つるじょ:gamiさんに聞くDIY

DIYクリエイター集団として活躍する、つるじょ。6名からなるメンバーたちがそれぞれ発信するDIY作品は、多くの反響を集めています。そんなつるじょのメンバーたちが抱くDIYにまつわる想いについて、たっぷりとインタビューを敢行しました。今回は、らくがき屋としてサインペインター・イラストレーターとして活躍するgamiさんをご紹介。

公開日 2017.12.22

更新日 2022.01.11

ペイントする際に大事にしていることはなんでしょうか?

つるじょ gami DIY

主婦として毎日立つキッチンも、gamiさんらしいイラストであふれています。

「作品を作るときやイラストを描くときは、うまく描こうと思わないで自由に描きたいと思っています。ただ、それがなかなか難しいんですよね(笑)。あとは、バランスでしょうか。全体で見たときに単調にならないよう、大きい文字と小さい文字を組み合わせたり色んなサイズの筆を使っています。隙間を埋めるように使っている矢印も、大事なポイントです」
つるじょ gami DIY

お子さんのお部屋に続く、ふすま。まるで鉄素材で作られたような雰囲気ですが、こちらも塗装と画鋲などを駆使して表現しています。

つるじょ gami DIY

子供部屋にはアクティブなマウンテンバイクのペイントが。下に写るのは、ソーホースを活用したハンガーラック。

gamiさんのようにペイントしたい!という方にアドバイスをお願いします。

つるじょ gami DIY

玄関からリビングへ続く廊下の壁には、大きなペイントが。

「ペイントは塗り重ねることができるので、納得いくまで何度でもやり直しが効くんです。そのためにはまずはベースを塗ることをオススメします。そして塗料選びもポイントですね!私が一番使うのはツヤなしの黒と白なので、参考にしてもらえたら。ほかにも、ペイントのキャンバスとなる土台や描きたいテイストによって、水で薄めたりそのまま使ったりわざとかすれさせたりと、自分で工夫するのも楽しみの1つです。初めてペイントされる方は、まずは狭い場所や汚れを隠したい場所から始めるとチャレンジしやすいんじゃないでしょうか。塗りたての時はイマイチかな?って思っても時間が経てば馴染んでくることもよくあって。ペイントしてから何日かの間眺めていると、ある時に“あっ、いい感じだ!”って思う瞬間があるんです」
つるじょ gami DIY

玄関へ続く廊下も、素敵なペイントに囲まれていれば毎日の始まりが楽しくなりますね。

つるじょ gami DIY

廊下の壁面はご自身で塗装した漆喰仕上げ。漆喰の上からペイントすると、いい感じのかすれ具合にまとまるんだとか。

つるじょとしての活動について教えてください。

つるじょ gami DIY

ペイントのこと、つるじょのこと、いくつもの質問に真摯に答えてくれたgamiさん。

「つるじょメンバーのみんなって、本当にみんな元気だし、楽しいし、それだけでなくハングリーだし、ガッツがあるんですね。そんなメンバーと一緒に活動していると、私も元気をもらえるし、頑張ろうって思えるんです。主婦同士、同じ悩みも分かってくれるし、本当に心強いんです。そしてみんな男っぽい!!つるじょというよりも、“つる男“の方が合ってるかもって思うくらい(笑)。そんなつるじょでは来年も色々なことが決まりつつあって。3月にはみんなで福井県でイベントに参加する予定です。今からみんなすごく楽しみにしてますし張り切ってます!ほかにも関西で久しぶりにみんなでDIYワークショップをやれるかも知れなくて、その時はぜひ多くの方に遊びに来てもらいたいです!」
つるじょ gami DIY

先ほどの収納に続いて、こちらもgamiさんの仕事道具である、塗料や筆が収納されているケーブルドラム。

この先つるじょとして、どのようなことを表現したいですか?

つるじょ gami DIY

つるじょメンバーで過去に製作したデニムガーランド。みなさんのご自宅にレイアウトされていて、そこからも絆の強さがうかがい知れます。

「つるじょとして、イベントでいろんな場所に行けたらいいですね。DIYに限らず一緒にものづくりをしたり、同じ時間を過ごすことで何かを始めるきっかけ作りの場になれたらって思っていて。関西で行ったつるじょのイベントに参加したことがきっかけで皆さん仲良くなったり、趣味が増えたり、いろんな輪が広がっていて。その様子を見ていると、本当に楽しそうで見ている私たちまで嬉しくなるんです。なので、今後はDIYやワークショップがあまり浸透していない土地に行って楽しいしイベントをやってみたいですね」

最後に、最近の活動について教えてください。

つるじょ gami DIY

取材時にまず目に入ったOPENと描かれたサインボード。小さなところですが、こういった部分までこだわることで、お部屋のおしゃれさがグッと高まります。

「個人の活動としてはとにかく描いてますね!特につるじょ結成からのここ2年は、本当にあちらこちらに描きまくっています(笑)。最近では店舗へのペイントの依頼が多いのですが、今年は3月に本を出版させていただいたことから始まり、ワークショップや作品販売、ペイントショー、イベント出店、店舗ロゴやお菓子のパッケージデザインやコラボ商品を作らせていただいたりと、初めてのことだらけ。楽しい活動に声をかけていただくことが多くて本当にありがたく思っています。つるじょの最近の活動としては大正で行われたイベントでワークショップと、初めてつるじょみんなでDIYショーをやりました。今後も色んなことにチャレンジして経験を積んでいきたいと思っています」
つるじょ gami DIY
DIYというカテゴリーを超えて、高いクオリティの作品を仕上げるgamiさんですが、本人としては毎回100%満足していないという向上心に感服したDIYer(s)編集部。
ペイントはもちろんのこと、「colorfull made」と銘打ったgamiさんの屋号からも分かるように、色彩センスにも彼女の魅力があります。その両方が詰め込まれたご自宅は、毎日の暮らしが楽しくなる素敵な空間でした。
今後は、つるじょのみんなでいろんな場所に行きたいと話し、これからもDIYを広めていくキッカケ作りをしてくれることでしょう。

INFORMATION

gami(らくがき屋/ペイントクリエイター)
Blog:「gamiのものづくり日記」https://ameblo.jp/gamiino/
Instagram:https://www.instagram.com/gami_223/

photography:Hideto Aida
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