アウトドアから普段使いまで!タイプ別おすすめリュック28選

アウトドアリュックは、機能的に荷物を収納できるアイテムとして人気を集めています。今回は、アウトドアを楽しんだり日常生活で使ったりするのにどのようなリュックがよいのか解説します。また目的別のおすすめ商品も紹介しています。

2022.01.07

アウトドアに必須のアイテムには、いろいろなものがありますが、リュックはその中でも重要なものです。トレッキングやキャンピングから本格的な登山まで装備を持ち運ぶためにリュックは欠かせません。
しかし、リュックの種類は多彩で、容量や機能が目的別に設定されています。快適なアウトドアライフを楽しむには、自分がどのように使用するのか、どのような特徴があるのかを知る必要があります。


今回はおすすめのアウトドアリュックを目的別にご紹介していきます。アウトドアだけではなく普段使いをしたい人も、ぜひ参考にしてください。
アウトドアリュックを選ぶときに重要になるのは、容量です。季節や泊まる日数で当然荷物の量が違ってきます。また自分がどのようなアウトドアを楽しむかで、選ぶべきリュックも異なります。リュックを選ぶ際に見落としがちなのは、リュック自体の重さです。軽量のほうが歩く時の負担が少なくなりますので、長時間歩く予定の時は気を付けましょう。
目的に合った容量、それぞれの特徴やデザインも加味しながらアウトドアリュック選びを楽しんでください。

リュックの選び方

では早速アウトドアリュックの選び方を具体的に説明していきます。ハイキングや夏場の日帰り登山などなら20Lから30L、冬場で荷物が多い場合や、登山・キャンプで1泊2日する場合は40L以上、タウンユースも兼用であれば20L前後と使い分ければ、荷物のバランスも取れて身体の負担も少なくなります。
まず、目的から荷物量を考えて、容量を選び、特徴や機能性、デザインを絞っていくのが選びやすい方法です。リュックの容量は、「〇L」と表記されていますが、実は標準的な共通の計算方法はなく、ブランドごとに計算方法が異なります。ですから、同じ30L表記でもブランドによってばらつきが生じます。実際にリュックを手に取って、大きさや収納力を確認してみることも大切です。ただ、大幅な誤差はありませんので、表示されている容量を購入するときの目安にすることは有効です。次の項では具体的な商品を紹介していきます。

日帰りや1泊2日に最適な容量20L、30L前後のアウトドアリュック

日帰り登山や1泊2日のお出掛けなど、日常的なアウトドアに最適なのが、20Lから30L前後のリュックです。ファスナー式のものもありますが、上蓋形式のほうが容量に少し余裕が出ます。夏場で、なおかつ食事やテントを持ち運ぶ必要がないなら、1泊2日のアウトドアでも使えます。自分がどれくらいの荷物を持っていくのかを考えて最適なリュックを選んでみましょう。
それぞれの商品には通気性、防水性などの特徴があり、小物を入れるスペースや位置などが異なります。全体の容量だけではなく、自分の目的に合ったデザインや機能にも注目してみてください。

不意の悪天候にも安心な完全防水バックパック【PIRARUCU(ピラルク)】

完全防水なので、ハイキングやサイクリング中に突然雨が降っても荷物が濡れず便利です。チェスト部分とウエスト部分にはストラップが付いているので、バッグがずれることもありません。内側には小物を入れることができるキャリングケースも付いています。素材は光沢のあるPVCターボリン、ポリエステルPVCラミネートを使用ていて、容量は20Lです。

街中でもよく見かけるバックパック【ARC'TERYX(アークテリクス)】

スタイリッシュなデザインが目を引くバックパック。容量は22Lで重量は約1,100gのスリム設計に加えて丈夫で軽量なのが魅力です。給水時などに便利なストレッチハイドレーションポケットが付いているので、ハイキングなどの日帰りアウトドアに活躍します。それだけではなく、旅行や通学など、普段使いでも人気の高い万能アイテムです。

背中が蒸れずに快適な背負い心地 ヴィナ【HAGLOFS(ホグロフス】

背中とリュックの間に空気の通り道を設けたサスペンションシステムを採用。背中が蒸れにくいので、背中が熱くなりやすい夏場や樹林帯でも快適なハイクが楽しめます。荷物の重量を平均的に分散する構造なので、リュックも揺れにくくなっており、長時間歩行する場合でも身体への負担が軽減されます。容量は約30L、重量は1,145g。

中身が重くてもヒップベルトでしっかりホールドする リッジ【Karrimor(カリマー)】

背負いやすさを追求したアウトドアリュックです。中身が重くても、肩への負担を軽減するヒップベルトで、バランスよく荷重を分散できる構造です。登山時の疲労も大幅に軽減されます。安定感を高めたバックパネルは体型に合わせてセレクト可能です。また、リュックの下部には付属のレインカバーを収納できるポケットが付いています。容量は30L、重量は1,400gです。

6つのポケットで小物の取り出しが便利 トレックモーション30【Coleman(コールマン)】

小物を入れるのに便利なポケットが外側と内側に3個ずつ付いているのが特徴です。サイドのポケットはメッシュ仕様で、水のボトルなど、頻繁に使用するものを収納することができます。リュックから水分補給ができるハイドレーションにも対応していて、本格的な機能が充実しています。容量は30L、重量は780gと軽量なので、日帰り登山などにおすすめです。

通気性がよく、蒸れずに背負える エリウム【MILLET(ミレー)】

背面部に空間を設けることで、快適な通気性を実現したリュックです。サイドにダイレクトアクセスジップを採用しているので、開口部が広く、荷物の出し入れがスムーズです。水分補給にハイドレーションシステムを採用して、快適さと機能性を兼ね備えています。容量は30L、重量は1,170g。トレッキングや日帰り登山など、様々なシーンで活躍します。

大きく開くジップで、荷物の取り出しが簡単 オールディ【GREGORY(グレゴリー)】

フロントにはジッパー開閉式オーガナイザーポケットを配置。荷物の収納、取り出しがより容易になっています。ポケットはこのほかに内側に2つ配置して、整理のしやすさも考慮されています。タテ47cm×ヨコ25cm×奥行き17cmの小型サイズながら、22Lの収納が可能です。重量は760gと軽量なので、ハイキングやトレイルなど長時間の歩行でも気にならないでしょう。

水で丸洗いができる、ザット無縫製バッグ リュックタイプ【MORITO(モリト)】

このアウトドアリュックは水で丸洗いができるので、お手入れがとても楽です。タテ46cm×ヨコ20cm×奥行き30cmのスクエア型で防水素材を使用しており無縫製構造なのでツーリングで悪天候に見舞われた時なども荷物を雨からしっかり守ります。防水タイプなので、川遊びなど水辺のレジャーにも活躍します。重量も950gと軽量です。

軽量で防水性に優れた素材を利用【LAD WEATHER(ラドウェザー)】

見た目もおしゃれなスクエア型リュック。使用している素材は、テントなどにも使われるPVCターポリンなので、防水性は抜群です。ロールトップの開口部が上部からの浸水も防いでくれます。容量は25L、重量は980gと容量が大きいにも関わらず軽量です。バイクや自転車のほか、海や川を訪れる時でも、防水機能で安心して使用できます。

カラバリも豊富な定番リュック【THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)】

アウトドアブランドの有名メーカー、THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)のボックス型リュックです。耐摩耗性と耐水性を備えたTPEファブリックラミネートのポリエステル地を使用しています。大きな開口部で、荷物の整理がしやすいのも特徴です。容量は30L、重量は1,085g。容量が大きいので、アウトドアやスポーツから普段使いまで、幅広い用途に使えます。

シンプルながらも完全防水仕様 マルチレインバッグ【DEGNER(デグナー)】

京都にある老舗バイク用品メーカーDEGNER(デグナー)のボディバッグ。バイクでのツーリングを意識しているので、雨から荷物を守ることを重要視しています。丈夫なつくりでバイクシートへの取り付けも可能なので、ツーリングを楽しみたい人におすすめです。容量は余裕のある30Lなので、1泊2日の旅行の荷物もしっかり収納できます。

リュック底にはシューズ専用の収納スペースも搭載 UA ハッスル【UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)】

アメリカのスポーツブランド、UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のリュックです。アウトドアだけではなく、スポーツ用具を収納することも考えて、底面にシューズ専用のスペースがあります。急な雨などでも荷物を濡れさせない撥水加工で、サイドにはボトルポケットも付いています。タウンユース、アウトドア、多様なシーンで使用できるリュックです。

荷物が多い人におすすめの35~40L以上のアウトドアリュック

35~40L以上のアウトドアリュックは、登山で山小屋やテントなどに1泊する場合に便利です。寝袋や食料など多くのものが入るので、アウトドアリュックの中でも売れ筋の商品が多くあります。
ただ、大型になれば価格も高くなるので、本当に自分に合っているのかを十分吟味して購入するようにしましょう。特にポケットなどの収納スペースはテント泊の時などに便利なので、どこに何個あるのかを確認しておきましょう。
サイズが大きくなれば、当然リュック自体も荷物も重くなります。なるべく身体に負担がかからない構造のものを選ぶようにしてください。

自分の使いやすいようカスタマイズできる バックパック【And wander(アンドワンダー)】

容量は40Lですが、インビスタ社のコーデュラナイロンオックス生地を使用することにより、1000gという軽量化を実現しています。通常よりも生地を長持ちさせる技術が使用してあり、ポケットをフロント部分に集約しているので物の出し入れもラクラクです。また、雨蓋やポケットは取り外せるので、使用目的によってカスタマイズできます。

雪山でも安心!優れた耐久・耐候性 アルファ【ARC'TERYX(アークテリクス)】

内側、外側ともにコーティングされた素材により、空気や水を通さない構造。どのような天候にも耐えられる耐久性、耐候性に優れた高機能なリュックです。バックパネルにもこだわっており、サポート力やクッション性も抜群です。45Lの大容量で、重量は650g。高山環境や雪山での疲労を軽減してくれる優秀なアイテム。

堅実なつくりで、ピッケルなども収納可能 コブラ【THE NORTH FACE(ザノースフェイス)】

クライマーと共同開発をした、冬期用アルパインパックです。全体的に頑丈な素材でできていますが、特にピッケルなどアイスツールを収納する箇所は、高強度ナイロン素材を使用しています。フレームシートなどは取り外し可能で、より軽量化もできます。容量は60L、重量はS/M:1,620g、L/XL:1,670g。本格的な冬山登山に対応したアイテムです。

スリムな見た目とは裏腹に大容量 バルトロ【GREGORY(グレゴリー)】

見た目はスリムなフォルムですが、Mサイズで65Lの大容量。使う人の体型に合わせて角度調節が自動でできるショルダーハーネスとウエストベルトが歩行中の身体の動きにフィットするので、快適です。密閉型のヒップベルト・コンパートメントは、耐侯性に優れていて、携帯電話などの精密機器でも安心して収納できます。重量はMサイズで2,490g。

スタイリッシュなデザイン&75Lの大容量 エアコンタクト【deuter(ドイター)】

ハードな使用に耐えられる強靭性を持ったエアコンタクトシリーズ。65+10Lの大容量、重量は2,900gです。X型の内蔵フレームにより、リュック自体の補強と、重量を腰回り付近に集約して肩などを守ります。また、+10Lは、上部にある雨蓋の収納量です。上下に可動するので、荷物が増えても雨蓋を延ばすことで収納ができます。

60Lの大容量かつ防水仕様 ウインドウバックパックドライチューブバッグ【OVERBOARD(オーバーボード)】

バックパッドやストラップは取り外しが可能なので、リュックとチューブバッグ2Wayの使い方ができます。フロント部分はクリアウインドウになっているので、荷物の確認も容易です。防水素材と縫い目の熱圧着によって中身を水や砂から守ります。リュックは水洗いOK。容量は60Lで重量は1,260g。大容量の防水リュックとして水辺のアウトドアに活躍します。

レインカバー付きでアウトドアに最適なリュック トレックモーション【Coleman(コールマン)】

雨から荷物を守るレインカバー付きなのが特徴です。リュックの下部に収納スペースがあるので、いつでもレインカバーを携帯しておけます。背面パネルはクッション性と通気性を考慮した構造になっているので、快適に使用できます。そのほかにも、水分補給はハイドレーション対応で、ホイッスル付きのチェストベルトを備えているなど、機能も充実しています。容量は35L、重量は880gです。

山小屋1泊にちょうどいい ケストレル【OSPRAY(オスプレー)】

容量・重量がS/Mで36L、1,370g、M/Lで38L、1,420gという、「あともう少し容量が欲しい」という時に便利なサイズ感です。背面調節可能なエアスケープバックパネルや正面・サイド・ヒップベルトのポケットを用意、さらにサイドジッパーからメインの荷物にアクセスも可能です。使いやすさを考えた作りなので、季節や場所を選ばず様々なシーンに活躍するでしょう。

見た目はおしゃれでも多機能&大容量!【fenyi(フェンイー)】

50Lと大容量のリュック。重さは1,030gと軽量で3種類から色も選べます。防水、撥水加工をしてあるので、大切な荷物を突然の雨で濡らしてしまうこともありません。大きなメインポケット内部には、14インチパソコンも収容できるサブポケットが配置されています。そのほかのポケットも、ペットボトルが落ちない深さなど、ユーザー目線の配慮が感じられます

街でも使える20L前後のアウトドアリュック

リュックは、もはやアウトドアだけのアイテムではありません。街中でもリュックを背負う姿は普通に見られ、通勤、通学で使用できるリュックも多く発売されています。
街中で使い勝手のいいリュックは、やはり、軽量のものです。それに加えてコンパクトさと容量の多さも重要です。今までご紹介してきたような耐久性や耐候性は、必ずしも必須条件とはならず、むしろ、街中に合ったデザイン性が優先される傾向にあります。
最後に、街中でも十分に使用できて、ハイキングなど身近なアウトドアにも適しているリュックを紹介していきます。

ザ・ノース・フェイスの人気製品復刻モデル ホットショット【THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)】

人気定番商品Hot Shot(ホットショット)の復刻モデル。背骨のラインに合わせた構造で、背骨への負担を軽減しつつ、通気性も確保したデザインです。15インチPCが収納できるスペースなどもあり、ボトム部分も対摩擦強化してあるので毎日使っても安心。まさにアウトドアでもタウンユースでも使えるリュックです。容量は26L、重量は1,135gです。

手提げ・トート・リュックタイプの3Wayで使用可能なトートバッグ【patagonia(パタゴニア)】

手提げ、トートバッグ、リュックと3Wayで使用できる優れものです。軽量に特化したリップストップ・ナイロン素材を使用しており、悪天候のときも安心して使えます。両側にはメッシュポケットを配置するなど、機能性も充実しています。タテ42cmxヨコ25cmx奥行き14cm、重量は360gと超軽量、小さく折りたたんで持ち運びもできます。

フロントジップで中身が取り出しやすい アーバンアサルト【MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)】

シンプルなデザインのアーバンアサルトシリーズ。アメリカの特殊部隊にも採用された強靭さと、洗練されたデザインを併せ持つリュックです。容量は21L、重量は1,300g。フレームに固定式ハーネスを組み合わせた構造は耐久性に優れます。B4サイズも収納可能な3ジップは、荷物の出し入れもしやすく使い勝手のいいデザインです。

通勤・通学や日帰りの旅行におすすめの日本製リュック【ANONYM CRAFTSMAN DESIGN(アノニム クラフツマン デザイン)】

日本のメーカーが製造するリュックです。洗練されたデザインで、日帰り旅行をイメージした400gの超軽量タイプ。撥水性、耐久性にもこだわった機能的な製品です。小物が取り出しやすいポケットが機能的に配置されているのは、特に女性にとって嬉しいデザインでしょう。タテ42cmxヨコ32cmx 奥行き14cmとコンパクトなサイズ感も素敵です。

吉田カバンの定番リュックサック【PORTER(ポーター)】

吉田カバンの定番商品、UNION(ユニオン)は、1995年の発売からロングセラーとして人気を博してきました。帆布を意識した素材感は、使い込むことによって柔らかく変化していきます。タテ44cmxヨコ44cmx奥行き28cm、重量は910g、緑色のタグがおしゃれです。内側には撥水加工が施してあるので、濡れたペットボトルなども安心して入れられます。

見た目からこだわりたい方におすすめロールトップリュック【FIRE FIRST(ファイヤーファースト) 】

消防士など、命を助ける危険な仕事に携わる人へのリスペクトを表現したブランド。このリュックの大きな特徴は、収納性です。タテ47cmxヨコ28cmx奥行き17cmのスクエア型で、A3サイズが収まる大きさ。タブレットや書類などを持ち運ぶタウンユースにも便利なつくりです。色使いやロゴのデザインにこだわりを感じる個性的なアイテムです。

クオリティとデザインの両方を追及! CHASE DOUBLE LINE BACKPACK【MAKAVELIC(マキャベリック)】

摩擦や引き裂きに強い耐久性を持ち、高い防水性と撥水性でリュックを美しく保つ作りなので、長く使用できる製品です。使い込むことで風合いが出てきます。街中に溶け込むデザイン性も特徴です。24Lの大容量、重量は1,060g。背面にはノートパソコンが収納できるポケットも配置されていますので、アーバン派の方にもおすすめのリュックです。
摩擦や引き裂きに強い耐久性を持ち、高い防水性と撥水性でリュックを美しく保つ作りなので、長く使用できる製品です。使い込むことで風合いが出てきます。街中に溶け込むデザイン性も特徴です。24Lの大容量、重量は1,060g。背面にはノートパソコンが収納できるポケットも配置されていますので、アーバン派の方にもおすすめのリュックです。

まとめ

今回はアウトドアリュックのおすすめ商品をご紹介してきました。容量別では、20Lから30Lが日帰り登山、ハイキングなどの身近なアウトドアに適していて、それ以上の行程や荷物の多いときには35Lから40L以上のリュックが必要とされます。
また、今やリュックはアウトドアだけのものではなく、街で日常的に使用するものへと変化しました。容量やデザインなどもタウンユースに向いたものが多くありますので、ぜひ参考にしてください。
容量、機能性、デザイン、価格などを総合的に考えて、いつも持ち歩きたくなるような自分のお気に入りアイテムを見つけてください。

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

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