ち手を通して収納しています。見た目のバランスのよさには注意しつつも、上から下にかけて使用頻度の高い調理器具を収納するように金具を取り付けています。
こだわりポイントは一番下に取り付けた厚サドルをタオルハンガーとして活用している点。編集部員Mの腰の高さになるように位置を決めました。

今回は塗装は行いませんでしたが、お部屋のテンションに合わせて木材を塗装することで、幅広いお部屋で取り入れられるプロダクトとなっています。

配管固定用のパイプバンドが、スキレットホルダーに大変身。メッキ塗装のツヤ感と、マットなスキレットのボディのバランスもいい感じです。

ロープフックは、ヘラやフライ、おたまの収納に活用しています。持ち手を穴に通すタイプ、持ち手の穴にフックを通すタイプ、2つの収納方法を取り入れることで、実際に調理器具を収納した時の見た目にリズムが生まれました。

実際は住宅工事の建材として使用される金具たち。アレキサンダー・リー・チャンさんのユニークなアイデアで、見せて収納する便利なキッチン収納に生まれ変わりました!
本来の用途として使用するだけではなく、自分のアイデアを具現化するためのパーツとして活用する、まさにDIYスピリットが色濃く反映されたプロダクトとなりました。みなさんもぜひ、本来の用途としてはもちろんのこと、自分好みの使い方を考えて、金具DIYの世界を広げてみてはいかがでしょうか?
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