3つの木材で簡単スッキリ!開け閉め楽々なスライドドアラックをDIY!
今回は、飾ってよし、使ってよしなインテリア映えする収納をDIYしていきます。しかも、開け閉めが楽ちんなスライドドア仕様。これなら開閉が手間にならず、整理整頓も捗るはず!お部屋のゴチャゴチャをスッキリさせたい!という方、必見です。
公開日 2020.09.03
更新日 2022.01.07
INDEX目次
スライド式で開け閉めカンタン!オシャレな収納をDIY
オシャレ部屋を目指すDIYerのみなさま、こんにちは。突然ですが、ゴチャゴチャしてしまいがちな掃除用品やキッチン小物、食材などはどのように収納していますか?どんなにカッコいいお部屋作りをしていても、生活感が顔を出してしまえば一気に台無し。今回はそんな悩みを解決すべく、インテリアにもなるオシャレ収納を作っていきます。開け閉めの煩雑さを考慮し、スライドドア仕様になっているので、使用頻度が高いものでも出し入れが億劫になりません!手を挟む心配も最小限なので、お子様のおもちゃ入れなどにしてもいいかもしれませんね。
作るもの
インテリアとしても映える、スライドドアラックを作ります!キッチンに置いてよし、リビングに置いてよし、玄関に置いてよし。一つ作ればどんどん欲しくなってしまう収納アイテムです。生活感が出てしまいがちな小物たちも、ここに入れてしまえばオールOK。すっきり収まり、たちまちオシャレ部屋に。今回の主役になるのは「溝付き材」。ホームセンターで見かけると「一体何に使うの?」と思いがちなもののひとつですが、実はこの溝付き材、かなりの優れもの。本来であれば、扉の取り付けには蝶番などの金具が必要になるのですが、溝付き材を使えば、板を差し込むだけであっと簡単に扉になってしまうのです!扉の素材も、今回の記事では木材の板を使用していますが、アクリル板などを使用して半透明の見せる収納にしてもかっこいいかもしれません。サイズやペイントなど、自分仕様にアレンジをして作ってみてくださいね。
材料
木材A(扉)910×300mm 1枚
木材B(背板) t12 x 250mm x 500mm 1枚
木材C(上板・下板)t12 x 500mm x180mm 2枚
木材D(レール)溝付き材 15x10x910(溝の深さは9mm、幅は3mm) 2本
木材E(右側の側板)針葉樹合板 t12 x 170mm x 226mm 1枚
木材F(左側の側板)針葉樹合板 t12 x 180mm x 226mm 1枚
※木材EとFのサイズを10mm変えるのがポイント。こうすることで、本体と扉の間に指が入る隙間ができ、開け閉めがしやくすなるんです!
木材B(背板) t12 x 250mm x 500mm 1枚
木材C(上板・下板)t12 x 500mm x180mm 2枚
木材D(レール)溝付き材 15x10x910(溝の深さは9mm、幅は3mm) 2本
木材E(右側の側板)針葉樹合板 t12 x 170mm x 226mm 1枚
木材F(左側の側板)針葉樹合板 t12 x 180mm x 226mm 1枚
※木材EとFのサイズを10mm変えるのがポイント。こうすることで、本体と扉の間に指が入る隙間ができ、開け閉めがしやくすなるんです!
STEP.01 材料の切り出し
まずは材料の切り出しからスタート。溝付き材(引き戸のレールになる部分)から切っていきます。必要になるのは、短手1本、長手2本。短手のサイズは、写真のように木材C(上板・下板)2枚の厚み+木材F(左側の側板)の長さを足したものから割り出します。今回のサイズは285mmです。
長手は、木材C(上板・下板)から、木材D(レール)1本分の厚みを抜いたものが長さになります。この場合は、485mm。
マークをつけたら、手のこでカット。
長手(485mm)が2本、短手(250mm)が1本。全部で3本のレールが取れました!
STEP.02 レールの取り付け
切り出した溝付き材を取り付けていきます。まずは木材C(上板・下板)と長手から。先に、貼り付ける木材C(上板・下板)、そして木材F(左側の側板)の小口にボンドを塗っておくことで、強度をアップすることができます。
板が割れてしまわないよう、下穴を空けておきましょう。この時の注意点は、溝付き材の溝部分にはビスを止めないこと。ドアが入らなくなってしまいます。溝の位置を確認をした上でビス止めをしましょう。また、このとき頭が小さなスリムビスを使用すると、見栄えがスマートです。
木材C(上板・下板)2枚に溝付き材を取り付けることができたら、続いて木材F(左側の側板)も組み立てていきましょう。こちらもボンドを塗り、下穴を空けてからビス止めを。
続いて、木材F(左側の側板)に、短手のレールも取り付け。こちらも長手と同じ手順で、扉を入れることを意識してビス止めしていきましょう。
コの字が出来上がったら、木材E(右側の側板)も同様にビスで止めて組み立てが完了!このときのポイントは、木材E(右側の側板)の取り付け位置。画像のように、背板を取り付ける面に合わせてビス止めをしましょう。また、冒頭で説明したように、ドアを開け閉めすることを想定し、木材F(左側の側板)と比べて、木材Eは10mm小さめに。
STEP.03 背板をつける
続いては、木材B(背板)をつけていきます。組み上がった箱のサイズに材料を切り出し、先ほどまで同じ手順で、ボンド→下穴→ビスの順で取り付け。
無事背板がつきました。残すは、扉をつけるだけ!
STEP.04 ドアを切り出し
さて、いよいよ最終工程。スライドドアを作っていきます。まずは、レールに収まるサイズに木材Aを切り出し。定規などを使用して、溝付き材の深さを加味してサイズを割り出しましょう。今回のサイズは493×233mmです。
ぴったりだけど外れない、ちょうどいいサイズに切り出すことができました!もしきつい場合は、やすりをかけて調整を。
STEP.05 ペイントを施す
そのままでもいいのですが、イラストやロゴで個性を出すのもDIYの醍醐味のひとつ。今回はカフェの看板のような雰囲気にするべく、ロゴを入れることにしました。カーボン紙を使って、下絵を描いていきます。
ドアはリバーシブルで使用ができるので、裏表にそれぞれ別の絵や文字をペイントするのもオススメ。
下絵が描けたら、絵の具でペイント。はみ出ないよう慎重に!
STEP.06 完成!
ペイントが乾いたら、完成です!
STEP.07 設置
いざ、設置。早速中にはキッチン用品を収納してみました!OPENの文字も合わさって、カフェのような佇まいに。
気分に合わせて、リバーシブルになっているドアを使い分け。生活感が出てしまいがちなアイテムを収納するのにぴったりです。
片側の側板は指が一本入るように10mmサイズに小さく切り出しをしたので、ドアの開閉もスムーズに。ちょっとしたこだわりが使用感に差を生み出すのです!
エントランスに置けば、看板としても利用可能。自宅の玄関において、鍵やお財布など、出がけに持っていくものを収納しておくのもいいですね。箱の内側から壁に向かって数カ所ビスで打って固定すれば、壁面に取り付けることも可能です。
収納だけでなく、インテリアの一部としても使えるスライドドアラック。今回はドアだけにペイントをしましたが、他のインテリアに合わせて色を塗るなど、アレンジを楽しむのもいいですね。お部屋のスペースに合わせて、自分サイズで作ってみてはいかがでしょうか?
監修:岩西剛
監修:岩西剛
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