先日のDIYの件ですが。vol.1 〜“鍵とか置ける小さいテーブルが欲しい”編〜
DIYer(s)編集部が、思いつきでその時自分が欲しいものをDIYするだけ、のゆるい不定期連載です。
公開日 2016.10.01
更新日 2022.01.07
あらためましてこんにちは、DIYer(s)編集部です。本企画は、編集部員がふと思い立って気ままにやってみたDIYの模様をお伝えするという、なんとも利己的で緊張感のない内容です。なにぶん思いつきなので、工程は行き当たりばったり、失敗も多々。完成品の低クオリティぶりと言ったら笑えるレベルですが、「作りたいと思ったときがDIY日和」。DIYがもっと気軽で日常的なものであってほしいという、僕たち私たちの願いが伝われば…なんて、おこがましい思いでスタートしました。
決め事は一つだけ、「材料の新規購入はしない」こと。
撮影で余った材料やいただきものの端材だけを駆使し、足りないものは自作する、というルールで、編集部の在庫整理とささやかなエコ活動を兼ねております。
そんな生ぬるい連載の第1弾で作るのは、“鍵とか置ける小さいテーブル”。
「帰宅して、キーホルダーやポケットの中身をジャラッと出して置いても様になる小さなテーブルが欲しい」という、ある部員の要望を叶えに、DIYしてきました。
部員の自宅案もありましたが、「せっかく撮影するなら美味しいコーヒーでも飲みながら作りたい」ということで、作業場はいつもお世話になっております下北沢のレインボー倉庫3さん。詳しくはこちらをご覧ください。
材料と道具
■端材各種(2×4材、薄い合板、平材)
以下、左上から時計回りに、
■マイターボックス
■のこぎり
■電動工具各種(今回はBLACK+DECKERの18V EVO183P1でドリル、ドライバー、サンダーを使用)
■ウエス
■木工用ボンド
■木工用オイル
■天板のデザイン画
■差し金
■隠しくぎ
■刷毛数本
■鉛筆
■ハサミ
■ハンマー
■自作エイジング塗料(オイルやステインを一斉に切らしていたため作りました。詳細はこちら)
写真にはありませんが、
■テーブルの脚(既製品)
■ねじ
以上で、有り物DIY、スタートです。
作り方
今回は、天板に使えるいい感じの板がなかったので、2×4材を使って、以前「余った木材でネイティブなウォールアートをDIY!」という記事でご紹介したアートを天板にアレンジしようと画策。
できるだけラクしたかったので、2×4材の幅(89mm)を生かしたデザインを考案しました。2×4材を真っ直ぐまたは斜め45度にカットして組み合わせると、積み木のようにぴったり正方形になり、デザイン画のような模様ができる算段です。
STEP.01
デザイン画を線に沿ってハサミで切り分け、2×4材をカットするための型紙を作ります。
「ちょっとくらいズレても味が出ていいよね」と、大雑把にカット。
STEP.02
2×4材に型紙を並べて、鉛筆で線を引きます。
STEP.03
ラインに沿ってのこぎりでカット。もちろん、丸のこでも何でも、使いやすい道具で。
STEP.04
断面や表面をサンディングします。
ピース完成!やはりエッジがガタガタですが、気にしない気にしない。
STEP.05
04のピースに自作のエイジング塗料を塗ります。超簡単なエイジング塗料の作り方はこちらをチェック。今回は3種類の塗料をピースごとに塗り分けました。
STEP.06
乾かしている間に、ピースを並べたときの正方形と同サイズに合板をカット。今回は有孔ボードしかなかったのでそれを使ったのですが、穴は開いていない方が良いです。
STEP.07
合板に木工用ボンドでピースを貼り付けていきます。
ムダに有孔ボードなので穴からボンドがはみ出さないように塗るのが面倒でした…。
ボンドが乾くまでの間、天板をぐるりと囲むフレームを作ります。
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STEP.08
すでに天板のエッジがガタガタなので計算して割り出した寸法だと上手くいかないことが目に見えていたため、平材を実際に天板側面に当て、実寸を測定。両端は45度にカットします。天板のピース同様、サンディングして自作塗料で着色。その後、ボンドで天板に貼り付け、隠しくぎで固定します。
きちんと固定するのが面倒で、二人がかりで押さえてます。
STEP.09
以前撮影で使って編集部に在庫のあった折りたためるテーブルの脚をねじ留めします。そのついでに、合板とピースも裏からねじ留め。
実は、採寸があまりに雑だったのでボンドとくぎだけでは天板とフレームの接着が怪しく、結局がっつりねじ打ちすることに。正確に採寸するか、最初からねじ留めすれば良かった…。
STEP.10
最後に木工用オイルをウエスで塗り込んで保護したら、完成です!
クオリティーは相当低いですが、思い通りの大きさとデザインに仕上げることができました。さらに編集部にあふれる、中途半端なサイズで使い道に困っていた端材たちも、捨てずに再利用できて◎。なにより、あーだこーだ言いながら、設計図のないものをゼロから作り出すのは、やっぱり楽しかったです!
大雑把な性格の部員が多いDIYer(s)編集部は普段からこんな感じですが、それでもOKなのがDIY。今後もそれぞれがそれぞれのスタイルとペースで楽しみながら、それでも記事にできそうなことがあれば不定期で公開してまいります。どうか温かい心で見守っていただければ幸いです。
LOCATION
レインボー倉庫3
住所:東京都世田谷区北沢2-19-5
電話番号:03-5787-6882
営業時間: 10:00〜22:00(平日)、10:00〜20:00(土日) *貸切の場合は変動あり
定休日:不定休
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