変幻自在な“アレ”を作ろう！何ができるかお楽しみのミステリーDIY

今回作るのは、夏のジメッとした空気から私たちを解放してくれるアレ！何ができるのかはお楽しみの、ミステリーツアーならぬ“ミステリーDIY”をお送りいたします。作業自体とても簡単ですので、ぜひ最後までお付き合いください！

公開日 2022.08.25

更新日 2023.04.14

変幻自在な“アレ”を作ろう！何ができるかお楽しみのミステリーDIY

INDEX目次

はじめに

DIYレシピを数多く書いていると、少し親切にあれこれ書きすぎなのではないか...？と思うことがあります。もちろん作りたいと思ってもらえることや作りやすさはとても大切なのですが、たまには「なんだこれ！」と思ってもらいながら作ってもらうのも楽しいんじゃないか、と。
そこで今回は何が出来るのかは完成まで秘密という、思い切った企画に挑戦！ぜひ記事を飛ばすことなく、何を作っているんだろうというワクワク感とともに作業を進めていただければと思います。途中で気づいてしまったとしても、そこは気づかないフリをしてくださいね。それではいってみましょう！

作るもの

今回作るものはこちら！なんとも美味しそうなイナズマです。意味深にお弁当箱に入っていますが、果たして関係あるのでしょうか。ちなみに、イナズマ形にしてあるのは編集部の趣味ですので、色や形は自由に決めていただいて結構です。用途はなんであれ、見ているだけで既にいい感じですね。

材料

重曹
クエン酸
ハッカ油
ココナッツオイル
バスソルト（用意する内容によって完成品の色が決まります）
スタイロフォーム

STEP.01 スタイロフォームで型を作る

材料を見てピンときてしまった人もいるかもしれませんが、そこはご愛嬌なのがミステリーDIY。ネタバレをしてはいけませんよ。
さて、まずは用意したスタイロフォームを好きな形にカットして型を作っていきますので、鉛筆で写真のように形をマークしてください。この時、あまり複雑な形にしてしまうと難易度が上がってしまうので、シンプルな形をおすすめいたします。

マークできたら、このようにカッターでくり抜いてください。注意点ですが、端っこからカットしてしまうと型として利用できなくなるので、写真のようにしっかりと図形の周りにスタイロフォームが残るように中央から抜くようにしましょう。

STEP.02 材料を混ぜ合わせる

型ができたら、ボウルに下記の分量で残りの材料を全て混ぜ合わせていきましょう。

バスソルト：30g
クエン酸：30g
重曹：60g
ココナッツオイル：10g
ハッカ油：5〜10回振りかける

それらを、ちょうど濡れた浜辺の砂くらいの感触になるまで手で揉み続けてください。もしなかなか固まらないという場合は、ココナッツオイルを適宜足していくことで解決します！

STEP.03 型にハメて、乾燥

良い硬さになってきたら、余ったスタイロフォームの上に型を置いてください。この時、机の上にそのまま型を置いてしまうと乾燥時に動かせなくなってしまうのでご注意ください。
型に流し入れる際は、写真のように手でギュッと押し込みながら詰めて、密度が高くなるように意識しておきましょう。

敷き詰めることができたら、いよいよ最後の工程。表面をカッターで削りながら整え、写真のように綺麗な仕上がりを目指してください。
ここまで来たら、あとは乾燥を待つだけ。少し長めに待ったほうが安心なので、このまま一晩放置して完成を楽しみにしながら眠りましょう。

完成

翌日、恐る恐る型から取り出してみると...この通り！無事に完成してくれました。環境によっては十分乾燥していない場合もありますので、取り出す際はとにかく慎重に進め、難しそうであればもうしばらく待つことをおすすめします！

その正体とは

今回はせっかくなので、イナズマ型と山型の2種を制作してみました。表面のザラついた質感がキラキラしていて、美しいですね。それではいよいよ、一日がかりで作っていただいたこのナゾの塊が何なのか、正解発表したいと思います！

まずは浴槽にお湯を張ってください。そして、この美味しそうな塊を...

こう！

最近あった腑に落ちないことや社会への不満を頭に浮かべながら、勢いよくお湯に投げ込んでください！

ということで、今回作っていたのは自在な形に作れて、見て楽しいバスボムでした。え？材料にバスソルトがあった時点で気づいていたって？そんな野暮なことを言ってはいけませんよ。最後までお菓子かもと思っていたピュアな読者がいたことを祈って、ミステリーDIYの成功としましょう。

まとめ

今回はお風呂を美しく盛り上げてくれる、オリジナルバスボムのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか？ご家庭にあるようなありふれた材料で作れるので、非常にチャレンジしやすいレシピだったかと思います。「せっかく作ったし、使っちゃうのは勿体無い...」という方は、かわいい容器に入れて飾ってしまうのもアリですよ！

撮影：薮内努（TAKIBI）
監修：岩西剛