知って得する!キッチン換気扇の交換時期の目安は?換気扇Q&A
キッチン換気扇のリフォームを検討している人のために、交換時期や修理・交換にかかる費用などを詳しくご紹介します。換気扇の種類による性能の違いや、寿命を延ばすためのお掃除頻度など、換気扇にまつわる疑問とその答えをまとめています。
公開日 2020.01.04
更新日 2022.01.07
「キッチン換気扇の調子が悪い」「交換工事にはいくらかかるのか不安」など、換気扇まわりにお悩みはありませんか?キッチンの換気扇は、空気を循環させる重要な役割を果たしています。故障して突然使えなくなる前に、寿命のサインとなる症状を知っておきましょう。そのほかにも換気扇の平均寿命や種類ごとの特徴・電気代の目安など、キッチン換気扇にまつわる疑問とその回答をまとめています。キッチン換気扇のリフォームを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
キッチン換気扇の交換時期や寿命は?
まずは、キッチン換気扇を交換する時期や交換を検討すべき症状についてご紹介します。
寿命の目安は10年
キッチン換気扇の寿命は、一般的に約10年といわれています。どんなに気をつけていても、製造から10年近くたつと性能は徐々に落ちてきます。もちろん、油を使った料理をすることが多い家庭や、十分なお手入れをしていない場合などは、10年たたずに寿命を迎えることもあるでしょう。そのため、たとえ気になる不具合が出ていなくても、10年を目安に交換を検討したほうがよいでしょう。
故障箇所は主にスイッチかモーター
キッチン換気扇で故障が多い箇所は、スイッチとモーターです。スイッチ部分が故障する原因には、部品の劣化や接触不良が考えられます。モーター部分が故障している場合は、そのまま使い続けるとファンが壊れる原因にもなるため、早めに修理や交換を依頼しましょう。
交換を検討すべきサインは?
キッチン換気扇の寿命が近づくと、以下のような症状が頻繁に起こるようになります。交換のサインと考えたほうがよいでしょう。
・吸い込みが悪く、十分に換気されない
・使用中に止まってしまう
・異音がする
・スイッチを押しても作動しない
このような症状が起きた時は、すぐに使用を中止して業者に点検を依頼することをオススメします。
・吸い込みが悪く、十分に換気されない
・使用中に止まってしまう
・異音がする
・スイッチを押しても作動しない
このような症状が起きた時は、すぐに使用を中止して業者に点検を依頼することをオススメします。
工事費用の目安
キッチン換気扇を修理・交換する際には、部品の修理・交換で済む場合と換気扇自体を交換する場合とがあります。
・スイッチやモーターを修理する場合
スイッチやモーターだけが故障している場合は、部品の交換だけで済むこともあります。スイッチの本体価格は約2,000~5,000円、工事費は約10,000円が相場です。モーターの場合は、本体価格が約6,000~9,000円、工事費は約10,000円が相場となっています。ただし、依頼する業者によって費用が異なるため、数社に無料見積もりを依頼して比較してみるのがオススメです。
・換気扇自体を交換する場合
古い換気扇は、修理用の部品が製造されていないことがあり、修理できたとしても高額な費用がかかってしまうといったケースもあります。その場合は、換気扇自体を交換することになるでしょう。工法によって費用は変わってきますが、工事費の相場は約20,000円です。そのほか、排気接続工事が必要になる場合は、さらに約10,000円かかります。また、既存の換気扇を解体・撤去する費用や、廃材処分費用がプラスされる場合もあるため、やはりこの場合でも事前に見積もりを取るとよいでしょう。
・スイッチやモーターを修理する場合
スイッチやモーターだけが故障している場合は、部品の交換だけで済むこともあります。スイッチの本体価格は約2,000~5,000円、工事費は約10,000円が相場です。モーターの場合は、本体価格が約6,000~9,000円、工事費は約10,000円が相場となっています。ただし、依頼する業者によって費用が異なるため、数社に無料見積もりを依頼して比較してみるのがオススメです。
・換気扇自体を交換する場合
古い換気扇は、修理用の部品が製造されていないことがあり、修理できたとしても高額な費用がかかってしまうといったケースもあります。その場合は、換気扇自体を交換することになるでしょう。工法によって費用は変わってきますが、工事費の相場は約20,000円です。そのほか、排気接続工事が必要になる場合は、さらに約10,000円かかります。また、既存の換気扇を解体・撤去する費用や、廃材処分費用がプラスされる場合もあるため、やはりこの場合でも事前に見積もりを取るとよいでしょう。
種類によって異なる本体価格!
本体価格については、種類や搭載されている機能によって異なります。キッチン換気扇の種類は大きく分けて、ダクトを通して排気するシロッコファンと、壁に直接取り付けられているプロペラファンの2つです。プロペラファンの本体費用は約10,000~20,000円と比較的リーズナブルですが、シロッコファンは機能によって価格に大きく差が出ます。乾燥機能のみが搭載されたタイプでは約15,000~60,000円が相場ですが、多機能な最新型タイプにいたっては200,000円以上するものもあるのです。換気扇の位置や幅、予算などを考慮して選ぶようにしましょう。
種類によって換気扇の性能は変わる?
キッチン換気扇はフードの形状によって、ブーツ型・スリム型・フラット型の3タイプに分けられます。種類ごとに、見た目の特徴や性能、メンテナンスのしやすさなどが異なります。
吸収力◎なブーツ型
via curama.jp
ブーツ型は大きなフードカバーで覆われた形状の換気扇です。シンプルなデザインでどんなキッチンにも合わせやすいことから、多くの家庭に普及しています。フードカバーには深さがあり、煙や蒸気・臭いを集める力が強いのが特徴です。シロッコファンとプロペラファンのいずれにも適合し、換気扇とフードが一体型になっているものと分離しているものの両方があります。デメリットは、お手入れがしにくいという点でしょう。フードの内側やフィルターの目にホコリや油汚れがたまりやすいため、定期的に掃除をしなければなりません。また、内部部品が多いので分解と掃除に手間がかかるでしょう。
見た目も掃除もスッキリ、スリム型
via curama.jp
スリム型の換気扇は薄型でスタイリッシュなデザインが特徴です。現在の最新型といえる形状で、新築の住宅に多く採用されています。生活感が出にくいため、キッチンのデザイン性を重視したい人にオススメです。また、圧迫感がないので独立型キッチンの上部に設置するには最適でしょう。凹凸が少なくすき間などに汚れがたまりにくい点や、フィルターがなく掃除に手間がかからない点もメリットです。また、表面がコーティング加工されているものや、自動お掃除機能が搭載されているものなども販売されています。「お手入れしやすい換気扇が欲しい」という人にピッタリでしょう。
限られたスペースで活躍、フラット型
フラット型は、薄型でコンパクトなサイズが特徴の換気扇です。天井が低くて狭い場合など、設置スペースに制限があるキッチンにオススメのタイプとなっています。使用中の音がやや大きい点や、吸い込み口が天井と平行に設置されるため掃除するのが大変という点がデメリットです。内部部品の外し方が難しいものが多いため、お手入れには手間と時間がかかるでしょう。性能としてはブーツ型やスリム型に比べても特別よいというわけではないため、スペースに制限がない限り、選ばれることは少なくなっています。
24時間つけっぱなしはOK?電気代の目安
キッチンの臭い対策などで、換気扇を一日中つけっぱなしにしたいと思う人もいるでしょう。しかし、そこで気になるのが電気代ではないでしょうか。キッチン換気扇にかかる電気代の目安や、換気扇を回すことで得られるメリットなどをご紹介します。
意外!?換気扇の電気代は安い
キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにしても、1か月の電気代はわずか500~600円程度です。換気扇の消費電力は非常に小さく、最新型のエコタイプであれば1か月の電気代を数十円に抑えられることもあります。こまめに掃除をして換気扇が正常に動くようにすることで、余計な電気代がかかることも防げるでしょう。
電気代より換気扇を回すメリットを優先すべき
換気扇の電気代は安いため、電気代の心配よりも換気扇を回すことで得られるメリットのほうを考えるべきでしょう。キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにしておくことで得られるメリットには、さまざまなものがあります。キッチンから発生した臭いやタバコの臭いが残りにくくなるだけでなく、湿気を吸い込むことで結露やカビが発生するのを防げるのです。また、換気扇をつけっぱなしにしておくと、ゴキブリなどの害虫が侵入するすき間を埋められるというメリットもあります。
換気扇を使わないことで起こる問題点は?
電気代を節約するためにキッチンの換気扇を使わないようにすると、住宅や住んでいる人に悪影響をもたらすこともあります。換気不足によって空気の流れが悪くなり結露が発生すると、住宅の構造材を腐敗させる原因にもなるのです。その結果、住宅の寿命を縮めることにもなりかねません。また、結露が原因でカビが発生すると、住んでいる人が気管支ぜん息や鼻炎などのアレルギー症状を発症することもあります。そのほかにも、ストーブ使用時に酸欠や一酸化炭素中毒を引き起こす恐れもあるため、十分注意が必要です。
お掃除頻度はどのくらいがベスト?
キッチン換気扇のお掃除頻度や、掃除をしないことで起こる問題などにはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく見てみましょう。
3日に1回の拭き掃除、3か月に1回の分解掃除が理想
キッチンの換気扇をどのくらいの頻度で掃除すればよいのか、お悩みの人も多いかもしれません。
日本電機工業会が行った「換気扇に関する意識調査」によると、キッチン換気扇の掃除は約60%の人が「1年に1~2回」と答えたそうです。また「ほとんど掃除をしたことがない」という人も約16%います。掃除の頻度が少ない理由としては、「ベトベトしているので触りたくない」「汚れがなかなか落ちないので時間がかかる」などが挙げられているようです。しかし、キッチンの換気扇はもっと頻繁に掃除しなければなりません。3日に1回は簡単な拭き掃除をし、3か月に1回は分解して全体を掃除するのが理想です。分解して掃除するのはなかなか手間がかかる作業ですが、できるだけこの頻度を目安に掃除をしましょう。
(参照元:日本電機工業会「換気扇に関する意識調査DATA」 https://www.kanki-day.jp/data/index.html)
日本電機工業会が行った「換気扇に関する意識調査」によると、キッチン換気扇の掃除は約60%の人が「1年に1~2回」と答えたそうです。また「ほとんど掃除をしたことがない」という人も約16%います。掃除の頻度が少ない理由としては、「ベトベトしているので触りたくない」「汚れがなかなか落ちないので時間がかかる」などが挙げられているようです。しかし、キッチンの換気扇はもっと頻繁に掃除しなければなりません。3日に1回は簡単な拭き掃除をし、3か月に1回は分解して全体を掃除するのが理想です。分解して掃除するのはなかなか手間がかかる作業ですが、できるだけこの頻度を目安に掃除をしましょう。
(参照元:日本電機工業会「換気扇に関する意識調査DATA」 https://www.kanki-day.jp/data/index.html)
掃除をしないとどうなるのか?
キッチン換気扇の掃除をしないと、油やホコリなどの汚れがどんどん換気扇に蓄積されていきます。その結果、正常に換気できなくなり、汚れた空気がキッチンに充満してしまうのです。油を含んだ蒸気がキッチンの壁や天井などに付着し、キッチン全体がベトベトの状態になってしまいます。そのような状態になると、いざ掃除をしようとしても簡単にきれいにはなりません。大がかりな掃除が必要になり、より手間をかけなければならないでしょう。また、汚れによってファンの回転が悪くなり、換気扇の音がうるさくなってしまうこともあります。そうならないためにも、掃除はこまめに行いましょう。
キッチンの換気扇は、寿命が近い症状を早めに見極めて修理や交換リフォームを検討するとよいでしょう。「エコタイプの換気扇にして電気代を抑えたい」「楽にお掃除できるものにしたい」などの希望があれば、プロの業者に相談してみることをオススメします。
キッチンの換気扇は、寿命が近い症状を早めに見極めて修理や交換リフォームを検討するとよいでしょう。「エコタイプの換気扇にして電気代を抑えたい」「楽にお掃除できるものにしたい」などの希望があれば、プロの業者に相談してみることをオススメします。
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