失敗しない!壁紙をDIYで張り替える術をWALPAで学んできました

家具の配置を変えたり、カーテンや照明の色を変えたりなど、リフォーム のように部屋の雰囲気を変える方法はいろいろありますが、より大きな変化を生んでくれるものがあります。それは、壁紙を変えることです。とはいっても、壁紙の貼り方を知っている人はほとんどいないでしょう。そこで今回は、輸入壁紙専門店「WALPA」が行っている壁紙貼りのワークショップの様子と、壁紙の種類や特徴について詳しくご紹介します。

公開日 2017.11.02

更新日 2022.01.11

続いて壁紙貼りに使う道具はこちら。

店頭では左上のテープや養生を除いた11点が、セットで販売されています。 ¥3,991(税込)

内容は
・地ベラ
・撫でハケ
・竹ベラ
・カッター
・ジョイントローラー
・ハケ
・ローラーハケ
・スポンジ
・ローラーハケ用トレイ
・カッター
・替刃

天井高によっては脚立も必要です。
また、施工するときに便利なWALPAオリジナルの腰袋も用意しています。
・腰袋

天井高によっては、脚立も用意しましょう。

壁紙の貼り方

貼る前に壁の仕様と壁紙の柄向きをチェックすることが大切です。

日本の壁には撥水加工が施されているものがあり、水で溶いて作った専用のりでは壁紙を貼れないことがあります。自分の家の壁紙が加工されているかどうかがわからなければ、セロテープやマスキングテープを貼ってみてください。簡単にはがれないようであれば大丈夫です。WALPAで用意している「貼ってはがせる輸入壁紙のお試しセット」を使って試してみるのもオススメです。
次に、壁紙を引き出しながら柄の向きを確認してください。海外製の壁紙は、引き出したときに柄の向きが逆さになっていることがあります。必ずチェックしておきましょう。

それでは、貼っていきます。

床にのりが付かないように、ビニールなどで養生します。今回、床に貼ってあるのは、緑色の養生テープと保護ビニールが一体になったマスカーです。貼るだけで汚れを防げるオススメ便利アイテムなので、初心者の方もぜひ活用してみてください。

コンセントカバーは必ず外し、マスキングテープで差し込み口を塞いでから貼り始めましょう。

コンセントカバー以外にも外せるものはできるだけ外し、壁面の作業スペースを広く取ります。

1. のりを均一にまんべんなく塗ります

のりだれを防ぐためバケットの中で余計なのりを落としてください。 はさみと同じように、利き手によって壁に対して左右どちらから貼り始めるかが変わってきます。右利きの人は壁の左隅から右へ、左利きの人は右隅から左へ貼っていきます。

のりを左隅から塗り始め、上下に広げていきましょう。ちなみに、日本の平均天井高は240cmなので上を塗るときは脚立が必要になります。またがるように乗り、脚立をしっかりと安定させましょう。 のりの量は指でなぞって少し跡が残るくらいが適量です。ローラーを何度も転がすと、一度塗ったのりを剥がしてしまうので、バターを塗るように、壁にのりを乗せるイメージで進めましょう。 ローラーはWを描くように動かすと綺麗に塗れます。 塗り幅は、壁紙の幅より少し広めが最適です。ローラーの幅が15cmなので、それを目安にすると塗りが安定します。今回貼る壁紙は幅53cmなので、ローラーで4つ分測ると約60cmになり、ちょうど塗りしろが出来ます。 ローラーで届かない箇所は、ハケでしっかり塗りましょう。

2. 1枚目を貼ります

足下に置いた壁紙を、端を持って引き出していきます。必ず上下に切りしろとして5cmずつ余分に長さを取ってください。

そして、端に壁紙を合わせ、なでハケでまん中から1度横方向に空気を抜きます。

続いて上下方向に、外に空気を抜くように貼っていきます。

真ん中から上下に空気を抜くのがポイントです。

壁紙の表面に付いたのりをそのままにしておくと、シミになることがあるので注意しましょう。すぐにスポンジで拭き取るのが綺麗に仕上げるコツです。

3. 隅を竹べらでクセ付けましょう

まず、指でなぞって隙間をなくしてから、竹べらでクセ付けをしていきます。強すぎると摩擦で壁紙が黒ずんだリ、傷つくことがあるので、力をいれすぎないようにしましょう。

4. 余分な壁紙をカットします

地ベラをあてがい切っていきます。地ベラの角は一方はとがっていますが、もう片方は丸くなっています。とがっている方を角に合わせて、カッターで切っていきましょう。

端からカットしていき、中央まできたら地ベラをスライドさせて切り進めます。カッターを壁から離さないように気をつけてください。上をカットするときは天井を切るイメージで行うと、きれいな仕上がりになります。 また、きれいに仕上げるもう一つのポイントとして、カッターの切れ味が重要になってきます。切り終わったカッターにはのりが付いているので、もったいないように感じますが、1回のカットで1つおるようにしましょう。

5. 下の余分な壁紙をカットします。

下も同様に切っていきます。床を切るようなイメージで切りましょう。はみ出したのりはスポンジで綺麗に拭き取ります。

6. 2枚目の壁紙を貼ります。

1枚目と同様にのりを塗ります。 1枚目を少しめくり、つなぎ目にのりを塗り足すのがポイントです。

ここでも上下に切りしろを残すことを忘れないよう気をつけてください。

繋ぎ合わせて2枚目を貼ります。のりが乾く前であれば壁紙は動かすことができるので、スライドさせながら柄合わせをしていきましょう。

合わせが甘いと、目スキと呼ばれる壁紙と壁紙の間に隙間ができてしまいます。素早く丁寧につき合わせましょう。

きれいに仕上げるオススメ和紙テープ

『和紙テープ』(3.5cm×100m) ¥1,008(税込)

繋ぎ目に目スキが気になる方には、便利な「和紙テープ」を試してみてはいかがでしょうか?
和紙は吸着率がよく、壁紙が和紙にくっつくので、目すきしにくくなります。このテープをつき合わせした繋ぎ目の裏に貼りましょう。濃い色や無地の壁紙に使うのがオススメです。

7. 1枚目同様に、上下の余分な部分をカットします。

はみ出したのりの処理はお忘れなく。

8. つなぎ目にローラーをかけます

壁紙との境目をジョイントローラーで押さえ、つなぎ目をしっかりおさえます。

隙間からのりが出てくるので、しっかり拭き取ってください。

9. 角の作り方

まず、側面に沿って木ベラで縦に折りたたみます。

次に端は折りたたんだまま2枚重ねてクセ付けをしてから、上を先にカットします。

次に下をクセ付けしてカットします。

最後に側面を縦にカットすると、角が綺麗に貼れます。

10. コンセント部分の貼り方

壁紙の上からコンセントの4隅を確認し、ボールペンで印をつけます

壁紙を少し浮かせ、角からコンセントの中心に向かって、X字に切れ込みを入れましょう。

次に、地ベラをあてがいコンセトの淵に沿って切っていきます。

余分な部分をハサミでカットし、最後にカバーをはめれば完成です。

1枚目は少し苦戦しましたが、手順さえわかってしまえば2枚目、3枚目はスムーズに貼る事ができました。柄合わせの時は数ミリのズレが気になってしまい、つい作業に没頭。綺麗に貼れた時はまるで職人になった気分を味わえました。一度経験するとハマること間違いなしですね!
これはリフォームにも使える技術なので、ぜひ習得しておきたいですね。

こんな便利アイテムもあります。

位置調整テープ

壁紙用両面テープ(4cm×10m) ¥1,490

WALPAがオリジナルで開発した、のりを使わずに壁紙を貼るためのテープです。これまでは、テープで壁紙を貼る際、マスキングテープと両面テープの2種類が必要でした。しかし、両面テープは粘着力が強いため、直接貼ると壁を傷めてしまいます。そのため、まず壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを付けてから壁紙を貼るしかありませんでした。
位置調整テープは、そんな手間が省ける魔法のテープです!
壁を傷めることなく剥がすことができる上に、粘着力もある便利なアイテムです。

INFORMATION

WALPA store TOKYO
住所:〒150-0021東京都渋谷区恵比寿西1-17-2 シャルマンコーポ恵比寿1F 101号室
電話:03-6416-3410
FAX:03-6416-3408
E-mail:tokyo@walpa.jp
営業時間:11:00~19:00
※年末年始・お盆はお休みをいただきます。
※定休日:木曜日(2017年11月9日より)祝日、毎月1日の木曜日は営業いたします。

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