パラコードキーホルダーの編み方・結び方
DIYer(s)でも人気のマテリアル、パラコードの連載がスタート!ポップなデザインで人気のパラコードブランド《Blow the Whistle(ブロウ・ザ・ホイッスル)》協力のもと、初めてでも編めるかっこいいパラコードプロダクトのハウツーをお届けします。
公開日 2016.11.26
更新日 2022.01.07
関連記事
【パラコードで永く使えるキーホルダーをDIY】【初心者でも簡単!パラコードでギアのグリップをDIY】【パラコードでバッグのハンドルをラップするDIY術!】など、DIYer(s)内でも人気を誇ってきたDIYマテリアル・パラコード。
そこで、初めてでも作れて役に立ち、ビジュアルもかっこいいパラコードプロダクトを作ろう!という新連載「Knit & Knot!Paracode」をスタートしました!
パラコードはその名の通りパラシュートに使われ、アウトドアやサバイバルでも活躍する素材であるだけに、丈夫さが最大の魅力。毎日使うものをDIYするのにもってこいなんです。
今回ご協力いただいた《Blow the Whistle》はデザイン・制作を手掛ける山崎さん夫婦が、愛犬ミッフィー(写真)のために丈夫でおしゃれな素材を探してパラコードにたどり着き、生まれたブランド。
また、パラコードは豊富なカラーバリエーションも魅力。同じデザインでも、カラーリングで自分好みに仕立てることができます。この連載でも、毎回、1つの編み方で異なるイメージの2タイプを作っていきますので、最後までチェックしてくださいね。
ということで、初回のテーマはパラコードの真骨頂が最大限に発揮される「キーホルダー」に決定。
多少ラフに扱っても全く問題なく、目にするたびに気分が上がるようなお気に入りのキーホルダーをDIYしてみませんか?
今回は、基本の「平編み」を使ったタイプをご紹介。
早速作り方です。
道具と材料
■パラコード(色数は最大3色、お好みで)
今回は、メインカラーをイエロー、サブカラーをネイビー、芯用にアーミーデジタルカモというカラーをチョイス。芯用は、完成時に金具との固定部分のみチラ見えします。
■メジャーか定規
■ハサミ
■ターボライター
■ナスカン
■二重リング
作り方
STEP.01
まず、芯を作ります。ボディの長さ(金具を除く、パラコード部分の仕上がり寸)を決めて、芯に使うパラコードを、ボディの長さ×2+8cmほどにカット。今回は、9.5cmで作ることにしたので、27cmにカットしました。
STEP.02
一方の端で輪っかを作り、二重リングを通して写真のように固定します。
STEP.03
次にもう片方を輪にして、ナスカンに固定します。この時、固定部分の表裏をそろえた方がきれい。そのためには、二重リングの固定部分を表に置いた状態でもう一方の輪をナスカンの表から裏へ向かって通し、輪っかを裏側から表に持ってきて締めます。
結び目が上下対称になりました。
STEP.04
希望の仕上がり寸になるよう固定位置を微調整し、余った部分を写真のように真ん中あたりでカット。
裁縫用のはさみならなおよし。
STEP.05
ターボライターで断面を炙り、写真くらい溶けたら素早く突き合わせてジョイントします。割とすぐ固まってしまうので、炙ってから突き合せるまでの動作はスピーディーに。
初めてだと「これでくっつくの?」と不安に思いますが、数秒で思いっきり引っ張っても離れないほどに。パラコードってすごい。
STEP.06
メインカラーとサブカラーのパラコードをともに希望の仕上がり寸の5倍強の長さにカットし、STEP.05と同様の手順でジョイントします。
慣れるとこのジョイント作業、楽しいです。
STEP.07
金具のどちらかの固定部分を緩め、STEP.06で一本にジョイントしたパラコードをメインカラー(ここではイエロー)が右側になるよう、裏側に通します。ジョイント部分がちょうど真ん中にくるようにし、固定部分を元のようにキュッと締めます。
裏から見るとこんな感じ。固定部分のちょうど真ん中にジョイントしたところが来ていればOK。
STEP.08
さあ、いよいよここからが平編みのスタート。
まず、メインカラーを芯の上を通るようにして左側に持ってきて、輪を作ります。次にサブカラーを、左側に持ってきたメインカラーの上・芯の後ろを経由して、裏側から表側へ向かってメインカラーの輪の中に通します。
その後、左右均等に引っ張って、芯と金具の固定部分を隠さないよう、キュッと締めます。
STEP.09
次は左右逆に、メインカラーを左から右へ、芯の上を通して持ってきて左側に輪を作り、サブカラーを左側に持ってきたメインカラーの上・芯の後ろを経由して裏から表へメインカラーの輪に通し、キュッと締めます。
これを、左右交互に繰り返していきます。常にメインカラーで輪を作り、サブカラーは芯の後ろを経由して輪に通す、を忘れなければ意外と簡単です!
▼「平編み」動画
途中、たるみやゆるみを解消するのに編んだ部分を上に詰めたり、左右のパラコードを引っ張ったりしながら、全体を均等に、固く締めては編んでいくのがきれいに仕上げるポイント。金具の固定部分ギリギリまで編みます。
裏側はメインカラーとサブカラーが逆になります。
STEP.10
編み終わりを、ボディーのギリギリのところでカットし、ターボライターで炙って末端処理したら完成!ボディーごとあぶって溶かしてしまわないよう、炎の向きに十分注意してくださいね。
メインカラー、サブカラー、両方同じように処理。たったこれだけで、ほつれてこないなんて不思議です。火傷にご注意。
もう一つ、渋いカラーリングでも作ってみました(左)。
使用色は、芯とメインカラーをアーミーデジタルカモ、サブカラーをカーキ の2色でミリタリーチックに。シンプルなデザインなので、こんなふうにカラーのチョイスで全く雰囲気が変わります。仲間や恋人、家族で色違いを持っても素敵。いくらでも鍵を増やせる二重リングとベルトやバッグに付けられるナスカンの組み合わせも最強です。
さらに、ボディを長く作ったり、金具を変えれたりすれば、カメラなどツールのストラップとしても応用可能。ぜひ自分好みにアレンジしてみてくださいね!
パラコードは、アウトドアショップ等でも手に入りますが、通販で購入するのが手っ取り早く、カラーも豊富です。30mで千円台くらいとお手頃なので、気軽にいろいろ揃えてトライできますね!
ちなみに、末端処理した部分をカットすればスルスルっとほどけて、ロープとして使えます。必要になった時は、思い出して活用してください。
次回はまた違った編み方で、ブレスレットを作ります。
どうぞお楽しみに♪
Instructor
Blow the Whistle(ブロウ・ザ・ホイッスル)
愛犬家夫婦が2013年に立ち上げたパラコードを使ったドッググッズブランド。ポップでキャッチーなデザインはもちろん、機能性にもこだわったラインナップは、多くのリピーターを生んでいる。商品は、オンラインショップほかdogdeco 新宿伊勢丹店など取扱店で購入可能。店舗はHPでチェック!
HP:http://blowthewhistle-web.tumblr.com/
ONLINE SHOP:https://blowthewhistle.stores.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/BlowtheWhistle.Design
MAIL:blowthewhistle.mail@gmail.com
中でも人気のわんこ用おもちゃ(ROUND TOY ¥4,104)。リピーターが多いとか。Blow the Whistleのお二人の愛犬ミッフィも大好き。
関連記事
どんなスタイルにも馴染みやすく、いろいろなファッションに取り入れられるシンプルなブレスレットを作ります。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!