DIYerの“2拠点生活”!福岡と大阪の家をセルフリノベーションして暮らす

28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2件の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2拠点生活をするきっかけや、2拠点生活でかかる費用や過ごし方についてお伝えします。

公開日 2024.04.08

更新日 2024.04.08

DIYerの“2拠点生活”!福岡と大阪の家をセルフリノベーションして暮らす

2拠点生活することになった「きっかけ」

現在、メインの住居は大阪に購入しており、以前暮らしていた福岡の家を2つめ目の拠点として活用しています。

もともとは2013年の4月に東京に新卒で就職してから2018年の7月まで都内で働いていました。
あることがきっかけで2018年の8月に仕事を辞め、地元福岡の田舎にUターンしました。
福岡市の家賃相場は東京の半額くらいなので2LDKとかでも7万円代で借りることができます。
福岡の田舎だともっと安く3~4万円とかでめちゃくちゃ広い家に住めます。

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さらに古い戸建てとかだとタダ同然の値段で借りることもできますし、300万円もあれば家を買えます。その家をリフォームして自分好みの家にできれば家賃もかからないし、引っ越すとなっても賃貸に出すことができるので選択肢が増えます。
2021年、結婚を期に福岡から大阪に引っ越すことになりました。
当初は普通のマンションに引っ越す予定でしたが、コロナ渦で引っ越すタイミングが先送りになりました。その期間に築50年空き家の話をもらい、そこをリフォームしながら住むことにしました。
DIYを初めてなければココに住むという選択肢は無かっただろうし、この物件に出会うことも無かったので、これもご縁だなと思います。
お風呂が正方形で水回りのリフォームがかなり難関の物件でした。
洗濯機置き場だったであろう場所は、トタン屋根でほぼ外といっていい状態。
そこにエアコンダクトや給湯器が室内に置いてある状態なので業者に依頼してリフォームしてもらいました。

2拠点生活にかかる費用と維持費

都心と地方の2拠点で過ごすとなると、住居費も二重にかかります。
家賃の高い都心に暮らしながら、2拠点目を持つには金銭的な余裕が必要。
関心はあっても金銭面がハードルでなかなか実行する方が少ないと思います。
福岡の生活拠点にしている200万円でセルフリノベーションしたマンションは、親が所有していて空き家状態でした。リフォーム依頼を業者に出したところ採算が合わず放置されていたので修繕しました。福岡で仕事がある時など長期滞在する時に使っていて、それ以外は実家の家族が活用できるようにしています。

月々の維持費は電気ガス水道、インターネット代などで約1万円かかっています。
福岡に移動する度にホテルに滞在していると結構な値段になります。約1万円の維持費であればホテルを借りるより圧倒的に安いですし、家族で実家に帰省した際にも使えるのでかなりコスパが良いです。住まいと別の地域に拠点があるのはメリットが多いなと感じます。

※リフォーム内容を動画にまとめています。

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金銭面を抑える為に殆どを自分でリフォームしましたが、お風呂など水回りは業者に依頼しました。家具などもDIYで作っています。
時間はかかりますが費用は抑えられるので、2拠点目を持ちたい方は休みの日にコツコツと作業して自分で作っていくのが良い思います。
大阪の住まいは10坪の狭小住宅を購入。かなり狭いですが駅に近く利便性に優れています。
初めに家の購入金額とリフォーム費で数百万円かかりましたが、それ以外の出費はなく狭い家なので光熱費も安く済み、維持費を気にせず住むことができています。
都心の家は狭くても良いので利便性を重視、10坪の狭小住宅でも工夫すれば快適に暮らせます。

※リフォーム内容を動画にまとめています。

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築古の物件であれば土地値で購入することができるので、都心の狭い家でもかなり費用を抑えることができます。田舎であれば広い家でも数百万円で購入できる家が沢山あるので、少しずつリフォームしながら暮らせるようしていくとリフォーム費用を分散させることもでき、2拠点生活が現実的になってきます。

2拠点生活での過ごし方

大阪住まいの良い所は、福岡に行くにも東京に行くにも新幹線を使えば2時間30分で行ける利便性。
1拠点は都心に置いてもう一つはリラックスできる田舎に拠点を置くのが仕事とプライベートのバランスが取れて良いです。

現在は、1年間の内、大阪に9カ月、福岡に3カ月滞在する形で過ごしています。
仕事で拠点移動することがメインですが、家族で移動する際は1ヵ月単位で移動することが多いです。
福岡では車移動がメインになるので、マンスリーレンタルで1ヵ月車を借りるようにしています。
1ヵ月レンタルしても3万円~5万円なので、車を購入するより安いですし、必要な時だけ車を使えるので移動手段に困ることもありません。

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最近は子供ができ、大阪の狭小住宅では狭いと感じてきました。
もう少し広い家に引っ越したいと考えていますが、物価の上昇に伴い新築価格がどんどん高くなってきているので、今の価格ではとても払えません。

今まで中古物件をリフォームして住んできたので、家族も中古住宅に抵抗は無く、広くなるなら古くても大歓迎という感じ。良い物件が見つからなければ、今の家に住み続けることになりますが、福岡の拠点に移るという選択もできます。

ライフステージが変わると生活スタイルも変わるので、これを期に田舎をメインの拠点にして、都心を2拠点目として活用するのも有りではないかと考えるようになりました。
2拠点生活と聞くと別荘で趣味を満喫というイメージを持ちますが、私のように、中古の家を安く購入することで、2拠点でバランスよく生活するスタイルが実現できると思います。
発想や工夫次第でコスト面はクリアできるので、2拠点でどのような生活スタイルをしたいかを考えて実行してみてください。

※私の場合、実家が福岡と大阪だったので、この2つの県に拠点をおいています。
 自分の生まれ育った県に帰る場所があるというのは良いものですね。
2拠点生活をやってみたいと思っている方、古い家のリノベーションを検討している方、築古の家を検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチのリノベ記録 四軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

WRITTEN BY

セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。