簡単!多肉植物の寄せ植えとウォールプランターのDIY

その独特な見た目と育てやすさ、種類の豊富さで男女問わず大人気の多肉植物。今回は、「河野自然園」さんに、多肉植物の寄せ植えと、家にある身近な材料で作るオリジナルウォールプランターのDIYを教えていただきました!

公開日 2017.05.01

更新日 2022.01.07

STEP.05 茶色の塗料をスポンジで軽く載せ“サビ”を演出

スポンジにつける塗料は少し。一度つけたらしっかりと落として、缶に塗る際にかすれるくらいがでベストです。缶にまんべんなくつけず、フチなどに部分的に強弱をつけてペイントするのがそれっぽく見せるポイント。

スポンジで茶系の塗料を叩きながら塗っていきます。

数年前からあるような、本物そっくりの“サビ感”!

STEP.06 底に固定用の穴を開け、ビスで板に固定

端材にしっかりとツナ缶を固定すれば、ウォールプランターのベース作りはほとんど完成です。ツナ缶を取り付ける位置はお好みで問題ないですが上下どちらかに寄せておくとバランスがいいです。

端材の板に固定するため、釘で缶底に下穴を2カ所開ける。外側から1㎝くらい内側を狙いましょう。

ドライバーを使って、ビスで缶を端材に取り付けていきます。ぐらつかないようにしっかりと固定。

取り付けた様子。ビスは端材の厚みよりも数ミリ短いものを選んでください。

STEP.07 英字新聞や雑誌などから好みの素材を選び、端材に貼り付け、シーラーで防水加工を施す

アクセントとしてサイズや色味を考えるのも楽しい工程。形は完成に近いので、こちらをベースに、ツナ缶を2つにしてみたり、自分仕様にアレンジしてみるのもアリです。

海外の雑誌からアクセントになりそうな部分を探します。好きなカタログや英字新聞などでもOK。

ハサミやカッターなどを使わず手でラフに切り取ります。クラブハウスなどのはがされたポスターをイメージすると◎。

接着剤を切り抜きの裏面にしっかりと塗り、端材に擦り付けるように貼り付けます。

雨で紙がふやけたり、印刷がにじまないように上からシーラーを塗っていきます。

貼り付け後の様子。アクセントになるので、モノクロより、カラーのものがオススメです。

STEP.08 キリで穴を開け、針金を通す

針金を2カ所に通せば、ベース作りの完成。今回、針金は20㎝ほどで作っていますが、用途に応じて長さを自分好みに設定できるのもDIYならではの魅力です。

完成時、上にしたい方に2カ所、キリで穴を開けていきます。電動ドリルがあれば、その方が簡単。

針金を通す際はしっかりとねじって固定。端材の色合いに合わせ、お好みで銅線などに変えてみても面白いですね。

ここまででウォールプランターのDIYが完成。いよいよ寄せ植えの工程に入っていきます。

STEP.09 土(ネルソル)をしっかり敷き詰める

寄せ植え専用の土「ネルソル」を適量用意して、水を加え、納豆のように粘り気が出てるまでしっかりと混ぜます。敷き詰める際は、細かな石なども入っているため、軽く詰めたくらいだとスカスカになってしまうので注意。隙間なくきっちり入れていくと寄せ植えした時に植物がしっかりと安定してくれます。

粘り気のある特殊な土(ネルソル)を缶に敷き詰めていきます。

写真のように、すり切り一杯までしっかりと詰めるのがポイント。

STEP.10 ピンセットで植えていく

生き物なので優しく刺してしまいがちですが、土から抜け落ちてしまうのを防ぐためにピンセットを使い、しっかり刺していきます。この時ピンセットの先と茎部分が同じ方向になるように持ち、ピンセットごと土に植えていくようなイメージでグッと差し込むのがポイントです。

土に挿す部分を間引きます。ピンセットで押さえる場所を作るイメージで1㎝ほどを目安にカットしてください。

色合いのバランスや仕上がりイメージを考えながら植えていきます。

中央部分から植物同士の隙間を作らないように植えていくと、きれいに仕上げることができます。

完成。1つでもいいですが、複数並べてみても絵になりますね!

今回ワークショップの講師を務めてくださった平野純子さん。河野自然園の専属デザイナー兼専任講師。多肉植物の寄せ植えとDIYのセンスが抜群で、ガーデニング講師として活躍中。新著『多肉植物でプチ! 寄せ植え』には、多肉植物の魅力がぎゅっと詰まった小さな寄せ植えが満載。空き缶や100円グッズを使った簡単なDIYも。

平野さん「ガーデニングもDIYも昔から好きで、棚やテーブルなどもDIYしています。ガーデニングもそうですが、自分で作ったものや手をかけたものは当然愛着も湧きますし、1つ作るとその経験を活かしてまた次のものを!という風にどんどん増えていきました。今思えば“道具”というより“工具”を使っていることがプライベートでは多いかもしれません(笑)」

「自分仕様にできる」のも魅力ですが、「余りもの、捨てているもの」を蘇らせることもDIYの大きな魅力のひとつかもしれません。DIYアイデアの引き出しから組み合わせて、自分だけのオリジナルなプロダクトを想像したり、作ったりすることができる。ガーデニング+DIYのように、自分の好きなものやアクティビティを組み合わせたDIYアイテムを作ってみよう!と感じさせてくれた今回のワークショップ。みなさんもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

Information

河野自然園/球根屋さんドットコム

横浜市の港北区にある大きな農園ハウスでは、ガーデン二ング好きやプロを目指す方はもちろん、これから初めてみたいというビギナーにもオススメなワークショップを開催しています。また、河野自然園が運営するネットショップ「球根屋さんドットコム」では、球根、多肉植物、宿根草、一年草とバリエーション豊かなラインナップの中から、お気に入りの植物を購入することができます。

球根屋さんドットコムのプレミアムガーデン
http://www.kyukon.com/

ネット通販
http://kyukonya.ocnk.net

TEL:070-5587-2973
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