【空き家の明日Vol.2】築40年の物件に“自分の好き”を詰め込む

DIYと言う視点から日本の空き家問題について考える【空き家の明日】。今回は千葉県、松戸市にて築40年以上の物件の一室を改装して、思い通りの生活を送っている木村さん宅にお邪魔しました。節約をしながらも妥協せずに作り上げた自分だけの空間。そこにはDIYや空き家に関する様々なヒントが隠されていました。

公開日 2017.12.27

更新日 2022.01.11

【空き家の明日Vol.2】築40年の物件を、“自由に自分の好き”を詰め込んだ空間に

部屋中にあるちょっとした落書きや、ステッカーが木村さんが目指した雰囲気を演出しています。

【空き家の明日Vol.2】築40年の物件を、“自由に自分の好き”を詰め込んだ空間に

敷き詰めたOSB材があたたかい雰囲気を醸し出す玄関。

こんなに素敵な空間ながら実際にかかった費用は5万円以下だといいます(※売りに出したものなどを相殺した金額)。「ドラム缶のテーブルとかもネットで売っていたのですが、一個3万円とかするんですよ。だったら自分で作っちゃえばいいかなって。あとは、材木屋で要らない木をもらったり、道端に落ちている木をみて、どうやってインテリアとして活かそうか考えたり…。このDIYを終えて感じたのは、自分が住みやすい空間って工夫次第で作れるものなんだな、ってことです。もちろん、床や壁を壊す作業などは大変でしたが今は自分だけの空間に満足しています」。
【空き家の明日Vol.2】築40年の物件を、“自由に自分の好き”を詰め込んだ空間に
次は、一軒家を自分で作ってみたいと語る木村さん。「大きさはここくらいで、2階建て、庭付きの家がいいですね。間取りから全部作って、自分のブランドの服をディスプレイしたいです」。

「僕にとってのDIYとは、“自分らしさの表現”かな、いろいろアイデアを絞ってこの空間を作り上げましたからね」。松戸市内で、友人も増えたという木村さん。「来週は、イタリアンのシェフをやっている友人が来て、みんなでパーティーをするんです」と楽しげな様子。
【空き家の明日Vol.2】築40年の物件を、“自由に自分の好き”を詰め込んだ空間に
比較的家賃が安く、セルフリノベーションにも対応可能という空き家の利点を活かしつつ、自分で工夫しながら作り上げたこの空間。そんな場所だからこそ、より自分らしい暮らしができるのかもしれません。初めての一人暮らしについてうかがうと「最高です!」と笑顔で答えてくれました。

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木村さんが手掛けるブランドHP

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