人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?

人気トイレメーカーの最新商品の特徴をご紹介します。これから新築のお家にトイレの設置や古くなったトイレのリフォームを予定している人は、メーカーそれぞれの特徴を理解してからトイレ選びをするようにしましょう。

公開日 2019.12.17

更新日 2022.01.07

人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?

近年のトイレは、さまざまな機能が付いているものが多くなっています。せっかくトイレを取り付けるなら、各メーカーの機能を見比べて、自分の欲しい機能が備わった機種を探しましょう。これから新規でのトイレの取り付けや、古くなったトイレのリフォームを予定している人に向けて、各トイレメーカーのトイレの魅力的な特徴をご紹介します。トイレ選びで失敗して後悔しないように、トイレ選びの参考にしてください。

後悔したくない!トイレ選びのポイント

人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?
トイレには、大きくタンクレストイレ、タンク式トイレの二種類があります。それぞれの特徴を詳しくご紹介します。トイレ選びで重要となってくるトイレの機能についてもご紹介しますので、ぜひトイレ選びの参考にしてください。

トイレタンクの種類

トイレには、タンクのあり・なしによってタンクレストイレ、タンク式トイレの2種類があります。タンクレストイレは、タンクがない分、設置面積が少ないので、狭い空間でも設置しやすいという特徴があります。見た目がすっきりしていて、スタイリッシュな印象を作れるので、トイレ空間をオシャレな雰囲気にしたいという人にもオススメです。また、水を貯めずにトイレを流す構造なので、タンクに水を貯める時間を必要としません。そのため、連続して水を流すことが可能です。家族が多いご家庭や多くの従業員を抱えた企業など、トイレを連続で使用する可能性が高い環境での使用に適しています。

デメリットは、戸建ての2階以上やマンションの上層階など、水圧が低い環境ではタンクレストイレを設置できないことがあります。業者に設置可能な水圧に達しているのかを確認してもらってからトイレを購入するようにしましょう。手洗い器が付いていないので、トイレ内に手洗い器が欲しいという場合は、別途手洗い器を設置する必要もあります。
人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?
タンク式トイレは、タンクに水を溜めてからトイレを流す構造になっています。メリットは、トイレ自体に手洗い器が付いていることです。また、トイレ本体と温水洗浄便座部分が別々になっているので、温水洗浄便座部分のみの交換も可能です。温水洗浄便座部分が故障した場合、トイレ全体の交換や、大げさな工事も不要なため、交換費用を節約できます。また、電源不要で水を流せるので、停電時にも使用できるのも嬉しいポイントです。

デメリットは、昔ながらの見た目なので、デザイン性を重視する人には好まれない傾向があります。また、タンクと便器の隙間など、清掃しにくい箇所が複数あるので、清掃の際に手間がかかってしまいます。

トイレの機能

近年のトイレの発展は著しく、各メーカーからさまざまな機能付きトイレが生み出されています。これからトイレ選びをするなら、事前に覚えておいてほしい代表的な機能をいくつかご紹介します。

【暖房便座】
温水洗浄便座に暖房機能が備わっているものです。便座の冷たい感触が苦手な人や、便座カバーを使用しない会社のトイレなどで選ばれています。
人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?
【夜間ライト】
トイレの内部や背後を優しい明度のライトで照らします。夜間トイレに行った際に、トイレの明るい照明で完全に目を覚ましたくないという人に人気です。

【トイレのフタの自動開閉】
トイレに入るとセンサーが働いて自動でトイレのフタが開きます。使用後も、自動でトイレのフタが閉じます。トイレのフタの開閉は、中腰の姿勢で行うことが多いので、中腰になるのが辛いというご年配にも人気です。
人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?
【自動洗浄機能】
トイレ使用後に自動でトイレの洗浄をしてくれます。多くの人が利用する商業施設内のトイレで利用されることが多い機能です。

人気トイレメーカーの特徴を比較してみよう!

国内で流通しているトイレメーカー6社の特徴や、人気商品の機能性やデザイン、価格帯などを詳しくご紹介します。それぞれを比較して、希望に合ったお気に入りのトイレを見つけてください。

TOTO(トートー)のトイレ

TOTOは国内のトイレ業界においてシェアNo.1。数多くのメーカーがある中で、国内のおよそ50~60%がTOTOの商品という圧倒的なシェアを誇っています。
一般の住宅から商業施設、学校まで多くの場所で利用されているメーカーで、商品の耐久性も高いことから、古いTOTO製のトイレが今でも現役というご家庭や施設も多く見かけます。
商品名:ネオレストシリーズ
ラインナップ:DH・AH・RH
価格帯:約29.5万円~
特徴:ネオレストシリーズは、シンプルで清潔感のあるデザインが特徴です。トイレを流す際には、トイレ内に自動で「キレイ除菌水」を吹きかけて、黒ずみの原因となる菌の増殖を抑えます。トイレの表面に、特殊なガラス層を吹きかけることで、ナノレベルの滑らかさを実現。その効果で汚れが付きにくく、付いてしまった汚れも落としやすいトイレを作り出しました。また、便器の内側のフチをなくした構造にすることで、お手入れを簡単にしています。渦が巻くような水流で、少ない水でも効果的にトイレ内を洗浄することが可能です。オート機能で、トイレのフタの自動開閉、自動洗浄をします。

LIXIL(リクシル)のトイレ

LIXIL(リクシル)の特徴は、トイレの清掃がしやすいという点です。トイレ本体の素材から構造まで、掃除をする人の負担を減らす工夫が細部にわたり施されています。トイレ自体の耐久性も高く、掃除のしやすさやトイレの丈夫さを重視する主婦に選んでいただきたいメーカーです。
商品名:サティスシリーズ
価格帯:25.4万円~
特徴:新素材の「アクアセラミック」を使用したトイレは、汚れが付きにくく「100年クリーン」がキャッチコピーになるほど。長期間使用しても新品の時のキレイさを保てるほど、防汚効果が高いのが特徴です。トイレ本体の温水洗浄部分が自動でリフトアップする構造で、ゴミが溜まりやすい隙間もキレイに清掃できます。便器内に気流を発生させて、臭いを便器の外に出すことを防ぐ「エアシールド脱臭」を搭載。さらにシャープ株式会社のプラズマクラスターイオン発生器で、便座裏や便器内、トイレ空間の浮遊カビ菌や付着菌を除菌します。

Panasonic(パナソニック)のトイレ

パナソニックの特徴は、何といってもその高い機能性にあります。食器用の中性洗剤を使用して、便器の衛生を自動で保つ機能が付いています。商業施設や企業のトイレで採用されることも多い、「流水音」を流す機能も搭載。リビングとトイレが近い場合など、外にいる人にトイレの音を聞かれたくないという人に好評です。
商品名:アラウーノシリーズ
ラインナップ:L150シリーズ・S141・New アラウーノV
価格帯:15.8万円~
特徴:市販の中性洗剤を用いて作られた泡で便器内を清掃してくれる便利な機能付きトイレ。水垢汚れや傷が付きにくい「すごピカ素材」を採用しています。便器内に泡の層を作って、飛び跳ね汚れを防止する「ハネガード」機能も搭載。また停電時にも乾電池を使って排水と吸水が可能なので、急な停電でトイレに行けなくなるというトラブルも発生しないので安心です。

ジャニス工業のトイレ

ジャニス工業は、業界最小クラスのコンパクトなタンクのトイレが有名です。マンションや都心部のコンパクトな住宅でも、設置可能なサイズ感とリーズナブルな価格が特徴です。
商品名:スマートクリンシリーズ
ラインナップ:Ⅲ・Ⅲα
価格帯:21.7万円~
特徴:便器内の水位を一定時間下げて、フチ汚れの清掃をしやすくする便利なトイレ。トイレのフチを限界まで薄くすることで、内側と外側を挟んで一気に拭き取ることが可能です。本体から便座を取り外せるので、便座と本体の隙間に入ったゴミや汚れもキレイにできます。

アサヒ陶器のトイレ

アサヒ陶器では、独自の水流を採用。少ない水で高い洗浄効果を実現しています。価格は控えめで、シンプルなデザインで、幅広い層から受け入れられているメーカーです。タンク式トイレのみの取り扱いで、タンクレストイレは製造していません。
商品名:エディ
ラインナップ:848・766・566
価格帯:8.37万円~
特徴:余計なものをなくして、節水に注力したタンク式トイレです。従来のトイレで使用する水(13L)から、最大で約69%節水することが可能です。初期費用やランニングコストを抑えたいという人に選ばれているトイレ。リフォーム専用モデルもラインナップされています。

ネポンのトイレ

ネポンは節水効果が高いことで定評があるメーカーです。コップ2杯分のわずかな水量で、トイレをキレイに流せます。
商品名:プリティーナ
ラインナップ:レギュラーサイズ・ロングゲートサイズ
価格帯:11.2万円~
特徴:節水機能が優れているうえ、浄化槽や下水道が使えない環境でも設置可能です。オートフラッパー方式を採用しているので、防臭効果も期待できます。

トイレリフォームのスケジュール

トイレリフォームをする際の具体的な流れと注意点をご紹介します。

1.業者に問い合わせをする
インターネットや電話で設置業者に問い合わせをします。希望のトイレや住宅環境、現地調査が可能な日程などを伝えましょう。

2.現地調査・見積り
希望しているトイレの設置が可能かを確認するため、トイレの設置前に現地調査があります。その際に掛かる費用の見積りを出してもらいましょう。不明な点がないように、気になることは気兼ねなく質問するようにしましょう。

3.契約・工事日程の調整
見積りの内容に納得した段階で、工事日程を決定します。工事期間は、一般的には半日から1日で完了します。トイレの設置以外に、手洗い器やトイレまわりの別のリフォームを同時にする場合は、期間が長くなる可能性があります。

4.工事当日
人気トイレメーカーの特徴を解説!後悔しない選び方とは?
工事が完了したら、問題なく使用できるかテストをします。その後、料金の支払いになります。支払い方法は、業者によって異なるので事前に確認してください。

【トイレ工事を依頼する時の注意点】
工事の時間は、交通状況や工事の進行具合で変動することがあるので、立ち合いできるように、時間に余裕がある日程を選ぶようにしましょう。

トイレ選びにはデザインのみならず、形状や機能面からも検討する必要があります。実際、工事を依頼する場合は、のちのち慌てないよう、業者としっかり打ち合わせをして、家に最適なトイレを設置しましょう。

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