手回しで簡単焙煎!ボックス型ロースターをDIY!
コーヒー豆を自分の手で焙煎したいと思っていた方は特に必見!ローコストで難しいテクニックは不要。アルミ板を材料にした焙煎器の作り方をダイジェストでご紹介します!!
公開日 2019.11.09
更新日 2022.01.07
たった3500円で作れてしまうDIY焙煎機!
そんな竹谷さんが提案するのは、ホームセンターで資材一式を揃えられる、ハンドル付きのボックス型ロースター。このロースターのポイントはまず材料費の安さ。先ほども言ったように、同じ機能を持つ回転型のロースターだと2万円以上してしまいますが、自作すればたった3500円で作れちゃうんです。素材はアルミプレートがメインなので、安価なうえ、加工しやすいのが嬉しいポイント。また既製品のドラムロースターは口が小さく、じょうごなどで豆を入れる必要がありますが、本作はフタがガバッとはずれるので、焙煎する豆の出し入れも簡単。 焙煎の際はハンドルで本体を回転させコーヒー豆を攪拌(かくはん)するわけですが、丸型のドラムと違い、角のついているボックス型は本体に攪拌用の羽は不要。使用する工具も特殊なものはないので、DIYビギナーでもすぐにチャレンジできます。
準備する道具
・ディスクグラインダー(金属切断用ディスク)
・ノコギリ
・金切りバサミ
・ラジオペンチ
・ペンチ
・金ヤスリ(#150)
・丸キリ
・プラスドライバー
・ドライバードリル(4mm径、5mm径ドリルビット)
・定規
・六角レンチ (M5)
・両口スパナ (8×10mm)
用意する材料
・アルミ板 (1.0mm厚/150mm角) 2枚
・アルミ板 (0.5mm厚/150mm角) 2枚
・長ネジ (M5/長さ285mm) 4本
・ナット (M3) 12個
・フランジナット (M5) 23個
・トラス小ねじ (M3/長さ10mm) 12個
・ワッシャー (M6/22mm) 4枚
・ばね座金 (M5) 2個
・六角穴つきボルト (M5/長さ25mm) 2本
・ワッシャー (M5)
・なべ小ねじ (M5/長さ40mm)
・スペーサー (M6/長さ60mm)
・木パイプ (穴径7mm、長さ適宜)
・Ω(オーム)型金具
・Z型ステー
STEP.01 各部材を加工する
パンチングプレートを金切りバサミで半分にカットします。
カットしたプレートを折り曲げます。端材などの直線を利用すると作業しやすいです。
0.5mm厚のアルミ板を使い、ボックスのカバーとフタを加工します。まずは2枚のアルミ板の四方を金切りバサミで十字にカットしましょう。
2枚のアルミ板の中心に5mm径のドリルで穴をあけます。
カバーは四方にも穴をあけます。ボックスとなるパンチングプレートを実際にあてがって墨つけしたら、4mm径のドリルで穴をあけていきます。
それぞれの四方を折り曲げます。これでフタとカバーの加工が完了。
続いて1mm厚のアルミ板を使い、スタンドの加工を行います。スタンドの下部は金ヤスリで溝を掘ります。この溝がガスレンジのゴトクにはまり、しっかりと固定される仕組みになります。
スタンド上部は5mm径のドリルで穴をあけたあと、金切りバサミでカットし溝を加工。この溝でロースターのボックスを受けます。
STEP.02 各部材を組み立てる
折り曲げたパンチングプレートを重ね、M3のトラス小ねじとナットで計4カ 所固定します。
次にハンドルを作ります。はじめにZ型ステージの長手にスペーサーと木パイプを合わせて小ねじ(長さ40mm)とフランジナットで固定。
続けて妻手に六角穴つきボルトとばね座金を通し、フランジナットで固定します。
ハンドルをカバーに取りつけます。カバーの両面からM6のワッシャーとフランジナットでしっかりと固定。
続いて取っ手はΩ(オーム)型金具に六角穴つきボルトとばね座金を通し、M6のワッシャーとフランジナットでフタにしっかりと固定します。
ボックス本体にハンドルつきカバーを取りつけます。M3のトラス小ねじとナットを使い、計8カ所を締め込んで固定。
スタンドの組み立てには加工した1.0mm厚のアルミ板と長ネジ4本を使用。
アルミ板と、ロースターのサイズに合わせてカットした長ネジを、フランジナットを使い両側から締め込んでいきます。
これにて、アルミプレートで作るボックス型ロースターとスタンドの完成です。
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Japan
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