ふふっと笑って、考えさせられる。GELCHOPが無印良品で展覧会!!

コンテンポラリーで、ハイクオリティ。あふれるユーモアに織り込まれた熱と毒。一度味わうと病みつきになってしまう、3D造形グループ「GELCHOP(ゲルチョップ)」の作品を都内でまとめて鑑賞できる! と聞いて、現場へ急行してきました。

公開日 2016.07.29

更新日 2017.04.04

ふふっと笑って、考えさせられる。GELCHOPが無印良品で展覧会!!

オフィス家具をオーダーするなど、我らDIYer(s)編集部が敬愛してやまない3D造形グループ「GELCHOP(ゲルチョップ)」が、都内で5年ぶりの展覧会を開催すると聞き、早速会場である無印良品 有楽町店へ。

 

…って、無印良品!?

 

有名ブランドやショップの、とびきりクールなディスプレイなども手がける彼らだが、「展覧会」となると、エッジィで毒のあるオリジナル造形作品の方を思い浮かべてしまう。

 

それが、角がないものの代名詞みたいな無印良品に並ぶとは…。さて、現場はどうなってしまっているのだろうか?

 

ドキドキを抑えつつ、まずは展覧会の開催概要から。

 

無印良品 有楽町 ATELIER MUJI 『観察と工作』展 モジとモノが交錯したら?

会期:~8月28日(日)

開催時間:10時〜21時

会場:無印良品 有楽町 2F ATELIER MUJI(2Fに上がって左手奥)

主催:無印良品

企画・運営:株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室・無印良品 有楽町 ATELIER MUJI

モジ:大日本タイポ組合

モノ:GELCHOP

http://www.muji.com/jp/events/2793/

(以下、オフィシャルのイントロダクション原文ママ)

モジとモノは、私たちの生活に溢れ、そして欠かせません。誰もがなにげなく普段の暮らしの中で有りものの中から選び、手に入れ、使いこなす。本当に、それだけの関係なのでしょうか?見慣れたモジやモノをじっくり観察し、感じたことや発想したことを実際に表現してみると、思いもよらない、新しく楽しい価値や関係が生まれてきます。自分なりに、意味や機能を工夫して、手を動かしてみる。毎日の暮らしは、自分次第でもっと自由に、ずっと楽しく創造性が広がります。本展では、2組のアーティストが、文字とプロダクトを自由自在に操る作品を展開します。既成概念や常識という、見えない枠にとらわれていては、窮屈で退屈。ちょっと楽しい観察と工作は、いつも私たちのすぐそばに。

 

日常そのものである、見慣れた文字と日用品を、思いもよらない角度で見せてくれ、凝り固まった思考をシャッフルしてくれる本展。取材当日は1日限定のワークショップの日で、にぎやかな雰囲気だった。

 

GELCHOP節 in 無印良品

 

3フロアに渡る広大な店舗の2F奥、「ATELIER MUJI」。入りやすさと、作品をじっくり楽しめるだけの隔離感を持ち合わせたそのスペースが会場だ。

 

外から全体を一見して感じたことは、

 

「おしゃれ。かっこいい。なじんでる。え、違和感ない…」。

 

しかし、近づいて一つ一つ鑑賞し始めれば、ニヤニヤが止まらない。

 

この感覚を味わっていただきたいので、個別の作品についてあえて解説はしないけれど、これだけは言います。

 

安心してください、(無印でも)GELCHOPですよ。

 

なじんで見えたのは、完成度の高さゆえ。

 

ユーモアに満ちたアイデアセンスも、彼ら独特の毒気も、しっかり感じることができる内容となっている。


GELCHOPのモリカワリョウタさんは、「やるとなると楽しんじゃうから、嫌だったんですよ(笑)。こういうことばっかりしていい暮らしができたらいいよねぇ」と茶化すが、作品のクオリティーは圧巻だ。

 

本展で伝えたいことは?の問いには、「いつも同じだよ。自分でやってみようってことと、楽しもうぜってこと。あとは反権力みたいなこと。この3つを、ずっと言ってる」。

 

言葉じりだけだと少々過激にも取れそうだが、展示内容はといえば、個性豊かで愉快なキャラクターに「世の中、まだまだ面白くできるんじゃないか?」と気さくに問われるような、そんな感じ。

 

また、本展のキュレーターである良品計画の鈴木さん曰く、「彼らのすごいところは、製品の見た目をどうにかするだけじゃなく、機能を生かしてトランスフォームさせてしまうところ。そして、デザイナーとアーティストの中間あたりにいて、生きる楽しさも苦しさも知っているからかな、懐の深さがあるんです。一言で言えば、いなせ。抜け感があって、コンテンポラリーなんです」。

 

洗濯機を解体して再構築した作品。元の機能を生かした、ある仕掛けが。

 

しかしやはり、無印良品の展示会の中でもエッジィな部類だという。

 

「かなり内角をいってますよ。正直、これで無印人生が終わるかもって思いましたから(笑)。でも、どうしてもやりたかったんです」(キュレーター・鈴木さん)

 

無印良品の展示会を長年担当する凄腕キュレーターにそこまで言わしめた本展、ぜひ直接足を運んで、楽しんでほしい。

 

そして、笑いのあとに訪れる、心地よい混乱をご賞味あれ。

 

 

作品のネームタグは必見。裏表ともチェックすべし。

 

モジとモノ、のモジの方を担当したのは、タイポグラフィのエキスパート、大日本タイポ組合。見慣れた文字の中に新鮮な発見をもたらしてくれる。GELCHOPの作品と全てリンクしているので、見比べて楽しもう。

 

PROFILE

GELCHOP

げるちょっぷ●モリカワ リョウタ氏、オザワ テツヤ氏、タカハシ リョウヘイ氏の、3人の“工作好き”によって2000年に結成された3D造形グループ。ハンドワークで、イメージと現実の世界をつなぐ、立体というカテゴリーのもと、有名モードブランドの什器・内装制作や、パブリックスペースのアートワーク、オリジナルプロダクトなど活動は多岐に渡る。

HP:http://www.gelchop.com/

 

上から、モリカワさん、オザワさん、タカハシさん。ワークショップの参加者さんと笑い合う、エッジィな作品とは対照的!? な、穏やかな表情が印象的でした。

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