コスパ◎×簡単×実用的!“作りたくなる3拍子”が揃ったスタイリッシュなティッシュケースをDIY
インテリアの統一は、お部屋の印象をグンと上げるためにまず取り掛かりたいポイントですよね。今回は、せっかくお洒落に飾ったお部屋の中で生活感が出てしまう“ティッシュ”をインテリアアイテムに昇華させるため、どんなお部屋にも合うシンプルなティッシュケースをDIYしていきます!
公開日 2021.12.10
更新日 2022.01.07
INDEX目次
はじめに
いよいよシーズンは年末へ突入!洋服や家具などを諸々整理しつつ、「来年はこんな部屋にしていきたいな」と妄想を膨らませている方も多いのではないでしょうか。もちろん、みなさまは机や椅子、絨毯などの家具はセンスの光るものを揃えていらっしゃると思いますが、整った部屋になればなるほど日用消耗品が目立ってきてしまう現象に陥るものです。そこで今回は、生活感の出るアイテムの代名詞“ティッシュ”をスマートに収納できるプロダクトをご用意いたしました。
作るもの
こちらが、今回制作するティッシュケースです。このプロダクトをDIYする上でポイントが3つありますので、まずはそちらを押さえておきましょう。①安い!②簡単!③実用的!以上です。何を隠そうこのプロダクト、かつて無いほどシンプルな作りをしていますが、そのシンプルさこそがどんな部屋でもマッチするティッシュケースになる重要な要素。尖ったデザインのものはインテリアの趣味が変わる度に違和感が出ますが、これならまず間違いなく使い続けることが可能です。
また、作り方も非常に簡単なので一度にたくさん作ることができるため、シンプルで気の利いた贈り物にも!今年のクリスマスプレゼント選びは、もう終わりで大丈夫です。
また、作り方も非常に簡単なので一度にたくさん作ることができるため、シンプルで気の利いた贈り物にも!今年のクリスマスプレゼント選びは、もう終わりで大丈夫です。
材料(3つ分)
木材A:270×85×5mm 6枚
木材B:130×85×5mm 6枚
木材C:259×68×5mm 6枚
木材D:119×68×5mm 6枚
木材E:260×130×5mm 3枚
木材F:257×128×5mm 3枚
木材B:130×85×5mm 6枚
木材C:259×68×5mm 6枚
木材D:119×68×5mm 6枚
木材E:260×130×5mm 3枚
木材F:257×128×5mm 3枚
材料はこの通り、ホームセンターに売っている「910×910mm」の板材(3×6材の半分)から全て切り出すことができます。これで既に3つのティッシュケースを作ることができますので、リビングや寝室など各部屋に配置することで、より家全体の統一感につながります。
また、上の画像を印刷してホームセンターの木材カットコーナーに持っていくだけでこの通りにカットしてくれますので、そうした用途にもぜひお役立てください!
また、上の画像を印刷してホームセンターの木材カットコーナーに持っていくだけでこの通りにカットしてくれますので、そうした用途にもぜひお役立てください!
STEP.01 フレームパーツの作成
早速、木材をティッシュケースの形に組んでいくのですが、その前に組み立てイメージを共有しておきましょう。今回のDIYでは、外側の板に当たる部分の内側に一回り小さい木材を接着剤で貼り付けることで仕上がりが綺麗に収まり、上蓋がしっかりとハマるような設計となっています。
仕組みが分かったら、まずは木材Aの内側に木材C、木材Bの内側に木材Dを貼り付けていくのですが、その位置は画像の通り。
鉛筆を使って実際に木材へとマークして分かりやすくしておきましょう。
ポイントとしては、画像のように内側の板を3mm上蓋側に寄せて貼り付けていること。こうして底板を引っ込めておくことで接地面が少なくなり、置いたときに安定させることができます!
ポイントとしては、画像のように内側の板を3mm上蓋側に寄せて貼り付けていること。こうして底板を引っ込めておくことで接地面が少なくなり、置いたときに安定させることができます!
位置をマークできたら、木工ボンドを木材C、木材Dにそれぞれ塗り伸ばしていきます。この時、ムラができないように気をつけながら、隅々までボンドが渡るようにしてください。
マークにぴったりと合うように板を重ねます。同じ作業を前後左右で4箇所(3つ作るなら12箇所)で行っていただければ、早くもフレームのパーツは完成です!
パーツが揃ったら、一度手で押さえながらしっかりとハマるか確認してみることをオススメします。というのも、もし少しずれていても、ボンドが乾き切る前であれば多少動かして調整することができるからです。ある程度合わせてみて問題がなさそうであれば、ボンドがしっかりと接着するように重い本などを上から乗せておきましょう。
ちなみに、よく確認してもらいたいのが上蓋側の木材が揃っているかどうか。もし高さに違いが出てしまっていると上蓋が綺麗に収納されなくなってしまうため、この部分の仕上がりを第一条件にして調整していくようにしましょう。
STEP.02 上蓋の作成
次にフレームに乗せるための上蓋を作っていきます。ティッシュケースはプロダクト自体がとてもシンプルなものなので、もし個性を出したいと思われる方はここで遊んでみるのはどうでしょう。つまり、ティッシュが実際に出てくる取り出し口を、オリジナルのデザインにしてみるのです!ただ、あまり変わった形だと実用性に影響が出てくるかもしれませんので、あくまで長方形は意識しつつ、その上で大いに工夫してみてください。
今回はせっかく3つ作るので、それぞれ違った取り出し口のデザインにしてみることにしました。
今回はせっかく3つ作るので、それぞれ違った取り出し口のデザインにしてみることにしました。
デザインが決まったら早速カットへ。まずはドリルを使って穴を開けて切断していくスタート位置を作っていきます。この時、割れ防止として不要な木材を下敷きにしておくことをお忘れなく!
穴が開いたら、小ぶりな手のこやジグソーを使ってデザイン通りにカットしていきます。この時、あまりデザインの角が尖っているとティッシュが引っかかって破れてしまうかもしれないので、コーナー部分には丸みをつけておくことを意識しましょう。
シンプルな形のものから稲妻デザインの個性的なものまで、バリエーション豊かにカットしてみました。これでパーツは全て完成となります。あっという間ですね!
ここはお好みですがサンディング剤とウレタンニスを使って塗膜を作ることで、クオリティを上げてみるのも良いでしょう。印象を変えたければ、塗料を使って上蓋だけ色を変えてみたりするのも面白いかもしれません。
STEP.03 組み立て
パーツが出来上がったので、いよいよ組み立て作業に。画像で示してある部分に木工ボンドを塗り、それぞれのパーツを接合させていきます。
この時に注意したいのが先ほど画像で示した部分に加えて、その側面にもしっかりと木工ボンドを塗っておくこと。ここを忘れると強度に影響が出てしまいますので、気をつけましょう。
外周のフレームを組み立てたら次は底板を取り付けていきます。写真のようにフレームをなぞるようにして木工ボンドを付けたら、端材などでこちらも均一に塗り広げていきます。ただ、ここで注意点が一つ。写真のように、長手に当たるパーツが、短手よりも外側にくるように接着させることを意識してください。短手が外側に来るようにつけてしまうと蓋も底板も入らなくなってしまいます。
ちなみにここまでやって分かるように、今回はビスによる固定が一切不要。そのため、完成したボックスの横にビスの頭が出てしまう、なんてこともありません!
ちなみにここまでやって分かるように、今回はビスによる固定が一切不要。そのため、完成したボックスの横にビスの頭が出てしまう、なんてこともありません!
前後左右と底板の各面にパーツの取り付けが完了したら、荷締めバンドを使ってしっかりと固定し、木工ボンドの強度を高めていきます。この状態で1時間、風通しのよい場所で放置しておいてください。
完成
木工ボンドが乾いたら荷締めバンドを外して、上蓋を乗せたら完成です!いかがでしょう、たった一枚の板から3つものティッシュケースが誕生しました。中に板を貼り付けた二重構造にしてあるため程よく重さもあり、それがしっかり製品感を出してくれています。
それでは、早速お部屋に設置してみましょう!
それでは、早速お部屋に設置してみましょう!
設置
試しに机の上においてみたところ、この通り!まるでずっと前から愛用していたかのような馴染み方をしていますね。また、無塗装の木材が空間を和らげてくれて、ただ生活感を放っていたティッシュとは思えないインテリア性の高い存在になりました。そして、余計な飾りつけをしないからこそ滲み出るこの“こなれ感”を目にしてしまうと、以前100均で買ったカラフルなティッシュケースにはもう戻れない...!
実際にティッシュを引き抜いてみると、シュッと気持ちのよい音が。取り出す際に少し木に擦れるこの感じがクセになります。また、前述した通り木材を重ね合わせて作っているため、引き抜いた際にも程よい重みが。これによって、ティッシュを引き抜く際に箱ごと持ち上がってしまうあのストレスを感じずに済むようになりました。個人的には、これは非常に嬉しいポイントです。
ティッシュ交換の際は、このように上蓋を持ち上げるだけで簡単に出し入れが可能です。
写真では紙ボックス付きのティッシュが中に入っていますが、このプロダクトがあれば安価なボックスレスのティッシュにしても問題がないので、経済的にも助かるDIYです!
写真では紙ボックス付きのティッシュが中に入っていますが、このプロダクトがあれば安価なボックスレスのティッシュにしても問題がないので、経済的にも助かるDIYです!
まとめ
どんなお部屋にも調和するシンプルなティッシュケース、いかがでしたでしょうか。実用性が高い上に安価で簡単なので、ご自身はもちろん、お子さんとの休日のイベントとして作ってみるのも楽しいかと思います。ぜひたくさん作って、友人や家族にプレゼントを!
WRITTEN BY
Japan
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