【賃貸リノベ⑥】“リノベして貸す”!ドアの取り付け編

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2024.02.26

更新日 2024.02.26

【賃貸リノベ⑥】“リノベして貸す”!ドアの取り付け編

セーチのリノベ記録 五軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。

床の2重張り

今回は内装作業に入る前に最後の作業です。
床の仕上げ材は3mmの薄いフローロングを使用する予定なので、床を2重張りにして新品のドアを設置します。
床の2重張りは、1枚目の合板と繋ぎ目が重ならないように墨を出して並べています。
加工が必要ない所を張り終えたら、残りは壁際のサイズに合わせてカットした合板を張ります。
ドアを設置する所は繋ぎ目がこないように合板を切欠いて張りました。
床全面に2重張りを張り終えたら次の作業に移ります。

お風呂を設置

お風呂はリクシルのBWシリーズを設置してもらいました。
BWシリーズは『アパート・マンション空間で、心地よいコンパクなトバスルームをコンセプトに』 あらゆる人に使いやすいバリアフリー設計の浴槽が特徴的です。

型式は「BW-1216LBE」全面張り:Lパネル(マット)ホワイトではなく、アクセントパネルを選んでいます。アクセントパネルを入れるだけで印象がガラッと変わるので、ここは妥協せずに導入したい所です。
アクセント張りの「BW-1216」だと、楽天などで25万円前後で購入することができます。
これに施工代や配水管の設置等、工事費が+で乗ってくる感じです。

大建工業の建具「ハピアシリーズ」を設置

床の2重張りを終えたのでドアを取り付けていきます。
今回発注したのは、大建工業のハピアシリーズ『ハピア 親子ドアセット G5デザイン 固定枠90』。
家具を搬入できるように、リビングキッチンの入り口は親子ドアを設置します。
(子扉:413×1992mm 親扉:723×1992mm)
まずは外枠の組み立てから、付属のビスでコの字に固定するだけなので簡単です。
ドアを発注する時に横幅と縦の長さが分かるので、事前に受けになるサイズで外枠を作っています。 ドア上は枠のサイズに合わせて後付けした方が楽そうだったので、このタイミングで固定します。
ここからが大変で、レーザー墨出し器で垂直になるよう固定していきます。
ドア枠との隙間に薄いベニヤ板を入れて隙間を調整中、受けになる柱が斜めになっていたため、上段にベニヤ板を挟んでドア枠が真っ直ぐになるよう調整しました。

枠の奥行きは石膏ボードを当てて均等になるようにします。
ドア枠の固定が終わったら戸当りをボンドで固定します。
(親子ドアの場合、ドア受けに特殊気密パッキンが付いている物が上段にくるように取り付けます。)
特殊気密パッキンが付いている戸当りを上に付けることで、親扉、子扉、両方の扉が閉まるときの音を和らげてくれます。

蝶番とドアノブは別箱で届きます。(Nスタンダード蝶番)
蝶番はR下(右下)R上(右上)と指定の取り付け位置が印字されているので間違えないように取り付けましょう。
ドア枠に蝶番を取り付けたら、ドア側にも対になる蝶番を固定します。
(両方とも付属のネジが付いているので指定の物を使ってください。)
ドアハンドルは「ショートストロークレバーハンドル」を採用。
軽く触れるだけでドアの開け閉めができるショートストローク機構、高齢者や力の弱い方でも使い易いレバーハンドルです。

取り付けはハンドル座をドア本体にはめ合わせするだけ、ワンタッチで簡単に取り付けできました。
キッチン横の洋室側も同じデザインのドアを取り付けます。
(大建工業のハピアシリーズ、片開きドア D3デザイン)
縦のラインがスッキリとした印象のD3デザインを採用。
枠外幅は既存のサイズに合わせて780で発注し、ドアは固定枠90にしています。

キッチンの配水管を隠す為に受けを作る

キッチンの配水管が部屋から見える位置に出ているので、配水管を隠すように受け棚を作ります。
物が置けるように奥行きは250mm出るようにしました。
ここは仕上げにキッチンパネルを張って角は見切りを取り付けます。

※ここまで作業を動画にまとめています。

お風呂設置、新品ドア設置、キッチン受棚設置、床2重張り。築32年マンションを貸し出すまで【賃貸向けリノベーション11話】

床の2重張りとドアを設置した部屋

床の2重張りが終わり、新品のドアの取り付けも終わりました。
リビングキッチンの入り口は、採光部付きの親子ドアを取り付けたので、窓の無い廊下まで光が差し込んで明るく感じます。個室ドアはプライベート空間で中が見えないようにしたいので、採光部がないシンプルなタイプのドアを取り付けました。

これで内装作業に入れるので、次回から床壁天井を仕上げていきます。
内装デザインは決まっているので、まずはドア側の壁一面に石目柄のパネルを張りたいと思います。
その次に床にフローロングを貼って、最後に壁紙を貼ります。

内装を仕上げている間にキッチンを手配するのでタイミングを見て取り付けます。
これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。