【外壁塗装の費用相場】失敗なし!良コスパな外壁リフォームを実現する方法
外壁塗装の費用相場に触れながら、コストパフォーマンスのよいリフォームを行うコツを紹介します。見積もり書のチェック項目や塗料代以外の費用の適正価格など、リフォームを行う前に確認するべきポイントをまとめました。
公開日 2021.05.28
更新日 2023.04.15
INDEX目次
新築を購入して10年ほど経つと、外壁の汚れや剥がれなどが気になりはじめます。外壁塗装は、塗料の種類や施工範囲などによって値段が変わりやすいため、初めて行う時は費用の相場がわからず迷ってしまう人も多いはず。この記事では、外壁塗装の費用相場や、見積もり書の正当性を見極める方法などを紹介します。「見積もりを取ったものの金額が見合っているのかわからない」「なるべく安く外壁塗装を行いたい」という人は、ぜひ参考にしてください。
まずは一般的な目安を確認!外壁塗装の費用相場
via starpaint.jp
外壁塗装の費用は、主に塗料の種類と面積によって決まります。ここでは、外壁塗装リフォームの費用相場を詳しく紹介します。
外壁塗装の平米単価と、坪面積に応じた総額目安
一般的な塗料を使用した場合、塗料にかかる費用の目安は1,500~1,800円/m²ほどです。住宅の形状などにもよりますが、30坪の戸建て住宅の塗装面積は120〜170㎡ほどのため、塗料代は20〜30万円を目安とするとよいでしょう。塗料代に足場代、洗浄代、養生代、諸経費などがプラスされ、費用の合計は60万~100万円ほどになることが多いようです。
また、外壁と一緒に屋根の塗装を行うと、余分な足場代や人件費などが削減され、お得に施工できます。外壁塗装と屋根塗装を合わせた費用は、およそ80万〜140万円です。外壁塗装費用プラス20万円ほどを目安とするとよいでしょう。
また、外壁と一緒に屋根の塗装を行うと、余分な足場代や人件費などが削減され、お得に施工できます。外壁塗装と屋根塗装を合わせた費用は、およそ80万〜140万円です。外壁塗装費用プラス20万円ほどを目安とするとよいでしょう。
外壁塗装リフォームの価格を左右する条件は?
外壁塗装の費用は、相場をもとにおおまかな予想はできるものの、実際の費用は塗料の種類や建物の状態などによって幅があります。
例えば、近年多くの住宅で使用されている塗料はシリコン塗料と呼ばれるものです。シリコンよりもグレードの高いフッ素や無機、断熱性に優れた機能性塗料などを使用すれば相場よりも値段が高くなり、グレードの低いアクリルやウレタンなどを使用すれば安くなるでしょう。
また、外壁材がサイディングの場合は比較的費用は安く済みますが、モルタルや金属外壁などは下地処理に手間がかかるため、費用が膨らみやすい傾向にあります。結果的に、10万円ほど費用に差が出ることもあるので、相場の価格はあくまで予算を決める目安として利用してください。
例えば、近年多くの住宅で使用されている塗料はシリコン塗料と呼ばれるものです。シリコンよりもグレードの高いフッ素や無機、断熱性に優れた機能性塗料などを使用すれば相場よりも値段が高くなり、グレードの低いアクリルやウレタンなどを使用すれば安くなるでしょう。
また、外壁材がサイディングの場合は比較的費用は安く済みますが、モルタルや金属外壁などは下地処理に手間がかかるため、費用が膨らみやすい傾向にあります。結果的に、10万円ほど費用に差が出ることもあるので、相場の価格はあくまで予算を決める目安として利用してください。
その見積もりは適正?!内訳から金額の正当性をチェックする方法
初めて外壁塗装を行う時は、提示してもらった見積書の金額が本当に正しいのか、判断するのが難しいものです。ここでは、見積書をチェックする時に確認するべき項目を、いくつかピックアップして紹介します。
①塗装面積が実際と大きく異ならないか?
見積書の塗装面積は平米単位で表されることが多いですが、自宅の外壁の面積まで、きちんと把握している人は少ないでしょう。見積書に書いてある塗装面積が間違っていても、ミスに気づかないケースは案外多いものです。
塗装面積は、延坪数 × 3.3㎡ ×1.2の計算式で簡単に求められます。建物の状態などにより平米単価は変わるものの、塗装面積が大きく変化することはありません。もし自分で求めた面積と見積書の面積が大きく異なる場合や、そもそも面積が記載されていない場合などは、業者に確認を取るとよいでしょう。
【塗装面積の求め方】
・塗装面積(㎡) = 延坪数 × 3.3㎡ ×1.2
※延坪数とは、家の床面積の合計です。
1坪=約3.3㎡なので、延坪数×3.3㎡で延床面積を算出し係数1.2をかけます。
塗装面積は、延坪数 × 3.3㎡ ×1.2の計算式で簡単に求められます。建物の状態などにより平米単価は変わるものの、塗装面積が大きく変化することはありません。もし自分で求めた面積と見積書の面積が大きく異なる場合や、そもそも面積が記載されていない場合などは、業者に確認を取るとよいでしょう。
【塗装面積の求め方】
・塗装面積(㎡) = 延坪数 × 3.3㎡ ×1.2
※延坪数とは、家の床面積の合計です。
1坪=約3.3㎡なので、延坪数×3.3㎡で延床面積を算出し係数1.2をかけます。
②足場代の価格付けに納得できるか?
業者が安全に作業を行うために、外壁塗装では必ず足場を組まなければなりません。足場代の費用相場は20万円ほどですが、外壁面積や外周などがわかれば、適正価格を計算できます。
足場代を計算する時は、まずは足場の面積を求めていきます。足場の面積は、外壁面積 × 1.3倍もしくは、[家の外周+8m]×高さで求められます。
面積がわかったら、足場や飛散防止ネットの費用相場をもとに、料金を計算してみてください。足場代の相場は600~800円/㎡、飛散防止ネットの相場は150円/㎡ほどです。
しかし、屋根の勾配が急な住宅や、複雑な形の住宅、一般的な住宅よりも高層の住宅などは、適性価格よりも費用が高くなるので注意しましょう。これらに該当しないものの、見積書の足場代が著しく高い場合は、業者に理由を尋ねるとよいでしょう。
【足場の面積の求め方】
・足場の面積 (㎡)= 外壁面積 × 1.3倍
・足場の面積 (㎡)= 家の外周や高さがわかる場合は[家の外周+8m]×高さ
【足場代の求め方】
・足場代 = 足場の面積 ×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)
足場代を計算する時は、まずは足場の面積を求めていきます。足場の面積は、外壁面積 × 1.3倍もしくは、[家の外周+8m]×高さで求められます。
面積がわかったら、足場や飛散防止ネットの費用相場をもとに、料金を計算してみてください。足場代の相場は600~800円/㎡、飛散防止ネットの相場は150円/㎡ほどです。
しかし、屋根の勾配が急な住宅や、複雑な形の住宅、一般的な住宅よりも高層の住宅などは、適性価格よりも費用が高くなるので注意しましょう。これらに該当しないものの、見積書の足場代が著しく高い場合は、業者に理由を尋ねるとよいでしょう。
【足場の面積の求め方】
・足場の面積 (㎡)= 外壁面積 × 1.3倍
・足場の面積 (㎡)= 家の外周や高さがわかる場合は[家の外周+8m]×高さ
【足場代の求め方】
・足場代 = 足場の面積 ×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)
③塗料の使用量は適正か?
外壁塗装で使用する塗料のほとんどは、1㎡あたりどれくらいの塗料を使用するのか、おおまかな量がメーカーによって指定されています。家の外壁面積と、1㎡あたりの塗料の使用量がわかれば、家全体を塗装するのに必要な塗料の量を求められるのです。計算式は、1㎡あたりの塗料の使用量× 外壁面積。1㎡あたりの塗料の使用量は、メーカーのホームページやカタログなどに必ず記載されているので、わからない場合は、業者に確認してください。
外壁塗装では必ず3回塗りで仕上げを行いますが、その分を考慮した計算よりもさらに使用量が多い場合や、そもそも商品名や使用量が明記されていない場合は、内容を業者へ確認しましょう。
【塗料の使用量の求め方】
・使用量 (kg)= 1㎡あたりの塗料の使用量× 外壁面積
外壁塗装では必ず3回塗りで仕上げを行いますが、その分を考慮した計算よりもさらに使用量が多い場合や、そもそも商品名や使用量が明記されていない場合は、内容を業者へ確認しましょう。
【塗料の使用量の求め方】
・使用量 (kg)= 1㎡あたりの塗料の使用量× 外壁面積
④「手数料」などの金額割合が一般的な範囲内か?
外壁塗装で必要な費用は、塗装代や足場代だけではありません。見積もりをもらった時は、そのほかの諸費用などの値段が適正かどうかも必ず確認を行いましょう。
外壁塗装費用の内訳は、主に「材料費」「足場代」「人件費」「工事にかかる交通費や駐車代・手数料など」に分類されます。これらは、材料費・足場代がそれぞれ20%、人件費・手数料などがそれぞれ30%程度の比率で含まれているのが一般的です。業者によって多少の増減はあるものの、この比率を大きく上回る場合は注意が必要です。特に材料費・足場代・人件費を除いた手数料等の費用が、全体の3割を大きく上回る場合は、価格が適正かどうかを業者に一度確認するとよいでしょう。
外壁塗装費用の内訳は、主に「材料費」「足場代」「人件費」「工事にかかる交通費や駐車代・手数料など」に分類されます。これらは、材料費・足場代がそれぞれ20%、人件費・手数料などがそれぞれ30%程度の比率で含まれているのが一般的です。業者によって多少の増減はあるものの、この比率を大きく上回る場合は注意が必要です。特に材料費・足場代・人件費を除いた手数料等の費用が、全体の3割を大きく上回る場合は、価格が適正かどうかを業者に一度確認するとよいでしょう。
⑤付帯工事の費用は相場どおりか?
外壁塗装で忘れがちなのが、雨どいや雨戸、換気フード、水切り、破風板、シーリングなどの付帯部分の工事です。付帯部分が劣化していると交換・修理の費用がかかるため、これらの見積もりが適切かどうかもきちんと確認しましょう。
例えば、雨どいの交換は20万前後、シーリングの補修は5〜15万円、ベランダの防水工事は10万〜30万円ほどで行えます。金額が相場よりも大きく上回ったり、「一式」などと記載されてそれぞれの単価がわからなかったりする場合は、業者に内容を詳しく確認してください。
例えば、雨どいの交換は20万前後、シーリングの補修は5〜15万円、ベランダの防水工事は10万〜30万円ほどで行えます。金額が相場よりも大きく上回ったり、「一式」などと記載されてそれぞれの単価がわからなかったりする場合は、業者に内容を詳しく確認してください。
お得にリフォームするには?良コスパな外壁塗装実現のために注目すべき3つのポイント
多くの費用がかかりやすい外壁塗装は、少しでも安く施工できれば嬉しいもの。ここでは、よりお得に外壁リフォームを行いたい人に向けて、塗料選びのコツや外壁塗装で使える補助金・助成金などを紹介します。
塗料の種類やグレードは「耐用年数」も考慮して選ぼう
via toyotatosou.com
外壁塗装の費用の内訳は、材料代や足場代などさまざまな項目がありますが、その中でも金額を大きく左右するポイントは塗料の種類・グレードです。現在使われている塗料は、ウレタン、シリコン、フッ素、無機などで、それぞれ費用や特徴などが異なります。
アクリルやウレタンなどは費用が安く気軽に塗装できますが、耐用年数が短いためすぐにメンテナンスが必要になることも。一方で、やや費用の高いフッ素や無機などは、一度塗装すると20年ほど塗り直しが不要なので、長期的に見るとかえってコストパフォーマンスがよいのです。
また、同じ種類の塗料の中にもグレードがあり、メーカーや商品によっても費用や耐用年数が異なるので注意しましょう。
例えば、同じシリコン塗料でも5種類のグレードがあり、標準グレードの「水性シリコンの1液タイプ」の耐用年数は10年ですが、高グレードの「強溶剤シリコンの2液タイプ」は15年。使用する塗料の種類が決まったら、その中でもよりグレードの高いものを選ぶと、長い目で見ればメンテナンス費用を削減できるでしょう。
【塗料の種類と費用相場】
・ウレタン:1,800〜2,500円/㎡
・シリコン:2,500〜3,500円/㎡
・フッ素:3,000〜5,500円/㎡
・無機:5,000〜5,500円/㎡
アクリルやウレタンなどは費用が安く気軽に塗装できますが、耐用年数が短いためすぐにメンテナンスが必要になることも。一方で、やや費用の高いフッ素や無機などは、一度塗装すると20年ほど塗り直しが不要なので、長期的に見るとかえってコストパフォーマンスがよいのです。
また、同じ種類の塗料の中にもグレードがあり、メーカーや商品によっても費用や耐用年数が異なるので注意しましょう。
例えば、同じシリコン塗料でも5種類のグレードがあり、標準グレードの「水性シリコンの1液タイプ」の耐用年数は10年ですが、高グレードの「強溶剤シリコンの2液タイプ」は15年。使用する塗料の種類が決まったら、その中でもよりグレードの高いものを選ぶと、長い目で見ればメンテナンス費用を削減できるでしょう。
【塗料の種類と費用相場】
・ウレタン:1,800〜2,500円/㎡
・シリコン:2,500〜3,500円/㎡
・フッ素:3,000〜5,500円/㎡
・無機:5,000〜5,500円/㎡
外壁と屋根はセットで塗装すると、足場代が浮いてコスパ◎!
足場を組むと1回につき20万円ほどの費用がかかります。足場が必要なリフォームを何回にも分けて行うと、そのたびに足場を組まなくてはならず、足場代だけで数十万円のコストがかかってしまうことも。屋根と外壁はセットで塗装し、付帯部分の修理も併せて行うなど、足場が必要なリフォームは一度にまとめて済ませるとよいでしょう。
活用できる補助金や助成金がないか、自治体の情報は要確認
リフォームの内容によっては、国や自治体が実施している助成金・補助金などを活用できます。外壁塗装で利用できるのは、住宅リフォーム資金助成、省エネ住宅改修補助金など。また、自治体によっては地域独自の補助金制度を実施しているので、ホームページなどを確認してみてください。また、火災や落雷など、災害によって被害を被った住宅は火災保険が適用となることもあるので、加入している保険の条件を確認するとよいでしょう。
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外装塗装の相場がつかめたところで、実際の施工例を見て、色選びの参考にしてみてください。
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戸建て住宅を購入すると、必ず必要になる外壁塗装。塗料の種類や住宅の大きさなどによって費用に幅があるため、本当に見積もりが適正なのか不安になる人も多いものです。見積書を提示されたら、塗料面積や足場代、付帯部分の費用などをチェックして、価格が本当に正しいかどうか詳しく確認しましょう。コスパのよい外壁塗装を実現するためには、何より実績豊富で信頼できるプロに相談するのが一番です。
具体的な費用や施工内容などは、「カシワバラ・コーポレーション」にお気軽にご相談ください。
具体的な費用や施工内容などは、「カシワバラ・コーポレーション」にお気軽にご相談ください。
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