憧れのガレージDIY!仲間と作ったビーチハウス! 〜突撃!隣のDIY! Vol.25〜

家やお店で実践したDIYのアイデアを拝見する本連載。第25回目となる今回は、さまざまな工具を取り扱うショップ「FACTORY GEAR」のスタッフたちが協力し合って建てた、通称“BSB”に伺いました。

2022.01.07

ガレージ

そして、気になるガレージに案内してもらいました。自分たちの手だけですべてを完成させようとしましたが、法律の関係上断念し、知り合いの大工さんに依頼。できるところをスタッフたちで手伝ったり、ほかのものを作ったりしたそうです。

ガレージ前に止められていた髙野倉さんの愛車のハーレー。工具店だけあって、車やバイクが好きな従業員の方が多いそうです。

こちらの部屋には、バイクや自転車が格納されています。その奥にある棚は、2×4材を使って製作。採寸をしてぴったり荷物が入るように設計されています。こちらのバイクや自転車は、ここを訪れた社員が誰でも使えるように置いているそうです。

その隣に設置してあった、よく使う工具を掛けるフレームもDIYによるもの。塗装を施していませんが壁の雰囲気とマッチしていて、“ガレージ感”を高めています。

ガレージの内壁に使ったのはOSB合板。釘を自由に打ち付けて、そこに工具を掛けられるように、この素材を選んだそうです。

その隣の部屋には、ジェットスキーやサーフボード、ボディーボード、そしてバスケットリングも収容してありました。夏は近所の海でジェットスキーに乗っているそうです。こちらにも2×4材を使った棚が設置されていました。

FACTORY GEARのオリジナルブランド「DEEN」のツールボックスもたくさん置かれていました。その中に、バイクやジェットスキーのメンテナンスに使う工具が収納されています。写真のこちらは、DEENの中でも一番大きいサイズ。大きすぎてショールームに置けないので唯一ここに置いているそうです。DEENのツールボックスは、ドラマやテレビ番組にもプロップとして登場しているとのこと。

実際にDIYで、DEENの工具やツールボックスを使用して、使い勝手を確認しているそうです。お客さんの声だけではなく自分たちで使用感を確認することで、開発のアイデアを生み出しているのです。

端材

大工さんとスタッフたちと一緒にガレージを作り上げましたが、その際に発生した端材を利用して別のモノもDIYしていました。

ガレージには屋上が設けられ、そこに海を望めるように台が設置してあります。大工さんに作り方を教えてもらい、端材を使ってスタッフたちと一緒に作り上げたそうです。

プールサイドにあるテーブルベンチもガレージの端材が材料。潮風に当たって、味のある表情にエイジング。

ガレージの東側に端材を使ったフェンスを製作。海風が強いので、風が抜けるように隙間を空けた設計にしてあるのがポイント。

ちなみに、一軒家の隣にもDIYしたフェンスが設置してありました。購入すると意外に高価なフェンス。しかしこちらはホームセンターで揃えた材料を使い、髙野倉さんが息子さんと2人で作ったことによって2万円ほどで完成しました。簡易的ですが、あるとないとじゃ、まったく印象が違いますね。

「FACTORY GEAR」代表取締役の髙野倉さん。

こうして完成したBSB。髙野倉さんをはじめとした従業員のみなさんで作り上げた場所は、学ぶ場所であり、遊びの場所でもあります。自社製品も使いながらDIYすることによって、その使い心地を体感して次の製品に活かしているので、クオリティの高いオリジナルギアが生み出されているのも納得です。これからも変わらず、BSBでDIYをしていくそうです。そのDIYの数だけ使い勝手のいい工具が開発されていくことでしょう。

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DIYer(s)

Japan

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