廃材をDIY!小物や棚、アートを楽しむアイデア集

食材をくまなく使うように、資材だって最後まで使い切る方法があるんです。今回そんなアイデアをまとめてみました。ご自宅にそんな資材があったら、ぜひトライしてみてください!!

公開日 2017.08.07

更新日 2022.01.11

余り物の端材で作成された、ミニベンチ。木材の切り口はあえてジャンクな雰囲気を出す為に、雑目にカットされています。塗装もカッチリ塗り込めるというより、ラフに。イエローやグリーンといったトロピカルカラー、白いステンシルでで夏仕様。kickさんの廃材リメイクは、力の抜け感にセンスを感じてしまいます。
ジャンク品の古いドアをコーヒーテーブルにアップサイクルした海外の実例です。ドアの木材が一部欠けていたことを理由に、45ドルを10ドルに値切ったところからスタート。ドアをカットし、トップ、サイドのエレメンツに分けます。組み立て、キャスター付きの底部を追加してサンディング、ペイント仕上げをすれば完成。ユニークで生活を楽しくするアイデアが活きたDIY。
seyakate103さんのRoomCllipから。アンティーク調のマガジンラックはパレットをリメイクしたもの。シャビーシックな色合いとツヤは、ワックス塗装によるものでしょうか。観葉植物用の木箱もパレットから作成されたものだそう。こちらは薄めのワックス仕上げで、ナチュラルに。1枚のパレットから二品のプロダクトが完成。
電源不要のスマホスピーカー。紙コップや陶器、木材で制作した簡易スピーカーをよく見かけますよね。N-factoryさんは、木の廃材を利用してDIY。空間に反響する音の性質を活かせば、どのような素材もスピーカーになり得るそう。バイオリン然り、木材は音を響かせるのに適しているとか。デスクの端にフィットしそうな三角形のデザインがスマートです。
Tomoさんは、百円ショップの鏡を廃材で見事にクラスアップしています。廃材をのこぎりでカット&サンディングし、ペイント。鏡のフレームに仕立てれば、海外インテリア誌に載っていそうなアンティーク家具に見えますよね。廃材リメイク初心者なら、まずはこんなお手軽リメイクから始めてみては?
romiさんのお部屋を彩るショップのようなライト。コチラは廃棄された和室の照明カバーをリメイクしています。黒のリメイクシートをあらかじめ英字に切り抜き、貼付けて蛍光灯を取り付けるだけ。ライトアップされた文字がとってもおしゃれですね。蛍光灯+リメイクシートのアイデアは無限に広がりそう。
7happydogさんは、10年以上使って傷んだダイニングテーブルのカバーを、廃材による組み木で手作りしました。ネジやクギを使わずに木材を接合する組み木は、仕上がりが美しく、テーブルトップなどに加工されることもしばしば。木の組み合わせから生まれるリズムが、インテリアを上質に彩ります。テクニックも必要ですが、我こそはという方はぜひトライしてみて!
ブルックリンスタイルのカフェで見かけそうなベンチ。コチラも角材に鉄の脚を取り付けただけのDIYというから驚きです。大きめの木材は、ブライワックスをかけてビンテージの風合いを出しています。黒いアイアンとの相性は抜群。ボリューム感があるほど既製品は値が張るので、こんな廃材があれば、DIYがお得ですね。
かなり写真映えする、アーティスティックな水槽です。コチラは海苔の入っていたガラスのビンにランプを被せた、リメイク金魚鉢。ホームセンターに売っている水槽用照明より、ダンゼンおしゃれです。あるもので代用するという、エコなスピリッツも見習いたいところ。RoomClipでみかけたリユースアイデア。
※電球の種類によっては、感電や火災の恐れがございます。水槽用の電球など、適切なアイテムを選定のうえ、ご自身の判断で製作してください。
渋いアメリカンテイストのビッグストレージ。megさんが、おじいさんの使っていたりんご箱をリメイクして作成しました。木目がしっかり活きるブライワックスをペイントし、サビ加工を施したナンバープレートを貼付けます。底にはキャスターを取り付けて、可動式子供用のおもちゃ箱に。年月を経た木の質感が、男前インテリアにぴったり。
すっきり使いたいキッチンには、目隠ししたい場所がいっぱいですよね。特に、分別ゴミ箱は存在感があって困りもの。k1215さんは、廃材をリメイクして、大胆にゴミスペースを覆っています。ポイントになっている持ち手は、近所の工務店のフリーアイテムだそう。ジャンクな雰囲気がカフェのキッチンのよう。ステンシルをポイントに。
コチラ、flowerさんの玄関リメイクです。タイル張りの上に、残った廃材の木片をパズルのように埋めてDIY。クギを使わない組み木の要領ですが、少々の隙間はご愛嬌のラフでざっくりとした造り。初心者でもトライできそうな、組み木のプロジェクトです。ちょっぴり高さを上げたい場所にも応用できそうな実例でした。
ウイスキーの古樽リメイクは、アップサイクルの草分け的存在です。熟成の役目を終えながらも、オークの魅力は失われず、テーブルやワインラックに生まれ変わっているのはバーなどでもおなじみですね。コチラはペットのベッドとして再利用したユニークな実例。ほかにも、スーツケースやナイトテーブルなど、不要品をペットのためにリサイクルしたアイデアが多数掲載されています。
わんちゃんの立派なお部屋をもう一つ。こちらは、お寺の本堂の改修工事で、廃棄されることになった鬼瓦を再利用して作られた犬小屋です。高さ2.9メートル、幅3.6メートル、総重量1トンの絢爛豪華な屋根が特徴です。こんなわんちゃんのお宅があったら、思わず足をとめて見入っちゃいますね。ユニークなリサイクルアイデアでした。
イギリスのアーチスト、ジェーン(Jane Perkins)さんが行っているのは、廃材を使ったアート作品の再現です。ジェーンさんは自身を「リメイカー」と呼び、いろいろな廃材から着想を得て、古今東西の名画を見事に作り出しています。ここで紹介するのは、日本でも有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。遠くから見たらまるで本物の絵ではないかと勘違いしてしまうほどの完成度で、オリジナルの絵を忠実に再現しています。驚くべきことにこの作品、ボタンやLEGOなど、プラスチックを中心とした小さなパーツや端材を利用して作られているんです。ジェインさんはほかにも、モネの「睡蓮」やゴッホの「ひまわり」、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」など、多彩な作品を発表しています。
こちらは電子部品を使った斬新なアクセサリー。一般的に廃材と言うと、普段の生活やDIYの結果、余ったものや不要になったものと考えがち。しかし、中には電化製品やコンピュータなどに使われている電子部品を使った作品もあるのです。ギリシャのデザイナー、ガリニ(Galini Scarlatou)さんは、中古コンピュータ内部の電子部品を活用した、ハンドメイドのアクセサリーを販売しています。普段は目にすることのない内部の部品は、見た目のインパクト抜群。ギークなアクセで個性をアピールしちゃいましょう。

この作品は、素材の人工的なグリーンが特徴的なプリント基板を使った指輪です。デジタル好きな「ギーク感」が満載で、人目を引くこと間違いありません。ガリニさんは、その他にもキーボードのボタンやケーブルなどを使い、ネックレスやカフス、ネイルチップなど、さまざまな作品を生み出しています。
最後に、子どもと一緒に作れる廃材を使ったおもちゃをご紹介します。、親子で遊べる廃材おもちゃは、知育玩具としての働きも望めて一石二鳥です。例えば、いつの間にか溜まってしまうペットボトルのキャップを活用して、オセロを作ってみてはいかがでしょうか。

まずはペンキや油性のマジックなどで、キャップの表面を白と黒に塗り分けます。十分に乾いたら、フチにボンドを付けて、ボンドがはみ出ないよう、慎重に白いキャップと黒いキャップを貼り合わせましょう。地道な作業ですが、これを64個作り上げれば、オセロに必要な個数が揃います。8×8のマス目の盤面は、100円ショップで売っているカラーボードをDIYしてもよいですし、ダンボールなどを使って作ってみてもよいでしょう。こちらは、ブログ「♪主婦deママde奥サン♪(さ^o^ゆ)の心ん中は晴れ時々曇り!!」で紹介されている、(さ^o^ゆ)さんのアイデアでした。


ペイント加工したり、組み合わせを工夫したり、時には伝統工芸に着想を得る…などヒントと実例は、無限に広がっている廃材のリメイク。
家具だけでなく、身の回りの雑貨や生活用品も、廃材でDIYできたらエコ&ローコストな上愛着もひとしおです。
もし失敗しても、そこは廃材。やり直しが効きますし、かえってそれが味になるケースもありそうです。
粗大ゴミを出す前に、じっくりアイデアを練ってみて下さいね!
55件中22 - 55件を表示

DIYer(s)

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!