夜キャンプの“光る表札”!テントを見分けるベースサインをDIY

今回は、これからやってくるキャンプシーズンに向けて、遠くからでも自分のテントの目印になるベースサインをDIYしていきます!中にLEDランタンを仕込む簡単設計で、光の色味やデザインはお好みで変えることが可能です。手軽で個性的なキャンプアイテムを手に入れましょう。

2022.01.07

キャンプサイトでの差別化に

キャンプの夜、ちょっと散歩やお手洗いに行った帰りに『自分のテント、どれだっけ!?』と、他のテントと見分けがつかなくて困った経験はありませんか?真っ暗なキャンプサイトだと、一度見失うと見つけるのはなかなか困難だったりしますよね。そこで今回は、夜間、遠くからでもひと目で自分のテントを見分けられるベースサインをDIY!これでもう、キャンプの夜も安心です。

作るもの

ウッドのボックスの中にLEDランタンなどを仕込み、個性的な光を生み出すベースサインをDIYします。今回は写真のように稲妻をデザインしてありますが、ここはお好みで変えていただくこともできますので、是非チャレンジしてみてください。

材料

T T12mm 針葉樹合板
前板 300×230mm 1枚
背板 288×280mm 1枚
横板 288×208mm 2枚
底板 206×206mm 1枚
上板 218×230mm 1枚
T0.4mm塩ビ板 330×360mm 1枚
チェーン 50cm
平蝶番 30mm

STEP.01 好きなデザインに切り抜く

それでは早速、前板にデザインを書き込んでいきたいのですが、その前に一つ下準備。あとで組み上げた際、前板の内側には他の板が入ってくることになります。そのため、デザインを切り抜いた後で他の板が見えて来ないように、予め他の板が来る位置に上下左右の線を引いて確認しておきます。この線の内側にデザインが来るようにしましょう。
また、後ほど前板の裏面から塩ビ板を取り付ける際にも同様の線をガイド代わりにするので、表と裏、それぞれに同じ線を書き込んでおくとスムーズです。
準備ができたので、前板に光が漏れ出す形をデザインしていきます。前板の上にカーボン紙を敷き、更にその上に好みのイラストや図形をプリントした紙を重ね、ずれないように注意しながらペンでなぞっていきます。
次にデザイン通りに前板を切り抜いていくのですが、ジグソーの開始地点を作るため、まずはドリルで何箇所か穴を開けていきます。この時、1辺につき1穴開けていくとジグソーでの作業がしやすくなります。
また、ドリルを扱う際は必ず下に木材を置き、机や床への貫通を防ぐように心がけましょう。
写真のように穴を開け終わったら、ジグソーでカットしていきます。穴を起点に1辺をカットし、終わったらまた次の穴へ、という流れで進めていきましょう。
切り抜いたあとは、簡単にやすりがけをしてバリ取り。ここは紙やすりでも問題ありません。

STEP.02 塩ビ板を取り付ける

先ほど墨付けした内側の線に合わせて、塩ビ板にも墨付け。その後カッターやハサミでカットし、前板の内側の線に合うようにしていきます。ただ、デザイン部分を塩ビ板で覆うことができれば問題ないので、そこまで神経質になる必要はありません。
四隅にビスを打ち、塩ビ板を前板に取り付けます。ここでは前述した通り、切り抜いたデザイン部分がしっかり隠れることを意識しましょう。これで、前板部分は完成です。

STEP.03 組み上げる

あとは残った材料を組み上げていくのですが、その前に底板、側板、背板、上板の片面をそれぞれ白く塗装しました。これは必ず必要な工程ではありませんが、白く塗った面を内側にすることで、光がより反射するようになり、光量アップが期待できます。
塗装が乾いたら、いよいよ組み立てです。白く塗った面が内側に、前板が他の板よりも手前にくることを意識して、それぞれの木材をビスで取り付けていきます。正面から見たときに、前板しか見えなくなるようなイメージです。
今回は、1辺につき2箇所を固定。ビスはスリムビスを使用することで、跡が目立たない仕上がりになるよう工夫をしました。
上板と背板のつなぎ目を蝶番で固定します。こうすることで、上板を上げ下げし、ランタンの出し入れができるようになります。
最後に、ぶら下げることができるよう、左右の横板の中央にチェーンを固定します。チェーンの長さもお好みで問題ありませんが、今回は上板から85mmの位置に取り付けました。

STEP.05 完成

これで、稲妻型のデザインをあしらったベースサインが完成しました。角ばったフォルムが愛らしく、ついキャンプに持っていきたくなります。今回はあえて塗装せず無垢のまま仕上げていますが、キャンプグッズに合うミリタリーオリーブなどで塗ってみるのもよいと思います。

STEP.06 設置

まずは部屋に設置してみた様子がこちら。内側を白く塗装した甲斐あってか、思った以上の光量があり、薄暗い程度の室内でも充分に明るく感じました。ベースサインとしての役割はもちろん、ユニークな間接照明として、自宅でも活躍してくれそうですね。また、使う塩ビ板の色によって光の色味も変えることができるので、自分好みのアレンジも楽しむ余地がありそうです。
実際にキャンプに連れて行ってみました!使ってみると、タープやランタンポールに引っ掛けたり、地面に直置きしてミニテーブルも兼ねてくれたりと、使い勝手のよさに驚きました。また、遠くからでもこの稲妻模様が目印になり、ベースサインとしての役割もバッチリ。これからのキャンプシーズンに是非試していただきたいアイテムとなりました。
ちなみに、中にいろいろ小物を入れることもできるので、塩ビ板が破れない程度にスタッキングしていくと省スペースに使えて、オススメです!
監修:岩西剛

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