素材とポイントで選ぶ目隠しフェンスの種類と特徴

目隠しフェンスの設置を検討している方の中には、「工事にはどのくらいの時間がかかるのだろう?」や「実際の施工例を見てみたい」という疑問を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、目隠しフェンスの設置にかかる費用の目安や、フェンスの種類、設置時のポイントや注意点についてもご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

公開日 2025-02-08

更新日 2025-02-08

素材とポイントで選ぶ目隠しフェンスの種類と特徴

目隠しフェンスの選び方:失敗しないためのポイント

目隠しフェンスの種類と特徴:アルミから木製まで徹底解説

アルミフェンス

アルミフェンスは軽量で圧迫感が少ないため、大きなフェンスでも簡単に施工できます。サビや腐食に強く、10年以上使用しても外観の綺麗さを保ちやすいので、外構材として非常に適しています。

鋳物フェンス

鋳物フェンスは、重厚感と独特のデザインが魅力的で、ヨーロピアン風のガーデンに最適です。しかし、デザイン性が高い反面、目隠し機能はあまり期待できません。また、コストが高いというデメリットもあります。

天然木フェンス

ウッドフェンスは、温かみのあるデザインで、庭の緑と非常によ 良く調和します。デザイン性が優れているため、特に植物が映える場所に最適ですが、耐久性が低いため、塗装をするなどの定期的なメンテナンスが欠かせません。

木目調樹脂製フェンス

木目調の樹脂製フェンスは、耐久性が高く、雨水や腐食にも強いのが特徴です。色褪せや経年劣化も少なく、長期間にわたって安心して使用できます。ただし、樹脂は伸縮する特性があり、施工後に板の外れやたわみが発生することがあるため、注意が必要です。木目の再現はされていますが、天然木のような質感ではなく、表面が滑らかなため、見た目の質感を重視する方は注意が必要です。サンプルを見て選ぶと良いでしょう。

人工竹垣フェンス

人工竹垣フェンスは、プラスチック竹とアルミ部材を組み合わせた製品で、天然竹に似た見た目を持ちながら、耐久性と耐候性に優れています。特に和風の庭にぴったりで、高さ1800mmのものは目隠しとしても活躍します。

目隠しフェンスを選ぶ際のポイント

日当たりや風通し

目隠しフェンスを選ぶ際は、日当たりや風通しを確認することが重要です。高いフェンスは設置位置や向きによって、家の中の日当たりや風通しを妨げることがあります。できるだけ光を遮りすぎず、通気性が良いフェンスを選びましょう。

設置範囲

目隠しフェンスをどこに設置するかを決めることは、非常に重要です。設置場所を間違えると、用途に合わない場所に設置してしまい、無駄な費用がかかってしまうこともあります。設置場所としては、リビングの前や道路との境界線、駐車場、玄関・勝手口付近、お風呂場などが考えられます。部分的に設置する場合と、家全体に設置する場合では雰囲気が大きく異なるため、設置範囲をしっかり決めましょう。

最適な高さ

目隠しフェンスの最適な高さは、プライバシー保護のためには180〜200cmが理想的です。もしブロック塀の上に設置する場合は、柱の太さを考慮し、通常は120cmまでが一般的な高さです。防犯対策を重視するなら、周りの環境にもよりますが、140〜180cmの高さが適しています。敷地に高低差がある場合は、道路側の高さを基準に設置するのがポイントです。

デザインや素材

フェンスのデザインや素材は、外観に大きな影響を与えるため、圧迫感や違和感のないものを選ぶことが大切です。特に暗い色や重厚感のあるデザインは、敷地内が狭く見えることがあるため、バランスを考慮しましょう。また、素材や高さによっては圧迫感を感じることもあるので、慎重に選ぶことをおすすめします。

表と裏の確認

目隠しフェンスには表と裏があり、施工時には表面(きれいな面)を道路側に、裏面(簡素なデザイン)を家側に向けるのが一般的です。設置後にイメージ違いがないよう、事前に理解しておくと良いでしょう。

目隠しフェンスを設置する際の注意点

隣地との境目が明確でない場合

隣の家との境界や道路との境目に目印となる境界杭がない場合、注意が必要です。事前に隣家の所有者と話し合いせずに工事を始めると、法的なトラブルに発展することがあります。フェンスを設置する前に、挨拶も兼ねて境界線を確認しておきましょう。不動産購入時の所有地の図面などをもとに確認し、境界線を明確にすることでトラブルを避けられます。もし境界の位置が不確かな場合は、土地家屋調査士に依頼して、正確な位置を確認しておくことをおすすめします。

既存のコンクリートブロックがある場合

既存のコンクリートブロックを活用してフェンスを設置する際は、強度や安全性をしっかり確認することが大切です。1.2m以下の高さのフェンスなら、既存のコンクリートブロックを使って安全に設置できます。しかし、1.2m以上の高さのフェンスを設置する場合、コンクリートブロックの耐久性や強度が十分でないことがあり、安全上のリスクがあるため、直接設置するのは避けるべきです。この場合、フェンス用の独立した基礎が必要となります。また、既存のコンクリートブロックをさらに積み重ねることは強度面や安全性からおすすめできません。風通しの良いフェンスや軽量なものなら可能ですが、慎重に検討する必要があります。コンクリートブロックが劣化している場合も、フェンス設置は避けるべきです。

既存の境界塀がある場合

既存の境界塀の近くにフェンスを設置したい場合、塀の基礎が地中に突き出していると、フェンスを設置することができません。この場合、少し内側にフェンスを設置することで、敷地外に出ることなく、安全に設置できます。敷地図面を確認し、フェンスが敷地外に飛び出さないように注意しながら設置を進めましょう。

庭などで植物が近い場合

庭の周りにフェンスを設置する場合、つる植物が日光を求めフェンスに浸食します。あえてつる植物を誘引し、目隠しフェンスとして機能させる方法もありますが、剪定などの手入れが定期的に必要となり、また時期によっては植物があまり目隠しにならないことも。フェンスを伝って隣家の敷地に植物が侵入しないよう、注意が必要です。

防犯対策に役立つ目隠しフェンスの活用術

侵入経路を限定できる

外構を目隠しフェンスで囲むことによって、侵入経路を制限することができます。侵入できる場所が玄関などの限られた場所に絞られ、不審者が家に近づきにくくなります。塀を使っても侵入経路を制限することはできますが、塀が低い場合や飛び越えられる高さだと、外から不審者が見えなくなってしまうため、警戒が薄れることがあります。その点、内側からは見通しの良い目隠しフェンスを設置することで、外から家の状況が確認しやすくなり、より強力な防犯対策となります。

留守かどうかがすぐに分からない

不審者や空き巣は、犯行に及ぶ前に家の中の様子を探ることがあります。特に留守かどうかを確認しようとするため、その際にフェンスがあると、敷地内の状況が外から見えなくなり、偵察を防ぐ効果があります。フェンスが目隠しの役割を果たし、留守かどうかの判別が難しくなるため、空き巣のターゲットになりにくくなります。

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