Dr.Franken:アパレルブランドによる?災害支援に特化したコンセプトトラックとは!?/CIRCLE of DIY Vol.21
各地に点在するDIYの文化をつなげ、大きな輪を作ろうという試みのもと始まった本連載。今回、アパレルブランド《Dr.Franken(ドクターフランケン)》が手掛けた災害支援コンセプトトラックにフィーチャーしました。
公開日 2017.07.07
更新日 2022.01.11
——装甲車だとカーキやオリーブ、サンドベージュなどのミリタリー色を想像してしまうんですが、ホワイトを選んだ理由は?
こちらがそのリメイクした法被。
——実際のコンセプトトラック製作はどういう方達が関わってるんですか?
カーゴ内部には使用頻度の高い消化器や工具、ヘルメットなど金網にかけて収納。消化器に関して先ほどの消化器アートの一環で外所さんが手掛けたモノ。金網に引っ掛けてあえて見せるアイデアも参考にしたいところですね。また、金網の下には延長コードも設置しているので内部での充電も可能。
車載バッテリーにはANKER のPowerHouseを使用。この1台でUSBポートからスマートフォンを約40回、ACコンセントからノートパソコンを約15回フル充電可能だそう。
ベンチ下の一斗缶にはカップヌードルやお菓子などの非常食を収納。
——実際にこのトラックが出動したことはあるんですか?
後ろ姿も存在感抜群。このカーゴが上に伸びるんです。
——イベント時、一般の方々の反応はいかがでしたか?
左がFunny Dress-up Lab氏の作品。 http://fxdu-lab.com
右が坂巻善徳 a.k.a sense氏の作品。 http://www.loftwork.com/portfolios/sensepeace
先ほどのポセイテックで作られたアウター類の他に、遭難時の発見率を高めることを考えて作られたオールリフレクターのダウンジャケットも展示したそう。
——今後もコンセプトトラックは増やしていく予定なんですか?
——あれは確かに憧れますね。仕事以外で外所さんがモノ作りされたりはされるんですか?
——そのDIYという言葉が市民権を得ている状況はどう思われますか?
こちらも外所さんの新プロジェクト「ナンカイトラフ」。売上の一部を南海トラフ地震が起き、被害が出た場合の支援金としてストック。地震が起った時点で終了するというコンセプトブランドです。フロントの文字は歌川派凧絵師、志村康夫さんが手掛けたとのこと。
——仕組みや作業の大変さって経験したからこそわかることって多いですよね。そして、当たり前にある既製品に対しての感謝の心は確かに薄れているように感じます。
PROFILE
2003年 青山学院大学卒業後、同年に人間・時間・空間の「間(マ)」を演出・プランニングする(有)トリプルイー企画設立。
Dr.FrankenやFUGAHUM(フガハム)などのアパレルブランドのプロデュース。
大手メーカブランドへのブランディングやJAXAやCool Japanなど公的機関、タイ政府など国内外のファッション・アート業界のイベントのディレクションなどマーケティングから商品開発、WEB、内装まで手掛ける。
WRITTEN BY
Japan
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