電動ドリルもハンマーも用意しなくてOK! 塩ビ管と板だけで棚をDIY!

誰の部屋にも必ずある棚は、自分好みのものをDIYする人も多いです。しかし自作する時にはあまり手間をかけたくないもの。そこで今回はシンプルな材料だけで簡単に組み立てられる棚をご紹介します。

公開日 2017.05.17

更新日 2022.01.07

電動ドリルもハンマーも用意しなくてOK! 塩ビ管と板だけで棚をDIY!

部屋に置く家具は自分らしさを演出するためのキーアイテム。お気に入りの一品を探しだけでなく、中には自作する人も多いはず。そこで今回は紹介するのは簡単な家具のDIYです。アイデアの元となったのは、以前DIYer(s)でも取り上げたこちらの記事。
この記事ではベンチは金属製のガス管と板を使ってシンプルなベンチを作っていますが、今回はこれにもう一段追加してオリジナルの棚のDIYに挑戦してみます。さらに、骨組みも金属製のガス管ではなく、ホームセンターなどでも簡単に手に入る塩化ビニル樹脂製のパイプを使うことにします。これにより取扱も簡単で、コストも抑えられるはず。パイプ同士の接合には継手を使うので特別な道具も必要ありませんし、失敗したときには組み直しが簡単です。それでは実際にどんな棚に仕上がったのか、早速ご覧ください!

材料と道具

■板(1500mm×240mm×25mm)2枚
■塩ビパイプ(φ25mm×1000mm)10本
■L字型継手12個
■T字型継手12個
■塩ビパイプ用キャップ4個
■パイプソー(通常のノコギリでも可)
■鉛筆
■マスキングテープ
■メジャー

作り方

STEP.01 塩ビパイプの長さを調節

今回は過去の記事からのアレンジメイキング。したがって試行錯誤しながらの製作になります。作業に入る前に、簡単な完成イメージ図を描いてみますが、はたして予想通りに製作できるでしょうか?
まずは塩ビパイプで骨組みを作ります。用意したパイプ一本の長さは1000mm。ここから300mm、260mm、230mm、残りの210mmとなるようにマーキングしたものを8セット。250mmで4分割したものを2セット、それぞれ用意します。
メジャーや長めの定規を使ってサイズを測定します。測ったらまずは鉛筆でマークを付けておきましょう。金属製のガス管と違い、マーキングの作業一つ取っても手軽に取り扱えるのは塩ビパイプにした大きなメリットと言えますね。
黒いパイプに鉛筆だけでは線が見づらいので、その上からマスキングテープなど目立つマークを貼り付けるようにすれば、後の切断作業がスムーズです。この時、マスキングテープのどちら側を切ればいいのか間違えないよう、鉛筆でつけたマークの下側で統一するか、あえて少しずらして貼り付けておけば、誤って切断することなく作業できますよ。
それぞれマークができたら、次は印に沿ってカットします。塩ビパイプは木材や金属と比べると柔らかく、簡単に切断できます。ガス管を使用していたら専用のカッターや大型機械が必要になっていたはず。そんな手間や準備の必要がない点も塩ビパイプを使用した大きな理由の一つです。また、雑に切断してしまって断面が荒くなっても、継手やエンドキャップで隠れてしまうので問題なし。ヤスリがけの手間も省けます。
塩ビパイプは切ろうと腕に力を入れるとしなるので、誤って指を切らないよう気をつけましょう。また切断する時は細かな削りカスが大量に出るので下に新聞紙などを敷いておくと後片付けが楽になります。
この時、長さがわかりやすいように、切ったものからグループ分けしておくと作業がしやすいですし、パイプの接続ミスの心配もなくオススメ。マスキングテープなどを巻きつけて簡単にまとめてもOKです。

STEP.02 継手やキャップを装着する

パイプをすべて切り終わったら、各パイプを合計24個の継手と4個のエンドキャップにはめ込みます。それぞれどのパイプがどのパイプと接合させればいいのか、立体的なイメージを思い浮かべながら作業を進めます。
棚の足となって床と接するパイプには、エンドキャップも忘れないようにしっかり取り付けましょう。床に傷が付くのを防止するほか、グリップが効いて棚が安定するようになります。
継手とキャップを全て取り付けるとこのとおり。写真左上が250mmのパイプの両端にT字型継手を取り付けたもので計2本(ここでは便宜上パーツAとします)。右上が250mmパイプの両端にL字型継手を取り付けたもので計6本(パーツB)。左下が300mm、260mm、230mmのパイプをT字型継手で繋いだもので計4本(パーツC)。右下が300mm、260mm、230mmをT字型継手で繋ぎ、300mmパイプの端にエンドキャップを取り付けたもので計4本(パーツD)。以上4種類16本の骨組みパーツが出来上がりました。
棚を作るための準備はこれで完了。早速これらのパーツを組み合わせて棚を支える骨格を作ります。
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