セルフリノベ後の住み心地を大公開!“ぶっちゃけ住みやすいの?”にお答えします。

28歳で福岡へ移住し、築40年を超える築古物件をセルフリノベーションしながら大阪と福岡の2拠点で生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2021年に築30年の中古マンションをフルリノベーションしました。フルリノベーションするメリットやデメリットについても解説しますので、リフォームを検討中の人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2023.04.15

更新日 2023.04.15

セルフリノベ後の住み心地を大公開!“ぶっちゃけ住みやすいの?”にお答えします。

広いリビングキッチンの1LDK

両親が所有していた築30年の中古マンション。
長年空き家の状態で放置されていたので、リノベーションして活用することにしました。

リノベーションするなら、広いリビングキッチンの部屋が欲しいと思い、3LDKの間取りを1LDKにフルリノベーションしました。
広い空間のリビングキッチンは、開放的でリラックスできる雰囲気を醸し出し、キッチンとリビングが一体となっているので、料理をしながら家族や友人と会話を楽しむことができています。

※広いリビングキッチンを確保するには構造の兼ね合いもあり、フルリノベーションが可能な家とそうでない家に分かれるので、専門家に相談する必要があります。

詳しくは下記時期の「中古住宅を購入するなら、契約前にリフォームイメージを固めておくと◎」

リノベーション前の部屋

リノベ前は3LDKのよくあるファミリータイプの間取りでした。
和室が2部屋あり、6畳リビングと6畳キッチンで細長い部屋になっています。
廊下や和室に比べてリビングキッチンは1段低い作りになっていました。

家族が増え、少し手狭に感じている玄関

リノベした際、玄関の左側に収納スペースを作っていて、靴やスリッパや小物類を置けるようにしています。
1人で使う分には十分なスペースでしたが、家族が増えた今、少し手狭に感じています。

特に小さい子供がいると、ベビーカーやマザーズバッグ等を置くので余計に狭く感じるのかもしれません。
子供を想定してフルリノベーションするのであれば、玄関は少し広めにつくるといいかもしれません。

概ね満足な寝室

料理等の匂い移りを気にして、寝室の1部屋だけは分けて作りました。
6畳+1畳分のクローゼット。

少し収納スペースが足りなくなってきてはいますが、クローゼット付きの寝室は家族で使用しても満足できる使い心地です。
このマンションは、リビングキッチンを広めに作りたかったので6畳の寝室にしましたが、寝室にもう少し荷物を置けるようにしたいという方は、8畳の寝室+2畳のウォークインクローゼットくらいがいいかもしれません。

寝室の床はウォールナット柄のフローリングを張っていて、他の部屋と違い落ち着いた雰囲気なので濃いめの色で良かったです。

ゆったりサイズのお風呂と洗面化粧台

お風呂はリノベーション前のサイズより一回り大きいタイプの物を設置しました。
(その分、寝室のクローゼットが狭くなりました。)
水回りの交換は一番お金がかかる場所で、部屋の模様替えと違って簡単には交換できないので、初めから希望の物を入れた方が良いと思います。

もっと大きいサイズの造作洗面所を取り付けたかったのですが、間取り的に難しかったので既製品を設置しました。3面鏡なので使い易いのですが、特に拘りなく取り付けたので心残りではあります。

個人的には、ドラム式洗濯乾燥機で満足できるので乾燥スペースは必要無い派ですが、洗濯物を干すスペースを確保したい方などは、間取り全体のどこに重点を置くか取捨選択が必要になると思います。

動線を作りやすい広いリビングキッチン

元々リノベ前は、6畳を4分割したような造りでした。
全ての壁を取っ払い24畳のリビングキッチンにしたことで、遮るものがなく背が高い物も置いていないので、かなり開放的に使用できています。

キッチンからダイニングテーブルへ行くとき、ダイニングテーブルからリビングへ行くときも動線が広いので、ストレスなく移動することができます。

これだけ広いと家具や家電製品の配置もしやすく、向きを変えて置くこともできるので、模様替えが簡単にできるのも良い点です。

子供がいる家庭は2LDKは必要かも

フルリノベーション後に子供が生まれ、リノベ時に想定していた暮らし方ができなくなってきました。
夫婦の時は広いリビングキッチンの1LDKという間取りに大変満足していましたが、子供ができてからはもう一部屋欲しいと話しています。

リノベーションする段階では、夫婦で使えるデスクをリビングの一角に設け仕事をしていました。
子供ができてからは、リビングで一緒に過ごすことになり、仕事中の集中力がなかなか保てません。
コロナ時に書斎が欲しいと言っていて方々の気持ちが今になってわかりました。

子供を遊ばせられる広いリビングキッチンは良いのですが、仕事をする場所は狭くてもいいので別で設けた方が良いです。

また子供が大きくなってきた時に、子供部屋が無いのも心配な点です。
リビングに移動式の可動棚を置いて簡易的に部屋を作ることはできますが、数年後には検討しないといけないです。
広い1LDKに憧れ、リビングキッチンを重点にフルリノベーションしたマンション。
いろいろと心配な点を話ましたが、このマンションでもう1部屋作ろうとすると、リビングキッチンが歪な形になってしまうので、間取りはこれで良かったと思っています。

なにより、憧れていたホテルのような広いリビングキッチンで生活できているので、毎日充実した日々を過ごせています。
どこを生活の中心にするかで、間取りが変わってくるかと思いますので、1つの参考になれば幸いです。

※マンションの場合、窓と排管の位置は変更できないので、フルリノベーション前提で購入する場合は、事前にチェックするといいかもしれません。
リフォームは内容や規模などによって施工期間が異なり、あらかじめスケジュールを立てるのが難しいものです。見積書の作成や業者選びにも時間がかかるため、余裕を持ってリフォームを依頼するとよいでしょう。より詳しい施工期間や施工内容などについて知りたい人は、DIYer(s)を運営しているカシワバラ・コーポレーションに相談してみるのも面白いと思います。

セーチ

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セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。