まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY

今回はお部屋に置いてあるだけで「え、廃墟行ってきた?」と言われてしまうこと必至の本格派エイジングDIY!凄く手間がかかりそうに見えますが、実はいくつかのポイントを抑えて作業すれば意外と簡単に作れちゃいます。空間のアクセントとして、ぜひご活用ください。

公開日 2022.07.27

更新日 2022.07.27

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY

はじめに

みなさんこんにちは!古いものには目がない、DIYer(s)編集部のSです。ヴィンテージやアンティークなんて言葉がここまで市民権を得ていることからも分かるように、“古いもの”や“ボロボロであること”に価値を見出す方はたくさんいらっしゃいますし、知識なんて無くても見ているだけでかっこいいですよね!ですが一方、それにはそれだけ歴史と希少価値があるわけであって、なかなか手に入れることができないのも事実...。
そこで今回は、自分たちの手でエイジングし、まるで100年の歴史があるかのようなアンティーク風DIYをしたいと思います。

作るもの

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
今回作るのは、こちらのアンティーク風サインボード!まるで海外の商店で長い年月使われてきたかのような顔をしていますが、先ほど東京で生まれたばかりの新品です。今回は写真のようにかなりアメリカンテイストで作っていますが、もちろんデザインや形は自由。ぜひ好みの世界観で、“古さ”を追い求めてみてください。

材料

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
速乾のセメント 1袋
ケイカル板
水(表記の1.5倍)

STEP01.ケイカル板のカット

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まずは土台となるケイカル板をカットしていくのですが、あまり綺麗に切りすぎてしまうと面白みがありません。今回の設定は“コンクリートに印字されていたお店のサインが劣化で割れてしまった”というものですので、あくまで偶然割れて出来た雰囲気が出るようにカッターで切れ目を入れていきましょう。
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カッターを2〜3回通してから折るとこのようにパキッと綺麗に割れます。多少間違えてもどうせこれからボロボロにしていくので、一切気にせずドンドン進めていきましょう。

STEP02.下地を作る

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次に、ケイカル板にセメントと塗料を敷いて下地を作っていきたいと思います。基本的には袋に書いてある通りの作り方で問題ないのですが、水の量だけは1.5倍にしておいてください。これはケイカル板がかなり水分を吸ってしまい、通常より早く固まってしまうためです。あくまで目安ですので、状況に応じて水の量を増やしてみてください。
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水と混ぜ終えたらコテを使ってセメントを薄く伸ばしていきますが、とにかく乾くのが早いので躊躇せずに塗っていきましょう。さらにここでもラフさを演出したいので、端まで塗り切らずに、少し後ろのケイカル板が見えるくらいに残すのがポイントです。とにかく、ラフにラフにという意識で進めてみてください。
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あとはセメントが乾くのを待てば下地は完了。もし地になる色を敷きたい場合は、ある程度乾いた段階でスポンジを使って一面に塗っておきましょう。この時も、外枠の割れている部分にはあえて塗りムラを作ることで、ダメージ感を演出しておくとよりリアリティが増します。

STEP03.デザインを進める

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
次にデザインに応じたステンシルを作っていきましょう。今回は“商店の看板に書かれていた「CONVENIENCE(コンビニエンス)」という文字が割れた”という設定に決めて、「CON」の部分をA4用紙に印刷し、カッターで文字を抜きました。ここでのポイントですが、文字が全て綺麗に収まってしまっていると人為的に見えてしまうので、あくまでギリギリ読めるというレベルまで見切れてしまってOKです。
まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
文字をカッターで切り抜いたら、スポンジでポンポンと塗料を乗せていきます。エイジング作業は後ほど行いますので、この段階では綺麗に描いておいてください。

STEP04.エイジング

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
ここまで、赤色の地に対して白文字を乗せることができました。ここからは、いよいよ今回の醍醐味であるエイジング作業に入っていきましょう!まずは小さな傷から、コンクリート内部のサビが滲み出てきた汚れを再現。赤と黒を混ぜて少し濁ったサビっぽい色を作り、筆を使って“ちょんっ”と軽く着色させます。
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その後にすぐ水を吹きかけてみてください。こうすることで、滲み出たサビが雨によって垂れていったという演出をすることができます。
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次に長い年月設置されていたら起こるであろう、塗料のクラックを再現していきます。カッターを写真のようにデザインと平行に寝かせ、表面を撫でていくことで浮いている塗料を剥がすことができます。ここでは遠慮せず、ガリガリと勢いよく進めていくくらいで丁度良いです。
ちなみに、覚えておいていただきたいのが、“ダメージは下から上にいく”ということ。なので、上よりも下の方がハードに剥がれている状況をイメージして進めていくと良いでしょう。
まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
そして、エイジングの仕上げとして黒ずみの作り方をご紹介。こちらはコンクリート独自の掠れた、モルタルが溶け出したような経年変化を表現しています。やり方は先ほどのサビと同じですが、デザインの上側にグレーの塗料を載せ、それを勢いよく霧吹きで下に垂らしていきます。こうして塗料が薄く行き渡ることによって経年劣化による黒ずみを再現することができ、一気に雰囲気を作ってくれます。

完成

まるで廃墟土産!?古きを楽しむ本格派コンクリートエイジングDIY
これらの技術を組み合わせて進めて行けば、完成です!いかがでしょう、今回は少し趣向を変えた2パターンを制作してみましたが、どちらも味のある雰囲気に仕上がりました。では、それぞれどのような点がポイントになっているのか、実際の設置風景と共によく見ていきたいと思います。

設置

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まずは部屋の片隅に無造作に置いてみましたが、どうですかこの存在感!まるでアメリカの解体現場で拾ってきたかのようなオーラを放っています。それなりにサイズが大きいものになりますので(もちろん小さくもできますが)、このように床に直置きしても充分成立してくれました。
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文字をよく見てみると、そこにはすっかりエイジングされた「CON」の文字が。かつてこの看板が老夫婦の商店の目印だったんだろうなと思いを馳せて涙が溢れてきましたが、寸前でさっき出来たものだということを思い出して我に帰りました。
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先ほどお伝えした通りダメージは下から始まっていくものなので、このように強めに傷をつけております。ちなみに、この数字は電話番号を意識して書いてみたものですが、こうした情報もよりリアリティを強めてくれるのでオススメですよ。
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もう一つはより華やかな雰囲気で作ってみています。形からデザインまで本当に自由に作っていただくことのできるレシピなので、今回のように海外の看板の再現はもちろん、自分のオリジナルキャラや友達の顔をエイジングして謎の歴史を演出してみるのも面白いと思います(笑)。ぜひ、思い思いのエイジングライフをお楽しみください!

まとめ

今回はコンクリートのエイジング方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。普段木材を使ったDIYレシピが多いので、こういった“手法そのもの”のご紹介は新鮮で良いですね。コンクリートに限らずエイジングは本当に奥が深いので、また機会があればご紹介したいと思います。
撮影:薮内努(TAKIBI)
監修:岩西剛

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