Dr.Franken:アパレルブランドによる?災害支援に特化したコンセプトトラックとは!?/CIRCLE of DIY Vol.21

各地に点在するDIYの文化をつなげ、大きな輪を作ろうという試みのもと始まった本連載。今回、アパレルブランド《Dr.Franken(ドクターフランケン)》が手掛けた災害支援コンセプトトラックにフィーチャーしました。

2018.04.16

Dr.Franken:アパレルブランドによる?災害支援に特化したコンセプトトラックとは!?/CIRCLE of DIY Vol.21

一見するとトラックなんだけど、その面持ちはさながら装甲車。ただミリタリーカラーではなくオールホワイトというのも、その異彩を放つこの1台。災害支援という言葉を抜きにしてなんだこの乗り物は!?と思った人も多いのではないでしょうか。

ご覧の通り、タイヤやミラーなどのパーツを除けば、オールホワイトのルックス。取材時も歩行者や他のドライバーから多くの視線を集めてました。

なぜ、僕らがこの1台と出会ったかというと本連載のVol.09に登場してもらった国内外のファッションイベントやプロジェクトのブランディングなどのディレクションを数多く手掛けるWATOWA INC.の小松さんからの紹介だったんです。
まさにこの連載のタイトルである「CIRCLE」という名を体現するような繋がりだったんです。その人物がこのコンセプトトラックを企画した外所一石さん。“世の中を創るQUESTER/探求家に閃きを与え、世界を繋ぐ”というコンセプトを掲げるアパレルブランド《Dr.Franken(ドクターフランケン)》のプロデューサーを務めています。今回、その外所さんになぜファッションと災害支援というなかなかイメージとして直結しないこの2つのジャンルを1つの形に繋げたのかを伺ってきました。

——今回ピックアップさせていただいた“災害支援コンセプトトラック”。そもそもなぜ災害支援という分野に目を向けたんですか?

「僕は今、アパレルのブランドをやりながら、一般社団法人Smart Survival Projectという社会的備災団体の副代表もやっているんです。その代表を務める西條が団体を立ち上げる前に起こった東日本大震災の時から支援活動を行っていて、その方法が素晴らしくて感銘を受けたんですよ。そして、ある時に西條と出会って、彼と共にもっと災害支援や防災教育を活性化できるような団体を作れないかということで作ったのがスマートサバイバープロジェクトだったんです。僕らの中で災害が起こった時の支援はもちろんですが、もっと防災をポップ化できないかなと思ったんです」

——ポップ化とは?

「わかりやすく言うと防災は自然災害から身を守るモノで、人的災害においては防犯と言葉を変えるんですが、その防犯で言うと始まりが護身術。その護身術をポップ化したモノが格闘技で、武器を使うならサバゲーみたいな感じで、より身近になって楽しめるモノになってるんです。やはりそういうモノって興味が湧くと思うんですが、今の防災教育だと恐怖を煽ることが多く、なかなか広がらないんですよね」

アーティストの坂巻善徳 a.k.a senseとFunny Dress-up Labが参加し、防災器具のポップ化活動の一環として作られた消化器アート。いつもは隠しがちな消化器に、アートを加えたことで日常を彩るインテリアアイテムとして生まれ変わらせたコンセプト作品。

——そこで災害支援コンセプトトラックを作ったんですね。そのポップ化というところで意識した部分は?

「消防車です。小さい子供の将来のなりたい職業に消防士が人気なのですが、その子供がはじめに興味を持つのが消防車だと思ったんです。そこで、消防車に乗ってる人はどんなことをやってるんだろう?という疑問が生まれたのではと考えました。そんなクエスションを与えるデザインなら、きっと興味を持った人から気になって情報を取りに来てくれると思うんですよ」

——コンセプトトラック自体はいつ完成したんですか?

「トラック本体の購入を決めたのが去年の6月で完成したのは11月ごろですね。この災害支援コンセプトトラックはスマートサバイバープロジェクトの一環と、僕のプロダクトデザインが融合した形になるんです。製作資金はこういうトラックを作りたいだ!といって寄付を募るファウンドレイジイベントをやって、3分の1ほど支援していただきました。ただやはり最初はトラックなんて作ったことがなかったんで、構想した時はちゃんと公道を走れるかなってドキドキしてましたよ(笑)」

——アウトなラインがどこなのかの見定めは確かに難しいですよね。先ほど消防車を意識したとおっしゃっていましたが、他にもデザインソースはあったんですか?

「東日本大震災で自衛隊の車両が支援する映像をテレビで見た時に、個人的には物々しいと感じたんです。だけど実際の被災した現場からは、その支援車両が来てくれたことにすごく安心感があったって声を聞くんですよ。やっぱり頼りになる人たちが来てくれるのは安心感を与えてくれるようで、自分のトラックも強くて頼りにしてもらえそうなモノにしたいということで装甲車もデザインソースにしました」

子供だけでなく、大人の男心をくすぐられる重厚感たっぷりのフロントデザイン。

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