アメリカで人気急騰中のDIYインテリア!上品かつインパクトのある“押し花アートワーク”
誰でも子どものころ、一度は経験したであろう“押し花作り”。今回は生花をプレスする工程からはじめ、できた押し花を使って好みのアートワークをDIYしていきます!お部屋に差し色が欲しい、お部屋に花をインテリアとして取り入れたいと考えていた方々は、ぜひお試しを。
公開日 2021.11.25
更新日 2022.01.07
INDEX目次
はじめに
インテリアとしてお部屋に植物を取り入れるにはさまざまな方法があります。代表的なもので言えば、お花を生けて飾ったり、ドライフラワーのスワッグを吊るしてみたりですね。ですが、このような方法は多くの人が取り入れていますので、インテリアにこだわりを持つDIYerのみなさまの中にはそれでは満足できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アメリカで密かなブームとなっている“押し花インテリア”の作り方をご紹介!生花をプレスして押し花にすることで、植物をスタイリッシュにディスプレイすることができるんです。好みのデザインに仕上げられるため、老若男女どなたのお部屋にでもマッチするインテリアになります。早速作っていきましょう。
そこで今回は、アメリカで密かなブームとなっている“押し花インテリア”の作り方をご紹介!生花をプレスして押し花にすることで、植物をスタイリッシュにディスプレイすることができるんです。好みのデザインに仕上げられるため、老若男女どなたのお部屋にでもマッチするインテリアになります。早速作っていきましょう。
作るもの
今回制作するのは、作った押し花を好きなデザインのアートワークに仕上げ、飾ることのできる壁掛けインテリア。押し花というとしおりなどの小物をイメージするかもしれませんが、丁寧に並べて大きなデザインにすると、他にはない上品な迫力を出すことができます!さまざまな色のお花を用意することでより彩りのある作品になりますので、ぜひ材料選びから楽しんでやってみてください。
材料
ベニヤ板:300×910×25mm
寸切りネジ:M8×90mm
蝶ナット:M8
オニメナット:M8
※押し花にする生花は別途ご用意ください
寸切りネジ:M8×90mm
蝶ナット:M8
オニメナット:M8
※押し花にする生花は別途ご用意ください
STEP.01 押し花プレスマシーンを作る
押し花作りと言えば、本に挟んだりしてプレスする方法が一般的ですよね。ですが、今回はもっと大量のお花を一気に押し花にしていきたいのと、より均一かつ強力にプレスしてしっかりと水分を吸収したかったので、写真のような“押し花プレスマシーン”をDIYしてみました。非常に簡単な作りになっているので、まずはこちらを作る過程から始めていきたいと思います!
それでは、まずベニヤ板にオニメナットを埋め込む作業から。図のように、板の四隅から25mmずつ内側に入った地点に墨付けをします。
更に、長辺の中央にも、同じく25mm内側に入った場所へ墨付け。こうすることで、写真の通り6箇所に穴を開けることができました。それぞれの穴にオニメナットを使ったネジを取り付け、挟んだ生花をプレスしていくというイメージを持っておいてください。
次に、20mm径のドリルビットを使って、オニメナットを入れ込むための穴を同じく20mmの深さまで開けます。この時、写真のようにドリルビットにテープをするなどして20mm地点を可視化しておくと、正確な穴開けが可能に。ちなみに、ドリルを使う際には写真のように端材などを下に敷いておきましょう。この工程を怠ると木材が割れてしまう恐れがありますので、注意してください!
オニメナットの穴を開け終わったら、もう一枚のベニヤはネジを通すために貫通した穴を6箇所必要です。同じく20mmのドリルビットを使用して、開けておいてください。
オニメナットの穴を開け終わったら、もう一枚のベニヤはネジを通すために貫通した穴を6箇所必要です。同じく20mmのドリルビットを使用して、開けておいてください。
2枚で計12箇所に穴が開いたら、20mmの深さに開けた方に、六角レンチを使ってオニメナットを埋め込んでいきます。頭が出てしまうと押し花の圧着に影響してしまいますので、しっかり板とフラットになるまで入れることを意識してください。
オニメナットを入れ終わったら、寸切りネジを回し入れていきます。この時、しっかりとネジが板に対して垂直に入っているかをよく見ておいてください。もし傾いてしまっているようなら軽く叩くなどして角度を調整し、上に乗せる板が入りやすいようにしておきましょう。
6箇所に寸切りネジを取り付けたら、もう一枚のベニヤ板の貫通させた穴にそれぞれを通していきます。更に、上から蝶ネジを締めればこの通り!大量の押し花を一気にプレスすることができる“押し花プレスマシーン”が完成しました。
STEP.02 押し花を作る
大きなものができて既に達成感がありますが、ここからが本題です!“押し花マシーン”の上に新聞紙を敷き、用意した生花を写真のように並べます。更にその上からキッチンペーパーを乗せることで、生花から効率的に水分を吸収する仕組みを作っておきましょう。
準備ができたら、あとは上からベニヤ板を乗せて、蝶ナットで締め上げていきます。これだけしっかり固定しておけば、本でのプレスと違って誤って花が落ちてしまったりすることもありませんね。
あとは生花から水分が抜けて押し花になるのを待つだけ。焦る気持ちも分かりますが、この状態で2日ほど待ちましょう。このように、押し花プレスマシーンを使えば一度に大量の押し花を作ることができますので、ぜひご家族や友人の分も押し花を作ってプレゼントしてあげてください。
※時間短縮を図りたい方は、適宜外してアイロンをかけるなど、ネットで調べるといくつか方法が出てきます。ただ、こちらはあくまで自己責任でお願いいたします。
あとは生花から水分が抜けて押し花になるのを待つだけ。焦る気持ちも分かりますが、この状態で2日ほど待ちましょう。このように、押し花プレスマシーンを使えば一度に大量の押し花を作ることができますので、ぜひご家族や友人の分も押し花を作ってプレゼントしてあげてください。
※時間短縮を図りたい方は、適宜外してアイロンをかけるなど、ネットで調べるといくつか方法が出てきます。ただ、こちらはあくまで自己責任でお願いいたします。
STEP.03 押し花をデザイン通りに並べる
今回は最終的に壁掛けインテリアとするべく、作った押し花を台紙に貼り付けていきます。内容はもちろん自由なので、押し花を作っている間に、どのようなデザインにするかを決めておきましょう。今回は、DIYer(s)ではすでにお馴染みになりつつある稲妻マークをモチーフに作っていきたいと思います。
まず、台紙として使いたい紙とは別に、同じ程度の大きさの紙をご用意ください。そちらにお好みのデザインを描き、カッターで丁寧に切り取っていきます。この時、写真のように髪をマスキングテープでデスクなどに固定しておけば、ズレることなくカットできますので、お試しください。
ちなみに稲妻マークは基本直線なので作業しやすいですが、複雑な図形にチャレンジしたいという方は少し時間がかかると思います。根気よく、ファイト!
ちなみに稲妻マークは基本直線なので作業しやすいですが、複雑な図形にチャレンジしたいという方は少し時間がかかると思います。根気よく、ファイト!
デザインでの切り抜きが完了したら、これをステンシルシートの代わりにして、別の紙にスプレーのりをつけていきましょう。また、この時あまり至近距離で噴射するとのりが付きすぎて、紙が滲んでしまうことがあります。多少紙と距離をとって軽めに吹きかけることを意識してください。
あとは、先ほど完成した押し花をピンセットでつまんでのりの上に乗せていくだけ!どのように配置するかはもちろん自由ですが、今回のデザインではシダの葉を角や先端の尖った部分に使うことで、綺麗にアウトラインを作るよう意識してみました。
完成
押し花を丁寧に敷き詰めていけば、完成です!青、黄、緑の3色の押し花を使うことで、非常に華やかな作品に仕上がったのではないでしょうか。
押し花を並べる工程ですが、後半は僅かな隙間に押し花をはめていく作業になります。なので細かく千切ってパーツの形を合わせていくイメージで進めると、作業がスムーズに。それでは、早速このアートワークにフレームをつけて、お部屋に飾ってみたいと思います!
押し花を並べる工程ですが、後半は僅かな隙間に押し花をはめていく作業になります。なので細かく千切ってパーツの形を合わせていくイメージで進めると、作業がスムーズに。それでは、早速このアートワークにフレームをつけて、お部屋に飾ってみたいと思います!
設置
古材のフレームにはめて、お部屋に飾った様子がこちら!いかがでしょう、たっぷり取った余白がデザインをより際立たせてくれて、抜群の存在感を放っていますね。使う押し花やデザインによって全く表情が変わってくるのがこのDIYレシピの面白いところですので、ご自身のお部屋に合わせた色使いなど、試行錯誤してみてください。
ちなみに今回のデザインでは、押し花というガーリーなアイテムを使いつつ、デザインは稲妻のシャープな形をチョイスしました。これによってコントラストが生まれ、目を引くインテリアになったのではないかと思います。
ちなみに今回のデザインでは、押し花というガーリーなアイテムを使いつつ、デザインは稲妻のシャープな形をチョイスしました。これによってコントラストが生まれ、目を引くインテリアになったのではないかと思います。
また、このようにフレームに入れてしまえばどこでも自由に付け替え可能。飽きたら場所を変えてみたり、床に置いてみたり、思い思いのディスプレイを楽しんでください。他にも、もう少しラフに飾りたいという方はフレームに入れず、マスキングテープなどで壁にそのまま貼ってしまうのも良いですね。
こちらは並べた押し花を近くからみた様子。この通り、表面に凹凸ができて立体感が出ていることが分かります。こうした点も、ただ塗料を乗せただけのデザインでは出ない味わいとなっているので、ぜひご注目ください。
まとめ
押し花を使った壁掛けアートワークのDIY、いかがでしたでしょうか。男女問わずお部屋に花を取り入れることのできる新しいご提案になったのではないかと思います。また、普段の木工DIYとは少し趣向が変わるので、新鮮味があって作業も楽しいです!ぜひチャレンジしてみてください。
撮影:薮内努(TAKIBI)
監修:岩西剛
監修:岩西剛
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Japan
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