古材・廃材の魅力を生かす!アップサイクルなコーヒーギア作り!
アップサイクルによって、そのままでは捨てられてしまう古材や廃材にも新たな価値を見出せます。 唯一無二の味を持った古材と建築資材を組み合わせて、あなただけのコーヒードリッパースタンドを作ってみませんか?
公開日 2019.11.11
更新日 2022.01.07
INDEX目次
古材にしか出せない独特な魅力に建築資材の無骨さを融合
“アップサイクル”という言葉をご存知でしょうか。古くなったものや捨てられてしまうものを材料と捉え、廃材に再び価値を与える新しいもの作りのことです。とはいえ、作品の材料すべてを廃材や古材で揃えるのは、なかなか難しいもの。そこで、手に入りやすいホームセンターの資材と、独特の風合いを持つ古材を組み合わせた、オンリーワンのコーヒーギア作りを紹介します。
今回作り方を紹介するコーヒーギアは、学研から発売されたムック「DIYでコーヒーを楽しむ本」に掲載されていたドリッパースタンド。本記事では、コーヒー愛好家の間でも人気のシングルタイプをチョイスしました!製作を担当してくれたのは"誰かにとっての不要を誰かにとっての必要に"をコンセプトに、古材・廃材をいかした施工を手掛ける工房“ピースクラフト”の代表、西村正行さんです。
用意する道具
左上から時計回り
・インパクトドライバー
・ディスクグラインダー(金属切断用ディスク)
・ランダムサンダー
・丸ノコ
・丸ノコ用平行定規
・三角定規
・カナヅチ
・メジャー
・サシガネ
・多用途接着剤
※写真に接着剤は含まれていません
※塗装道具は除く
・インパクトドライバー
・ディスクグラインダー(金属切断用ディスク)
・ランダムサンダー
・丸ノコ
・丸ノコ用平行定規
・三角定規
・カナヅチ
・メジャー
・サシガネ
・多用途接着剤
※写真に接着剤は含まれていません
※塗装道具は除く
用意する材料
・ガラス製ロート
・足場板
・エルボ(90°)
・チーズ
・銅管
・足場板
・エルボ(90°)
・チーズ
・銅管
製作のポイント
台座に本物の足場板、ドリッパーにガラス製の漏斗(ろうと)、それを支えるL字の支柱には銅管を使用し、アンティークかつインダストリアルな雰囲気に仕上げたスタンド。足場板には水性のウレタンニスを塗装することで、古い雰囲気をいかしながらも光沢感のある仕上がりに。なお、漏斗のサイズは他にも展開しているので、大きな漏斗とサーバーをセットすれば2〜4人分の抽出にも対応可能です。
今回の製作のポイントはズバリ、足場板の正確な直線カットと、台座への垂直な穴あけ。この2点を念頭におき、さっそく取り掛かっていきましょう!
いざ、製作!
STEP.01
丸ノコを使って足場板をカットします。カットする際は、必ず専用の定規を併用して、ゆっくり確実に切り進めましょう。
STEP.02
続けて、足場板のもう一辺もカット。幅250×奥行120mmに切り出します。
STEP.03
切り出した足場板に銅管を差す穴をあけます。ここで、まっすぐに穴を開けるのが今回のポイント。15mm径のドリルビットをインパクトドライバーに装着し、深さ20mmくらいまで切削しましょう。ビットの大きさは銅管のサイズよりも少々小さいですが、この後の工程で調整しますので、心配は無用です。
STEP.04
下穴あけが完了。穴をあける位置は材の端から50mmかつ板の真ん中の位置に。
STEP.05
足場板全体にサンダーをかけ、ハケで水性ウレタンニスを塗布します。
STEP.06
ディスクグラインダーに金属切断砥石を装着し、銅管をカット。グラインダーがなければ、金切ノコを使って加工してもOK。
STEP.07
銅管を切り出す長さは190mmと90mm。また、台座に差し込む銅管の先端はカナヅチで叩いて少し細くおきましょう。この工程により、銅管より小さい台座の穴にもしっかりと差し込むことができます。
STEP.08
多用途接着剤を使って、短い銅管とチーズ、エルボを接着します。
STEP.09
台座にL字に組んだ銅管をはめ込んで、エルボにガラス製ロートを載せれば、ドリッパースタンドの完成です。
今回の製作は難易度が低めなため、DIYビギナーでも楽しめるシンプルな内容となっています。また、昨今のホームセンターでは加工サービスも充実しているので、そういったサービスを利用してみるのもオススメです!
なお、「DIYでコーヒーを楽しむ本」ではシングルタイプだけでなく、ダブルタイプのドリッパースタンドの作り方も掲載されています。
なお、「DIYでコーヒーを楽しむ本」ではシングルタイプだけでなく、ダブルタイプのドリッパースタンドの作り方も掲載されています。
DIYer(s)では、本誌に掲載されているボックス型ロースターのDIYレシピもご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
今回はダイジェスト版でのお届けとなりましたが、「DIYでコーヒーを楽しむ本」には他にも情報が盛りだくださん!ぜひ手に入れて、ひとつ上の心地よいコーヒータイムを過ごしてください。
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Japan
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