生活動線も思いのまま!コンクリート×アンティークで魅せるリノベーション。

自分好みの賃貸が見つからないなら、リノベーションをすればいいじゃない。ということで、中古マンションをリノベーションして、自分らしい暮らしを楽しむオーナーさんへ取材を敢行です!

公開日 2019.05.22

更新日 2022.01.07

生活動線も思いのまま!コンクリート×アンティークで魅せるリノベーション。

暮らしやすさの理由は生活動線!各部屋に簡単アクセス

生活動線も思いのまま!コンクリート×アンティークで魅せるリノベーション。
今回は、東京都世田谷区にあるリノベ部屋をフィーチャー。白石さんが母娘で暮らす1LDK+広めのウォークインクローゼットからなるこの部屋のテーマは、“風と光が通る部屋”。部屋と部屋を仕切るトビラを極力排除しているため、リビングや寝室、玄関までスムーズにアクセスできる生活動線が魅力的。複数の窓に囲まれた風と光が通るお部屋をご紹介。
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リノベーション前後の図面がこちら。

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土間が広めに設計された玄関部分。左手にはご自身で購入したラワン材を塗装してDIYしたシューズラックが。奥には寝室、右手に進むとリビングと開放的な設計です。

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玄関からリビング方面をのぞいた様子。晴れた日には、リビングにある大きな窓からたっぷりと光が入ります。手前にある浴室にいても、その明るさが伝わるほど。

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リノベーション前の玄関の様子がこちら。現在の広い土間に比べると、その違いは一目瞭然。

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すっきりとした印象のワケは、玄関とリビングの間にある引き戸を、壁の中に収まる形にリノベーションしているため。細かな部分ですが、リノベーションなら細部まで叶えてくれます。

打ちっ放しの壁にはグリーンとウッドで温かみを

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お部屋の雰囲気を左右するのが、面積の大きな壁と床。どんな素材やカラーを選ぶかによって、お部屋の雰囲気がガラリと変わるのが、インテリアの面白いところ。今回のお宅では、壁は打ちっ放しのコンクリート、床がパーケットフローリングをセレクト。無機質なコンクリートに温かみのあるウッドを加えることで、白石さんの好きなアンティーク家具も自然にフィットします。またコンクリート壁にあった剥がし後は、白石さん自らペイント。
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当初は白い壁になる予定だったリビングからダイニングまで続く広い壁面。施行中、スケルトンにした際の雰囲気を見て、打ちっ放しのコンクリート壁に予定変更。施工業者さんの柔軟な対応で、満足のいく仕上がりに。

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お部屋の随所には植物やデザイン性のあるキャンドルをレイアウト。無機質でシンプルなコンクリートには、グリーンがよく映えます。

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水を頻繁にあげることもあり、植物を置く窓側の床はモルタルに。小さなこだわりが叶えられるのが、リノベーションのいいところですね。

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晴れた日にはたっぷりと日差しが入る大きな窓。窓の増設などはマンションのリノベーションでは難しいため、日の入りや風の通りを優先する方は、物件選びの際に窓の位置や大きさ、数は欠かさずチェックするようにしましょう。

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配線部分にもこだわりを。お部屋全体では小さな部分ですが、細部まで統一することで、インテリア全体がしっかりとまとまります。

暮らしやすさを意識したダイニングキッチン

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カウンタータイプのダイニングキッチン。写真右側は、勉強机などが置かれたお子さんのスペースに。開放的な設計となっているため、お子さんや友人が訪れた時も、キッチンにいながらコミュニケーションが取れるように。雰囲気のあるアンティーク家具やグリーンをレイアウトして、落ち着きのある空間となっています。
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リノベーション前のキッチンの様子。この状態からカウンターキッチンへ変貌できる楽しさが、リノベーションにはあるんです。

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清潔感のある白いレンジフードがお部屋にメリハリをプラス。フェイクグリーンを飾るアレンジメントが素敵ですね。

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憧れている方も多いモルタル仕様のカウンターキッチンも、リノベーションなら実現可能です。

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収納棚の設置を最小限に抑えたキッチンでは、壁面収納が大活躍。頻繁に使用する調理器具は吊るして、見せる収納に。

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冷蔵庫脇も壁面収納をレイアウト。壁面を有効活用することで、整頓された印象に。

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随所に取り入れられたアンティーク家具。お部屋づくりが始まったと同時に、お部屋に置く家具探しもスタート。好みのアンティーク家具が置けるように、図面調整をしてもらった箇所もあるんだとか。

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キッチン左手には、リノベーションした際のこだわりの一つだったという“壁の中に埋まっている本棚”が。このような工事は、施行中の変更が難しいため、事前にしっかりと要望を伝えておくことが重要です。

家がもっと好きになる暮らしやすさ

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2017年10月ごろに希望の物件に出会ったのち、リノベーション工事がスタートし、約半年後にはこの部屋での生活がスタート。お子さんの学区が変わらないエリアと希望予算では、リノベーション会社さんに問い合わせても門前払いになることもしばしば。そんな時に出会ったのが、リノベる。さん。白石さんの予算や希望に答えられるように物件探しからサポートしてくれたんだとか。
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子供部屋部分の壁は白石さん自らDIYペイント。予算が抑えられる利点もありますが、自分で壁を塗ったというお部屋に対して愛着も同時に生まれます。

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窓のそばに設置されたL字のアイアンパイプ。こちらは天気が悪い日の室内干しの際に使う、物干しなんだそう!生活感が出てしまう部分も、素材選びでモダンな印象に。

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インテリアスタイリスト・石井佳苗さんのお部屋を参考にしたという、室内窓。どういう部屋にしたいのか、イメージに近い写真を用意しておくと設計士さんとの打ち合わせもスムーズに進むと教えてくれました。

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各部屋のアクセス良好なウォークインクローゼット。室内窓が設置されているため、開放的なスペースとなっています。リノベーションしたことで、日々の小さなストレスからも解放されたと白石さん。

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こちらも先ほどの本棚同様に、壁に埋まった形の収納スペース。ほかの棚と同様にこちらの棚板も自身で塗装したもの。お部屋の雰囲気に合う木材や塗料は、設計士さんがオススメしてくれたそう。施主さんに寄り添う姿勢に好感触です。

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寝室にも大きな窓があり、たっぷりとした自然光が入るように。冒頭に玄関からのぞいた落ち着いたブルーの壁も、DIYでペイント。

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お部屋にコーディネートされた照明の多くはAnalogue Life やACMEのもの。アンティーク好きの白石さんも納得のデザインが揃います。

柔軟な対応で施主に寄り添うリノベる。のリノベーション

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ご自身がリノベーションをするにあたり持っていた理想のイメージ、それを叶えるべく取り組んだリノベる。の柔軟に寄り添う姿勢。その2つがあったからこそ実現した白石さんのリノベ部屋。施行中は仕事が繁忙期で忙しく、お部屋の様子を見に行くことができず。そんな中、毎週工事の進み具合を写真で送ってくれたことも、一緒にリノベーション工事をしている感覚があり、嬉しかったと白石さんは教えてくれました。もし希望のリノベーション内容や条件面で厳しいかも? と考えている方も、一度軽い気持ちで相談してみるのもいいかもしませんね。

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