アクセントクロスはダサい?成功するためのコツと人気色やデザインを紹介
「アクセントクロスを貼ったもののかえってダサい仕上がりに…」という失敗は案外多いものです。この記事では、アクセントクロス選びのコツや失敗の原因、人気のカラー・デザインなどをまとめました。個性を活かした住宅をつくりたい人は、ぜひ参考にしてください。
2023.04.14
空間に遊び心をプラスし、個性を活かした空間がつくれる「アクセントクロス」。上手に活用すれば、ほかとは違うワンランク上の部屋がつくれるものの、模様や素材の選び方によっては、かえって垢抜けない空間になってしまうこともあります。この記事では、アクセントクロスの失敗例とともに、選び方のコツや人気のデザインなどを解説します。これからアクセントクロスを購入する人や、内装デザインで悩んでいる人などは、ぜひ参考にしてください。
アクセントクロスとは?
「アクセントクロス」とは、壁の一部にほかとは違う色・柄などの壁紙を取り入れ、空間のワンポイントにすることです。インテリアコーディネートでは、あえて目立つカラーの小物などを加えて、空間のアクセントにする手法があります。同じように、限られたスペースや部屋の一面のみを異なる色・柄にすることで、短調な雰囲気を脱することが可能です。
アクセントクロスはデザインの好みによってさまざまな場所に使用されますが、特にリビングや寝室・子ども部屋・トイレなどで採用されます。部屋の印象をがらりと変えたり、空間を広く見せたりする効果があるため、生活の中心となる場所に用いられるケースも多いでしょう。また、壁だけでなく天井に使われることもあり、幅広く柔軟なデザインを楽しめます。
アクセントクロスはデザインの好みによってさまざまな場所に使用されますが、特にリビングや寝室・子ども部屋・トイレなどで採用されます。部屋の印象をがらりと変えたり、空間を広く見せたりする効果があるため、生活の中心となる場所に用いられるケースも多いでしょう。また、壁だけでなく天井に使われることもあり、幅広く柔軟なデザインを楽しめます。
アクセントクロスをダサいと感じる原因と失敗例
単調な印象の部屋をがらりと変えられるアクセントクロスですが、思った通りの部屋にならなかったり、暮らしづらい住まいになってしまったりする失敗例も少なくありません。ここでは、アクセントクロス選びのよくある失敗例とその原因を紹介します。
アクセントクロスなのに目立たない
第一の失敗例は、「無難な色を選んでしまい、アクセントクロスが目立たず中途半端な仕上がりになってしまう」というケースです。ほかのクロスと同系色を選ぶこと自体は悪くありませんが、色が薄過ぎたり、控えめ過ぎるデザインだったりすると、空間の中に埋もれてしまいがちです。
「かえって統一感を欠いて雑然とした印象に感じる」「あまりアクセントクロスに視線が届かない」などの場合は、アクセントクロスの色が薄過ぎるのかもしれません。
また、小さなサンプル画像から色を選ぶ時は、失敗の原因になりやすいので要注意です。色は面積が狭いと濃く見えるため、壁一面に施工すると、イメージよりも薄くなってしまうことは間々あります。業者に相談して施工事例を見せてもらったり、なるべく大きなサンプルを用意してもらったりして、広い範囲で事前に確認するとよいでしょう。
「かえって統一感を欠いて雑然とした印象に感じる」「あまりアクセントクロスに視線が届かない」などの場合は、アクセントクロスの色が薄過ぎるのかもしれません。
また、小さなサンプル画像から色を選ぶ時は、失敗の原因になりやすいので要注意です。色は面積が狭いと濃く見えるため、壁一面に施工すると、イメージよりも薄くなってしまうことは間々あります。業者に相談して施工事例を見せてもらったり、なるべく大きなサンプルを用意してもらったりして、広い範囲で事前に確認するとよいでしょう。
素材やデザイン(フェイク柄)によっては安っぽい雰囲気になってしまう
第二の失敗例は、「柄物のアクセントクロスを選んだところ、安っぽい仕上がりになってしまう」ケースです。柄物のアクセントクロスすべてに当てはまるわけではありませんが、木目・タイル・レンガ・石材など、ほかの素材のフェイク柄はプリント感が強く、チープな雰囲気になることがあります。クロスは紙素材なので凹凸がなく、本物の素材と比べるとどうしても見劣りしてしまうかもしれません。
アクセントクロスはダサい?成長後に好みが変わった子どもに嫌がられる
第三の失敗例は、「子どもの好みに合った部屋をつくってあげたい」と思い、子ども部屋にアクセントクロスを貼るケースです。キャラクターやイラストをモチーフにした子ども部屋らしいアクセントクロスは、子どもが小さいうちはよいものの、成長して好みが変わると嫌がられてしまうかもしれません。年齢で好みが分かれるデザインを選ぶと、部屋を使ってもらえなかったり、家具を合わせづらかったりと、失敗の原因になりやすいので注意しましょう。
また、「姉が成長して家を出たあと、妹が部屋を譲り受ける」「間仕切りで空間を仕切り、二人でひとつの部屋を使う」などのように、何人かの子どもが同じ部屋を使う場合も注意しましょう。子どもたちそれぞれの好みが異なるため、アクセントクロスは付けないほうが無難かもしれません。どうしても付けたい場合は、将来部屋を分けた段階で好きな色を選ばせてあげるのがよいでしょう。
また、「姉が成長して家を出たあと、妹が部屋を譲り受ける」「間仕切りで空間を仕切り、二人でひとつの部屋を使う」などのように、何人かの子どもが同じ部屋を使う場合も注意しましょう。子どもたちそれぞれの好みが異なるため、アクセントクロスは付けないほうが無難かもしれません。どうしても付けたい場合は、将来部屋を分けた段階で好きな色を選ばせてあげるのがよいでしょう。
流行りの色やデザインを多用して飽きる
第四の失敗例は、色やデザインに飽きてしまうケースです。あえて濃い色や目を引く模様などを取り入れるアクセントクロスですが、「流行の色・デザインに影響を受けて取り入れたものの、くどくてすぐに飽きてしまった」という人も少なくありません。また、サンプルでは魅力的に見えた模様が、実際に壁に貼ってみると派手で落ち着かないケースも多く見られます。
注意すべきポイントは、派手なアクセントクロスは多用しすぎないことです。狭い面積ならほどよいアクセントになるクロスも、多くの場所や広い面積に使用すると、かえって下品な印象を与えてしまうこともあります。「家具との調和が取れるか」「ライフスタイルの変化に対応できるか」などを考慮して、長く楽しめるデザインを選ぶことが大切です。
注意すべきポイントは、派手なアクセントクロスは多用しすぎないことです。狭い面積ならほどよいアクセントになるクロスも、多くの場所や広い面積に使用すると、かえって下品な印象を与えてしまうこともあります。「家具との調和が取れるか」「ライフスタイルの変化に対応できるか」などを考慮して、長く楽しめるデザインを選ぶことが大切です。
アクセントクロス選びで成功するためのコツ
デザインによっては失敗も多いアクセントクロスですが、効果的に活用してオシャレな空間を演出している家はいくつもあります。ここでは、アクセントクロス選びを成功させるコツをまとめました。
色の選び方を知って、部屋ごとのイメージを明確にする
アクセントクロスを選ぶ時に注目すべきは、色の「明度」と「彩度」です。明度とは色の明るさを指し、明度が高くなるほど白に近づき、低くなるほど黒に近づいていきます。明度が高い色は明るく開放的な印象を与え、明度が低い色は重厚感・高級感などを演出します。
一方で彩度とは、色の鮮やかさの度合いをいいます。彩度の高い色は色味がはっきりと濃く、エネルギッシュで個性的な印象を与えてくれるカラーです。対照的に、彩度の低い色はくすみ系のカラーが多く、控えめで落ち着いた印象を与えます。
アクセントクロスを選ぶ時は、これらを踏まえて色がもつ効果や影響をしっかりと理解することが大切です。色が空間に与える影響は大きく、どの色を選ぶかによって部屋の雰囲気や印象はがらりと変わります。特にアクセントクロスは目を引きやすく、些細なニュアンスが良し悪しを左右するため、部屋のイメージに合った色を慎重に見極めましょう。
一方で彩度とは、色の鮮やかさの度合いをいいます。彩度の高い色は色味がはっきりと濃く、エネルギッシュで個性的な印象を与えてくれるカラーです。対照的に、彩度の低い色はくすみ系のカラーが多く、控えめで落ち着いた印象を与えます。
アクセントクロスを選ぶ時は、これらを踏まえて色がもつ効果や影響をしっかりと理解することが大切です。色が空間に与える影響は大きく、どの色を選ぶかによって部屋の雰囲気や印象はがらりと変わります。特にアクセントクロスは目を引きやすく、些細なニュアンスが良し悪しを左右するため、部屋のイメージに合った色を慎重に見極めましょう。
飽きない色や柄を選ぶ
リビングや寝室など長い時間を過ごす部屋は、なるべく飽きない色や柄を選びたいものです。一般的に「飽きないデザイン」とは、シンプルなものやナチュラルな印象のものを指します。面積の広い部屋や家族が集まる部屋などは、彩度・明度をほどよく落とした落ち着いた色を選ぶと、好みに左右されない長く使える部屋がつくれるでしょう。また、「将来子ども部屋を書斎にしたい」など、部屋を変えるプランがある場合、それらを考慮してアクセントクロスの有無を検討してみてください。
一方、「せっかくアクセントクロスを貼るのだから、思い切ったデザインを楽しみたい」という人もいるでしょう。暗過ぎる色や派手な色は大きな面積で使うとどうしても飽きやすくなります。しかしトイレやクローゼットなど狭い面積用で使用すると、内装をほどよく印象的にしてくれます。アクセントクロスで個性を出したい人は、まずは狭い部屋で試してみるとよいでしょう。
一方、「せっかくアクセントクロスを貼るのだから、思い切ったデザインを楽しみたい」という人もいるでしょう。暗過ぎる色や派手な色は大きな面積で使うとどうしても飽きやすくなります。しかしトイレやクローゼットなど狭い面積用で使用すると、内装をほどよく印象的にしてくれます。アクセントクロスで個性を出したい人は、まずは狭い部屋で試してみるとよいでしょう。
家具や住宅設備と世界観を合わせる
アクセントクロスに思い切ったカラーを選んだとしても、既存の家具や住宅設備とデザインの相性がよく、調和してバランスのよい空間になるケースもあります。それぞれの世界観が合っていれば、互いのよさが引き立ち、統一感のある部屋がつくれるのです。
一方、いくらまとまりのある色を選んでも、家具の世界観が合っていないと、ちぐはぐな印象になることもあります。例えば、「和室に洋風の木目の壁紙を貼る」「ナチュラルテイストのインテリアにビビットカラーのクロスを合わせる」などです。家具だけでなく床や照明とのバランス、空間全体の雰囲気などを考慮しながら、部屋の目的に合ったデザインを選びましょう。
一方、いくらまとまりのある色を選んでも、家具の世界観が合っていないと、ちぐはぐな印象になることもあります。例えば、「和室に洋風の木目の壁紙を貼る」「ナチュラルテイストのインテリアにビビットカラーのクロスを合わせる」などです。家具だけでなく床や照明とのバランス、空間全体の雰囲気などを考慮しながら、部屋の目的に合ったデザインを選びましょう。
アクセントクロスで人気の色やデザインを紹介
ここでは、アクセントクロスで人気のある色・デザインを紹介します。どれを選べばよいか迷っている人や、トレンドを抑えたうえで商品を決めたい人などは、ぜひ参考にしてください。
アクセントクロスとして人気の色は?
via orcasa.jp
アクセントクロスとして人気がある色は、グレー系・ブラウン系など、家具や照明といった住宅設備と相性のよい色です。目指したい印象によって濃さやニュアンスなどは異なり、温かみのあるグレージュ、ほんのりラメ入りの華やかなウォームグレー、木目と色味を合わせたナチュラルブラウンなどさまざまなものがあります。
また、場所によって人気の色・デザインは異なり、トイレや洗面所、クローゼットなどの狭い場所は比較的派手な色が好まれています。例えば、観葉植物に合わせたグリーンや、温かみのあるパステルカラーなどを取り入れると、個性的な印象になりがちな色も馴染みやすいでしょう。遊び心のある色を試したい人は、これらの部屋に取り入れてみるのがオススメです。
また、場所によって人気の色・デザインは異なり、トイレや洗面所、クローゼットなどの狭い場所は比較的派手な色が好まれています。例えば、観葉植物に合わせたグリーンや、温かみのあるパステルカラーなどを取り入れると、個性的な印象になりがちな色も馴染みやすいでしょう。遊び心のある色を試したい人は、これらの部屋に取り入れてみるのがオススメです。
アクセントクロスとして人気のデザインは?
リビングや寝室など、長い時間を過ごす部屋には無地のアクセントクロスが人気です。また、安っぽい印象にならないものなら、木目やレンガなど素材調のものを取り入れる人も多いようです。いずれにしても、既存のインテリアに馴染みやすく、ほどよいアクセントになるものが人気を集めています。
via www.sumailab.net
一方で、花や植物をモチーフにしたボタニカルテイストのものや、細かな柄が散りばめられた北欧テイストのもの、絵画のような大胆な絵が施された輸入壁紙など、個性的なアクセントクロスを使用した事例もあります。上級者向けではありますが、インテリアとデザインを合わせることで、例えば海外ホテルのような贅沢な雰囲気を持つ空間をつくれるでしょう。
個性を活かしたワンランク上の部屋を目指せるアクセントクロスですが、選び方を間違えると、かえって暮らしづらい住まいになることもあります。ポイントは、部屋の目的やイメージに合わせて色・カラーを慎重に選び、ライフスタイルの変化にも対応できる飽きないものをチョイスすることです。派手な色はトイレやクローゼットなどの狭い部屋に限って使用し、リビングや寝室などについてはインテリアに馴染みやすいグレー・ブラウン系を選ぶとよいでしょう。
より詳しいアクセントクロスの選び方を知りたい人は、リノベーションやDIYまで幅広い実績をもつ「株式会社カシワバラ・コーポレーション」に、ぜひご相談ください。
個性を活かしたワンランク上の部屋を目指せるアクセントクロスですが、選び方を間違えると、かえって暮らしづらい住まいになることもあります。ポイントは、部屋の目的やイメージに合わせて色・カラーを慎重に選び、ライフスタイルの変化にも対応できる飽きないものをチョイスすることです。派手な色はトイレやクローゼットなどの狭い部屋に限って使用し、リビングや寝室などについてはインテリアに馴染みやすいグレー・ブラウン系を選ぶとよいでしょう。
より詳しいアクセントクロスの選び方を知りたい人は、リノベーションやDIYまで幅広い実績をもつ「株式会社カシワバラ・コーポレーション」に、ぜひご相談ください。
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