簡単!コーヒー染めで色合い豊かなヴィンテージインテリアを作ろう!
かっこいい小物や雑貨が欲しいと思っていても、なかなか自分好みのものが見つからなかったり、素敵なデザインを見つけても意外と値が張ったりするもの。そんな時、身近な“あるもの”を使って、簡単にリメイクできるのをご存知ですか?“あるもの”とは…インスタントコーヒーです!今回はコーヒー染めのDIYをご紹介します。
公開日 2017.04.21
更新日 2022.01.07
材料と道具
■空き缶
■ペンキ(こげ茶)
■砂
■刷毛
■サンドペーパー
■金柄ブラシ
■ペンキ(こげ茶)
■砂
■刷毛
■サンドペーパー
■金柄ブラシ
作り方
STEP.01 空き缶に下準備をする
まずは空き缶のラベルを剥がします。今回はオリーブが入っていた、細めの空き缶を使用しました。太めのトマト缶や小物入れにぴったりなサイズのツナ缶を使っても、また違ったリメ缶が出来上がりますね。
ラベルやのりもしっかり取り除きます。ツルツルの状態にしましょう。
STEP.02 空き缶に傷を付ける
次に金柄ブラシを使って表面に傷を付けていきます。ダメージをしっかり与えることで、ペンキを塗った時に味のある仕上がりになります。 削った時に細かい粉が出るので屋外で行うか、マスクの着用をオススメします。
表面全体にダメージがつきました。使いこなした感じを出したい場合は、この状態で少しへこませたり、さらに傷を付けたりしてください。
STEP.03 切り口をサンドペーパーでこする
今回、使用した空き缶は切り口が鋭利なため、サンドペーパーでしっかり処理を行います。
STEP.04 ペンキで塗装する
ペンキで塗装をしていきます。今回はこげ茶色を使用しました。先ほどのダメージをうまく出したいので、重ね塗りは禁物。さっとひと塗りするだけで大丈夫です。
色むらなくきれいに塗れました。
STEP.05 空き缶に砂を付ける
ペンキが乾かないうちに、表面にセメントの砂を付ける作業に移ります。新聞紙に砂をまんべんなくひき、その上で缶を転がします。全体に砂を付けるか、一部分だけにするかはお好みで。
STEP.06 乾かす
砂が付いたら風通しの良いところで乾かしておきます。
STEP.07 仕上げ
次に先ほどコーヒー染めをした、オリジナルステッカーを缶に貼っていきます。先ほど作ったステッカーもコーヒー色に染まり、ヴィンテージ感が増しています。
刷毛を使って丁寧にのりを付けます(はじめからシール仕様の紙に印刷しておけばもっと手軽に使えますね)。
お気に入りの場所にしっかりと貼り付けましょう。
最後の仕上げです。全体的にニスを塗ります。この工程によって砂が取れる心配がなくなります。
完成です。手作りとは思えない、かっこいいペンスタンドが出来上がりました。プランターとして観葉植物を入れたりしても良さそうですね。
完成!
今回のリメイク術はコーヒーの香りも楽しめ、とてもリラックスする中で作成できました。インスタントコーヒーを使いましたが、ドリップした後の出がらしでも染めることができます。その場合は、じっくり火にかけて煮出してください。今回は、紙や木を染めましたがTシャツやレースなどの布製品を染めてもきれいに仕上がります。
布を染めるのもオススメ
今回は、洗濯バサミや木箱、紙のステッカーなどをコーヒー染めしましたが、布を染めることも可能です。動物性タンパク質の多い絹や羊毛、植物性タンパク質が含まれる綿や麻などが、染色に適しています。一方、ポリエステルなどの合成繊維は不向きです。
布を染める場合は、より定着性を高めるために、タンパク質が豊富な豆乳や牛乳を使用するのがポイントです。まず、3倍程度に薄めた豆乳や牛乳を鍋などに用意し、布を漬け込みましょう。液体が十分に浸透したら、軽く絞って2日ほど陰干しします。
次いで、鍋に水1リットルを沸かし、沸騰したら大さじ3杯程度のインスタントコーヒーを入れて布を浸します。この時、鍋が焦げつかないよう注意してください。色が染まってきたら塩を大さじ1杯ほど入れ、布に浸透したら火を止めてしばらく放置します。コーヒーが完全に冷めたら軽く水ですすぎ、しっかり絞った後に陰干し。完全に乾いたら完成です。この際、太陽光が当たると、色むらの原因になるので注意しましょう。
布を染める場合は、より定着性を高めるために、タンパク質が豊富な豆乳や牛乳を使用するのがポイントです。まず、3倍程度に薄めた豆乳や牛乳を鍋などに用意し、布を漬け込みましょう。液体が十分に浸透したら、軽く絞って2日ほど陰干しします。
次いで、鍋に水1リットルを沸かし、沸騰したら大さじ3杯程度のインスタントコーヒーを入れて布を浸します。この時、鍋が焦げつかないよう注意してください。色が染まってきたら塩を大さじ1杯ほど入れ、布に浸透したら火を止めてしばらく放置します。コーヒーが完全に冷めたら軽く水ですすぎ、しっかり絞った後に陰干し。完全に乾いたら完成です。この際、太陽光が当たると、色むらの原因になるので注意しましょう。
色止めの方法①みょうばんを使った方法
コーヒー染めは味のある色合いで染められる方法ですが、時間が経つにつれて、退色する欠点があります。そこで最後は、コーヒー染めした布の色をしっかりキープする、“色止め”の方法をご紹介します。
最もオススメしたいのは、みょうばんを使ったやり方です。みょうばんは毒性が低く、安心して使える食品添加物。スーパーの漬物コーナーなどに置かれています。色止めの手順はとても簡単。水200mlに対してみょうばん1g程度を溶かし、コーヒー染めした繊維の上に塗ればOKです。すると、みょうばんに含まれる金属イオンが繊維と結びつき、色落ちしにくくなります。
最もオススメしたいのは、みょうばんを使ったやり方です。みょうばんは毒性が低く、安心して使える食品添加物。スーパーの漬物コーナーなどに置かれています。色止めの手順はとても簡単。水200mlに対してみょうばん1g程度を溶かし、コーヒー染めした繊維の上に塗ればOKです。すると、みょうばんに含まれる金属イオンが繊維と結びつき、色落ちしにくくなります。
色止めの方法②そのほかの方法
色落ちを防ぐ方法はほかにもいくつかあります。1つは、市販の色止め剤を使うことです。色止め剤にはいろいろな種類がありますが、その多くはそれほど高価ではなく安価に、そして手軽に効果を得られるスグレモノです。一般的に、ホームセンターや手芸用品コーナーで販売されています。
また、和食の基本調味料の1つに数えられる「お酢」も色止め剤として使えます。みょうばんと同じく、染めた後の繊維に塗ることで、コーヒー染めの味わい深い色合いを長続きさせられますよ。
また、和食の基本調味料の1つに数えられる「お酢」も色止め剤として使えます。みょうばんと同じく、染めた後の繊維に塗ることで、コーヒー染めの味わい深い色合いを長続きさせられますよ。
濃い色合いに染色したい時は?
コーヒーで染めると聞くと、濃く染色されるとイメージする人もいるかもしれません。しかし実際のところは「あれ?これだけしか染まっていないの?」と、想像よりも薄く感じるはずです。まずは一度試してみて、どの程度の色合いになるのか把握しましょう。その上で、イメージした色と違っていたら、基本より少し多めのコーヒーを投入します。一度塗りで終わらせず、布を乾かした後で二度、三度と塗るのもアイデアです。染色を重ねることで、徐々に色合いが深まるでしょう。コーヒーの銘柄によっても染まる色合いは変わってきますので、あれこれ別の銘柄を試してみて、お気に入りの作り方を追い求めるのも楽しいかもしれませんね。
火と水を使う場合の注意点
コーヒー染めがいくら簡単だといっても注意すべき点はあります。特に鍋やポットを火にかけて作業する場合は事故のないよう、慎重に取り扱いましょう。下火にかけている間も、時間がかかるからといって目を離してはいけません。染色中は絶対に鍋の近くを離れないようにしましょう。
また、鍋肌は高温になっているので、作業の際は十分に注意しましょう。やけどはもちろんのこと、染め物が当たってしまうと仕上がりに影響することがあります。染め物を動かす時は、ゆっくり泳がせるように、鍋の中でかき混ぜることが大切です。なお、鍋のサイズが小さかったり、水を必要以上に入れてしまったりすると、途中で吹きこぼれてしまうことがあります。かといって水の量が少なすぎると、鍋の底面が焦げてしまう危険性があるので、適切なサイズの鍋に適切な分量の水を入れるようにしましょう。
また、鍋肌は高温になっているので、作業の際は十分に注意しましょう。やけどはもちろんのこと、染め物が当たってしまうと仕上がりに影響することがあります。染め物を動かす時は、ゆっくり泳がせるように、鍋の中でかき混ぜることが大切です。なお、鍋のサイズが小さかったり、水を必要以上に入れてしまったりすると、途中で吹きこぼれてしまうことがあります。かといって水の量が少なすぎると、鍋の底面が焦げてしまう危険性があるので、適切なサイズの鍋に適切な分量の水を入れるようにしましょう。
自宅で行うコーヒー染めの魅力
via roomclip.jp
コーヒー染めは自宅で簡単にできるのが魅力です。他の染め方に比べて手間要らずで準備が簡単な上に、仕上がりが濃淡だけで決まるため失敗も比較的少なく仕上げることができます。また、色としてもコーヒー色は応用が利くので使いやすいです。シックなコーヒーカラーなら、どんなお部屋にも相性抜群。白いお部屋ならワンポイントになり、シックなお部屋なら落ち着いた雰囲気作りに役立ちます。また、コーヒー染めは均一に仕上がらないという点も魅力です。既成品にはない味わいが多くの人々を引き付けています。薄い色から濃い色へと微妙に移り変わっていくのグラデーションやランダムな模様は、この世に二つとないもの。二度と再現できない色合いは、コーヒー染めの醍醐味です。画像はRoomClipで紹介されていたtakimoto-manamiさんの作品です。
とっても手軽に実践できるコーヒー染め。芳醇なコーヒーの香りに包まれながら、あなただけのオリジナルグッズを作ってみてくださいね。
とっても手軽に実践できるコーヒー染め。芳醇なコーヒーの香りに包まれながら、あなただけのオリジナルグッズを作ってみてくださいね。
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