まだホワイトボード使ってる?とにかく使えるカフェ風メッセージボードをDIY
今回は、カフェのメニューなどでよく見かけるウォールマウントをDIY!クラフトペーパーに手書きというラフな雰囲気がお部屋をワンランク上げてくれること間違いなしのレシピになっておりますので、ぜひ試してみてください。
公開日 2021.08.19
更新日 2022.01.07
INDEX目次
はじめに
普段暮らしていると、ゴミの曜日や買い足したい消耗品、やらなきゃいけないことなど、家の目立つ場所にメモしておきたいことってたくさんありますよね。でも、机上のメモだと埋もれてしまうし、だからといって100均のホワイトボードをかけておくのは部屋にチープな印象を与えかねない...。
そこで!そんな悩める家庭的なDIYerを救うべく、それらを一気に解決できるインテリアを今回はご紹介いたします。
そこで!そんな悩める家庭的なDIYerを救うべく、それらを一気に解決できるインテリアを今回はご紹介いたします。
作るもの
今回作るのは、こちらのウォールマウントペーパーと呼ばれる壁掛けタイプのメニューボード。海外のお洒落なカフェやレストランで見かけるこちらのメニューボードですが、日本だとあまり見かける機会の少ないプロダクトですよね。
でも、そうなると湧いてきてしまうのが「自宅で使って、なんてことないメモもかっこよくディスプレイしたい...!」という欲望。それなら、DIYで叶えてみましょう!
でも、そうなると湧いてきてしまうのが「自宅で使って、なんてことないメモもかっこよくディスプレイしたい...!」という欲望。それなら、DIYで叶えてみましょう!
材料
クラフトペーパー 900mm×10m
鉄ノコギリの刃
ベニヤ板 T12×600×450mm
木材A T3x30x300mm
ワッシャー 厚み0.8mm M4
フック 小
ロープ
鉄ノコギリの刃
ベニヤ板 T12×600×450mm
木材A T3x30x300mm
ワッシャー 厚み0.8mm M4
フック 小
ロープ
STEP.01 クラフトペーパーを加工
それでは、実際に作っていきましょう。まずは購入した幅900mmのクロフトペーパーを230mmでカットする作業。作業は木工用のノコギリで問題無いですが、切断中にクラフトペーパーがバラついてしまうのを防ぐために、ラップを巻いておくとスムーズでしょう。
230mmのクラフトペーパーを2本切り出せたら、端と端をマスキングテープでつなげ、写真のようにして1本の太いクラフトペーパーへと変えていきます。なぜこうするのかというと、幅が狭くて巻き数の多いクラフトペーパーも売っているのですが非常に高価なため、安く今回のプロダクトサイズに仕上げるための工夫ということになります。
STEP.02 背板の加工
このSTEPはお好みなのですが、クラフトペーパーの背板が無垢の木材だと色味も似てしまって映えないと思ったので、形や色を工夫していきます。
まずは例の如くコップやペンキ缶など、近くにある円形のものを当てて角に曲線をマークし、ジグソーでカットする作業を4箇所で行います。もちろん円以外でもOKなので、凹ませてみたりそのままにしたり、家のインテリアなど合わせたデザインにしてみてください。
まずは例の如くコップやペンキ缶など、近くにある円形のものを当てて角に曲線をマークし、ジグソーでカットする作業を4箇所で行います。もちろん円以外でもOKなので、凹ませてみたりそのままにしたり、家のインテリアなど合わせたデザインにしてみてください。
背板のセンター部分はどちらにしてもクラフトペーパーで見えなくなるので、その周囲を白く塗ってみることにしました。今回はラフにフリーハンドで塗っていますが、きっちり塗りたいという方はマスキングテープを使って色がはみ出ないように注意して作業してください。
STEP.03 クラフトペーパーの取り付け
それでは、いよいよ背板にクラフトペーパーを取り付けていきます。まずはロープの左右の先端で輪っかを作り、クラフトペーパーを吊るのに適当な長さになるように調整してください。その時に用意したフックも仮で当ててみて、実際にクラフトペーパーが引き出しやすい位置を確かめてみると分かりやすいかと思います。
そして左右対称になるように位置が決まったら、フックをビスで背板に固定していってください。
そして左右対称になるように位置が決まったら、フックをビスで背板に固定していってください。
クラフトペーパーを吊るせたら、次は紙の“抑え”となる木材を取り付けていきます。この木材の大きさに指定はありませんが、写真のようにクラフトペーパーを下に通せるだけの長さを確保して設置してください。
固定する場所が決まったら、まずは細めのドリルを使って木材Aに背板ごと穴を開けます。ここでいきなりビス止めをしてしまうと、木材Aがかなり端に近い位置にあるため割れが発生してしまう恐れがありますので、注意してください。
「え、でもこのまま固定しちゃったら下に紙が通らなくない?」と思ったあなた、その通りです。そんな事態になることを防ぐため、木材Aと背板の間には厚み0.8mmのワッシャーを挟んでおきます。こうすることで僅かながら隙間ができ、クラフトペーパーを滑り込ませることができるようになります。
取り付けた様子がこちら。一度紙を出し入れして、この時点での使い心地を確認しておくと良いかと思います。もしきついようであれば若干ビスを緩めるなどして、対策してください。
何に使うのか不審がっていた方もいらっしゃったかもしれませんが、鉄ノコギリの刃がここで登場します。こうして木材Aと同じようにワッシャー(スペーサー)を挟み込み、下側の“抑え”として設置し、さらにクラフトペーパーを引いて捻ればカッターやハサミを使わずにここで裁断することができる仕組み。ちなみに、使い古しの刃でも十分切れるので、リサイクルするのも良いですね。
ここからは細かい仕上げ作業。壁に取り付ける際に便利なように、背板の上部に2箇所穴を開けておきましょう。この時、背板の下に不要な木材を敷いて作業しないと貫通した勢いで板が割れてしまうのでご注意ください!
最後に塗装もちょい足しを。今回はもう少し目を引くようにと思い、青やグレーのペンキで装飾を足してみました。あくまでラフに、あえて片手間感が出るように意識してデザインしてみています。
完成
塗装が終わったら、完成です!いかがでしょう、外周のペイントが目を引き、忘れたくないことをメモしておけば頻繁に思い出すことができそうですね。また、今回は実際にカフェにおいてあるようなものよりは一回り小さく作ってあるので、一人暮らしのお部屋などでも問題なく置けそうな、ちょうど良いサイズ感になりました!それでは、早速設置をしてみましょう。
設置
実際に壁に取り付けて、文字を書き込んでいる様子がこちら。木材やノコギリの刃でクラフトペーパーがしっかりと抑えられているため取り付けた後でも書きやすく、何より壁に文字を書くという行為が学校の黒板のようで、なんだかワクワクしました(笑)。
今回は何を書くか悩んだ末、お店のような“本日のメニュー”を掲示してみることに。ホームパーティの際、用意した食事を書き出してレストラン気分を味わうという遊びも、なかなか楽しそうです。
今回は何を書くか悩んだ末、お店のような“本日のメニュー”を掲示してみることに。ホームパーティの際、用意した食事を書き出してレストラン気分を味わうという遊びも、なかなか楽しそうです。
用が済んだら、下に引き出してからビリッと千切れば、新しい用紙に早変わり!他にも、メモをそのまま人に渡したり、持ち運んだりしたいときにも、パッと切り離せるこの仕組みは便利です。
さらに、この書いて千切るという作業も爽快感があってクセになるので、お絵描きしたい盛りのお子さんも夢中になること間違いなし!ですが、遊んでいる間にノコギリの刃で怪我をしないようにだけ、注意をしてあげてください。
さらに、この書いて千切るという作業も爽快感があってクセになるので、お絵描きしたい盛りのお子さんも夢中になること間違いなし!ですが、遊んでいる間にノコギリの刃で怪我をしないようにだけ、注意をしてあげてください。
ちなみに、今回は10mのクラフトペーパーを2倍にして巻いているので、20mほどの長さで制作しました。そのためしばらくは使い切ることはないと思いますが、なくなった際には、もう一度クラフトペーパーをノコギリで裁断して交換してあげることで、簡単に補充することができますよ。
まとめ
壁に取り付けて使えるメニューボード、いかがでしたでしょうか。自宅にいながら、まるで海外のカフェやレストランのような気分を味わえる素敵なプロダクトに仕上がったのではないかと思います。既製品でお部屋のインテリアを揃えていくとどうしてもカッチリと、隙のない雰囲気になってしまいがちですが、“手書き”や“千切る”などのラフなスタイルが持ち込まれることによって一気に暮らしの幅が広がるように感じました。
お部屋に変化をつけたいと思っている方はぜひ、DIYにチャレンジしてみてください!
お部屋に変化をつけたいと思っている方はぜひ、DIYにチャレンジしてみてください!
撮影:薮内努(TAKIBI)
監修:岩西剛
監修:岩西剛
WRITTEN BY
Japan
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