超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

公開日 2015.09.25

更新日 2022.01.07

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

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話題のバッグを手作りしてみよう!

外でアクティビティを楽しんでいるとき、大きな荷物は邪魔ですよね。

そんな時は、「貴重品とちょっとの荷物だけ入る、軽量のバッグ」がとても便利。

サコッシュバッグとは・・・・

自転車のロードレースにて、補給ポイントなどでチームのサポートがレーサーに渡す、中に補給食や水筒などの補給物資が入っているたすきがけの袋のこと。Sacoche。

 

(引用元:はてなキーワード http://d.hatena.ne.jp/keyword/サコッシュ

 

もともとは数グラムの重さにこだわる自転車競技用ですから、もちろんアウトドアシーンでも大活躍すること間違いなし! 今回はそんな超軽量、高機能なバッグを、1枚の長方形の生地から簡単に作る方法を紹介します。  

 

■材料と道具

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

・生地(ナイロンなどの防水生地)

・ファスナー(軽量のもの)

・PPテープ(2cm幅)

・マグネット留め具

・プラスティックバックル、調整バックル(2cm幅対応のもの)

・糸

 

■作り方

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

 

STEP 1

生地を型紙のサイズに合わせて、ぬいしろ部分を足した形で裁断します。

バッグ本体となる生地1枚、ファスナーの幅に縫い足す小さな生地2枚の計3枚です。

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

 

STEP 2

ファスナー付け位置で生地をカットして、二つ折りにしたファスナーの幅分の生地を両側に縫い足し、ファスナーを縫いつけます。

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

 

ファスナー幅分の生地を縫い足して、ファスナーをつけたところ。

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STEP 3

型紙に記載してある折り目をアイロンでつけます。このとき、5cm、5cmとなっている部分は内側にWの形になるように畳みます。この部分はバッグの「マチ」の部分になります。 ナイロンの生地は高温のアイロンでは溶けてしまうので、必ず中~低温でかけるようにしてください。

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STEP 4

生地の左右両端を二つ折りにしてぬいしろを縫い(ほつれる生地の場合は三つ折り)、さらに上下のぬいしろ部分を二つ折りにして(ほつれる生地の場合は三つ折り)、さきほどつけた折り目のとおりに生地を畳んで縫います。

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ファスナーがある側のポケットは、袋部分を閉じて縫います(写真右側の、縫い目が二重になっている部分)。

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縫い終わると、テープつけ位置の幅をはさんで、上下にポケットが2つできあがった1枚の生地のようになります。

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STEP 5

PPテープの片側をループにしてプラスティックバックルのメスパーツを通します。それをテープつけ位置に縫い付けていきます。PPテープのカットした部分は、ライターであぶるなどしてほつれ止めをしてください。

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STEP 6

PPテープにプラスティックバックルのオスパーツ、調整バックルを通します。

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STEP 7

Wに畳んである底マチ部分の「真ん中とめステッチ」部分を縫います。

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STEP 8

マグネット留めつけ位置の部分に穴をあけて、マグネットをつけます。

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マグネット留め具をつけた状態です。

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完成!!

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方

こちらのサコッシュバッグは、重さが60グラム程度と超軽量!何も入れていなければ、持っていることを感じないくらい軽いです。これなら動きが多いアウトドアシーンでも邪魔にならず貴重品を持ち運ぶことができますね。

手縫いでもOK、裏地もお好みで

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方
作例ではミシンを使った方法をご紹介しましたが、サコッシュは作りがシンプルなので、ミシンのない人でも手縫いで作れます。型紙を使わず、チャコペンシルなどで生地に直接マーキング。それをハサミできれいにカットして、縫い合わせるだけでもOKです。また、革で作る場合は、むしろミシンよりも手縫いのほうがオススメです。

よりしっかりしたサコッシュにするため裏地を付ける場合も、ミシン・手縫いどちらを選んでも構いません。最初に裏地が表面にくるようにして、内側のポケットやファスナーなどを縫い付けます。裏地を付ける際は、裏布と表布を簡単に仮縫いして動かないように固定して、それから布の端や下などを細かく縫っていくと形を崩さず仕上げられますよ。

なお、手縫いはミシン縫いよりどうしても強度が低くなるので、縫い目のピッチを細かくしたり、太い糸を使ったりして、強度を高めるように意識してください。

サコッシュにオススメの紐

サコッシュをハンドメイドする場合、肩掛け用の紐にもこだわりたいところです。選び方のポイントは2つ。「太さ」と「長さの調節機能」です。

太さについては「これが正解」というものはありません。太さがあると存在感が出ますし、重さが面で分散するので肩への負担が減ります。細い場合は、他のファッションの邪魔をしません。サコッシュをファッションアイテムとして使いたい場合や、少し重いものを入れるつもりなら太い紐を使う、そうでない場合は服装のイメージを優先させる細い紐を使う、などの基準で決めるといいでしょう。

長さの調節機能については、そのまま機能性の問題です。ないよりあった方が便利ですが、使っていて調整の必要がなければ、無視してしまってもよいでしょう。

サコッシュ専用として市販されている紐もあります。さまざまなデザインが選べるので、よければ参考にしてください。

サコッシュは登山にもオススメ!

超軽量!ファスナー付きサコッシュの作り方
サコッシュは、元は自転車に乗る人のアイテムでしたが、最近は登山をする人にもかなり浸透してきました。背中に背負ったザックを降ろして中の荷物を取り出すのは面倒ですが、サコッシュなら簡単に物を取り出せるため、とても使い勝手がよいのです。

登山用のサコッシュを作る場合に注意したいのが防水性。山は天候の変化が激しく、雨の中を移動することも多くあります。中の荷物を濡らさないため、防水性の高い素材を使いましょう。

また、登山に使うサコッシュは、できるだけ体に密着するよう、形状や紐の長さを調整することが重要。歩きながらサコッシュが動いてしまうと足場が見にくくなり危険です。サイズは、登山に使う地図や水筒、500mlペットボトルなどがすっぽり入る程度がオススメです。



自分の好みや使用用途に合わせて自由に作れるサコッシュは、日常でもアウトドアでも活躍すること間違いなしです。この記事も参考にしながら、ぜひお気に入りのサコッシュをDIYしてみてはいかがでしょうか。

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