クローゼットリフォームで収納力アップ!施工別の費用相場と成功のポイント
クローゼットリフォームで収納力をアップさせるコツを紹介します。クローゼットの種類やリフォームの方法、必要な費用や失敗しないコツ、DIYで施工する方法など、クローゼットリフォームにまつわる知識を総合的にまとめました。
公開日 2021.04.24
更新日 2022.01.07
INDEX目次
ライフスタイルが変化すれば、使い勝手がよいと感じる住宅のあり方も変わってくるものです。特に「子どもが生まれた」「高齢の両親と一緒に住むことになった」など、家に住む人が増えればそれだけ多くの収納スペースが必要になるでしょう。
この記事では、クローゼットリフォームで収納力をアップする方法や費用の目安、リフォーム成功のポイントなどを解説します。収納を増やすさまざまなアイデアをまとめたので、自分の家に合った方法を探してみてください。
この記事では、クローゼットリフォームで収納力をアップする方法や費用の目安、リフォーム成功のポイントなどを解説します。収納を増やすさまざまなアイデアをまとめたので、自分の家に合った方法を探してみてください。
収納力を上げたい!家のクローゼットリフォームでできること&かかる費用の目安
収納スペースを増やすリフォームは、具体的にどのような方法があるのでしょうか。ここでは、クローゼットの後付けや拡張、用途変更などクローゼットリフォームの種類に触れながら、費用の相場や施工内容などを詳しく紹介します。
壁面クローゼットを後付けで新設するリフォーム
via m1967factory.com
壁面クローゼットは、部屋や廊下などの壁に収納スペースを開けて、扉をつけたクローゼットです。通常「クローゼット」と言えばこちらを思い浮かべる人が多いでしょう。
扉をすべて開けると中のものが一目で把握できるのが特徴です。人が入れるほどの奥行きを必要としないので、比較的狭いスペースでも新設しやすいでしょう。
内部にハンガーパイプを設置し、横一列にコートやジャケット、シャツなどをしまえば、洋服をたくさん持っている人でも毎日の服選びが快適になるはず。空いたスペースにも、「小型の収納ボックスを置く」「仕切りによって小物を収納しやすくする」などの工夫を施せます。これらにより、クローゼット内を無駄なく活用可能です。
壁面クローゼットを新設する場合は、「壁の造作・扉の設置・ハンガーポールや仕切りの設置」などの工事を行います。
費用目安は30万~50万円ほどです。1間程度の小型クローゼットであれば25万円前後で施工できるでしょう。ただし、扉の種類や大きさ、住宅の状態などによって金額が異なるので注意してください。100万円を超える場合も多からずあるので、よく業者と相談しましょう。
扉をすべて開けると中のものが一目で把握できるのが特徴です。人が入れるほどの奥行きを必要としないので、比較的狭いスペースでも新設しやすいでしょう。
内部にハンガーパイプを設置し、横一列にコートやジャケット、シャツなどをしまえば、洋服をたくさん持っている人でも毎日の服選びが快適になるはず。空いたスペースにも、「小型の収納ボックスを置く」「仕切りによって小物を収納しやすくする」などの工夫を施せます。これらにより、クローゼット内を無駄なく活用可能です。
壁面クローゼットを新設する場合は、「壁の造作・扉の設置・ハンガーポールや仕切りの設置」などの工事を行います。
費用目安は30万~50万円ほどです。1間程度の小型クローゼットであれば25万円前後で施工できるでしょう。ただし、扉の種類や大きさ、住宅の状態などによって金額が異なるので注意してください。100万円を超える場合も多からずあるので、よく業者と相談しましょう。
ウォークインクローゼットを後付けで新設するリフォーム
ウォークインクローゼットとは、中に人が出入りできる、広い面積を持つ収納スペースのことです。「洋服をしまう衣装部屋として使用する」「季節の家電やあまり使わない道具を収納する」など、ライフスタイルによってさまざまな使い方が可能です。
生活スペースから収納スペースをきっちり分けられる点が大きなメリット。積極的に活用すれば、生活感を感じさせないオシャレな部屋を演出できるでしょう。
ウォークインクローゼットを新設するなら、「壁の造作・収納棚やラックの設置・壁や床材の補強」などの施工が必要になります。照明器具や換気扇などもオプションで設置すれば、より使いやすいクローゼットになるでしょう。
費用は最高で80万円ほどになることもあります。規模にもよりますが、基本的には壁面クローゼットよりも高額になると考えましょう。2畳ほどのものなら50万円に収まる場合もあります。
生活スペースから収納スペースをきっちり分けられる点が大きなメリット。積極的に活用すれば、生活感を感じさせないオシャレな部屋を演出できるでしょう。
ウォークインクローゼットを新設するなら、「壁の造作・収納棚やラックの設置・壁や床材の補強」などの施工が必要になります。照明器具や換気扇などもオプションで設置すれば、より使いやすいクローゼットになるでしょう。
費用は最高で80万円ほどになることもあります。規模にもよりますが、基本的には壁面クローゼットよりも高額になると考えましょう。2畳ほどのものなら50万円に収まる場合もあります。
押入れをクローゼットに変更するリフォーム
via sfc.jp
「ライフスタイルと合わず、和室の押し入れが使いにくい」「どうしても押し入れの中が雑然としてしまう」などの悩みを持つ人は多いでしょう。押し入れをクローゼットにリフォームすれば、場所や面積などを大きく変えずに、暮らしに合った使いやすい収納が作れます。
押し入れを壁面クローゼットにリフォームする場合の費用は、かなり幅があります。
仕切りの撤去やハンガーパイプの設置などを行う簡易式のクローゼットであれば3万〜5万円ほどに収まります。しかし、壁や床の補強・柱の撤去・調湿対策などを行う場合は費用が膨らみやすくなり、20万円を超えることも。
また、押し入れを拡張してウォークインクローゼットを作る場合は、壁面クローゼットよりも価格は高額になります。こちらも規模やオプションによって変化しますが、基本的には、20万〜50万円ほどを目安としましょう。
押し入れを壁面クローゼットにリフォームする場合の費用は、かなり幅があります。
仕切りの撤去やハンガーパイプの設置などを行う簡易式のクローゼットであれば3万〜5万円ほどに収まります。しかし、壁や床の補強・柱の撤去・調湿対策などを行う場合は費用が膨らみやすくなり、20万円を超えることも。
また、押し入れを拡張してウォークインクローゼットを作る場合は、壁面クローゼットよりも価格は高額になります。こちらも規模やオプションによって変化しますが、基本的には、20万〜50万円ほどを目安としましょう。
使いにくい・部屋に合わない扉を変更するリフォーム
「クローゼットの間口が狭く、ものを取り出しにくい」「見た目にもこだわったオシャレな扉にしたい」と感じる人は、扉の変更リフォームがオススメです。クローゼットの扉は、「折れ戸・引き戸・開き戸」の3種類に大きく分けられます。
最も主流な折れ戸は、2つの扉をフルオープンできるので、間口が広く中のものを取り出しやすいのが特徴です。引き戸は左右に扉をスライドさせて開閉するタイプで、クローゼットの周りが狭い場合などによく用いられます。開き戸は部屋や玄関などの扉と同じように、ドアノブの押し引きで開閉します。扉と収納が近い壁面クローゼットだと内部を見渡しにくいので、主にウォークインクローゼットでの使用がオススメです。
折れ戸は3万〜10万円、引き戸は4万〜15万円、開き戸は2万〜8万円ほどで設置できます。扉に鏡を取り付けるミラー付きクローゼットは、扉の種類や大きさにもよりますが、20万円前後が目安となるでしょう。
なお、なるべく費用を抑えたい人は、扉の撤去のみを業者に依頼し、DIYでカーテンロールやロールスクリーンを取り付けるという手もあります。
最も主流な折れ戸は、2つの扉をフルオープンできるので、間口が広く中のものを取り出しやすいのが特徴です。引き戸は左右に扉をスライドさせて開閉するタイプで、クローゼットの周りが狭い場合などによく用いられます。開き戸は部屋や玄関などの扉と同じように、ドアノブの押し引きで開閉します。扉と収納が近い壁面クローゼットだと内部を見渡しにくいので、主にウォークインクローゼットでの使用がオススメです。
折れ戸は3万〜10万円、引き戸は4万〜15万円、開き戸は2万〜8万円ほどで設置できます。扉に鏡を取り付けるミラー付きクローゼットは、扉の種類や大きさにもよりますが、20万円前後が目安となるでしょう。
なお、なるべく費用を抑えたい人は、扉の撤去のみを業者に依頼し、DIYでカーテンロールやロールスクリーンを取り付けるという手もあります。
増設で、既存クローゼットの面積を拡張するリフォーム
「既存のクローゼットを生かして収納力をアップさせたい」という人にオススメなのは、今あるクローゼットの面積を拡張するリフォーム。
費用は、どの程度サイズをアップさせるかにもよりますが、20万〜30万円ほどが目安です。住宅の状態によっては、壁の撤去や補強などが必要になり、相場以上の価格になることもあるので注意しましょう。なるべく費用を抑えたい場合は、デッドスペースを生かす方法を考えたり、収納ボックスやラックを上手に活用したりと、現在の収納方法を見直して、拡張する面積を最小限にとどめてください。
費用は、どの程度サイズをアップさせるかにもよりますが、20万〜30万円ほどが目安です。住宅の状態によっては、壁の撤去や補強などが必要になり、相場以上の価格になることもあるので注意しましょう。なるべく費用を抑えたい場合は、デッドスペースを生かす方法を考えたり、収納ボックスやラックを上手に活用したりと、現在の収納方法を見直して、拡張する面積を最小限にとどめてください。
既存クローゼット内に棚やハンガーパイプを設置するリフォーム
現在使用しているクローゼットに棚やハンガーパイプを増設するだけで、収納力や機能性ぐんとアップする例もあります。「洋服を収納ボックスに畳んでしまっているがシワが寄ってしまう」「どの服があるのかひとめで判断しにくい」などの人は、これらを追加で設置してみてください。
ハンガーパイプは2万〜3万円が費用目安です。棚は最低1万円ほどの簡易なタイプもありますが、基本的には3万〜5万円ほどになります。必要に応じて既製品のラックや小物入れなどと組み合わせるのもよいでしょう。
市販の突っ張り棒などは耐久力が弱く、洋服を掛け過ぎるとすぐに落ちてしまったり、壁に穴が空いてしまったりとトラブルにつながることもあります。そのためハンガーパイプはプロに施工してもらうのがオススメです。
ハンガーパイプは2万〜3万円が費用目安です。棚は最低1万円ほどの簡易なタイプもありますが、基本的には3万〜5万円ほどになります。必要に応じて既製品のラックや小物入れなどと組み合わせるのもよいでしょう。
市販の突っ張り棒などは耐久力が弱く、洋服を掛け過ぎるとすぐに落ちてしまったり、壁に穴が空いてしまったりとトラブルにつながることもあります。そのためハンガーパイプはプロに施工してもらうのがオススメです。
工事前に要チェック!クローゼットリフォームを成功させるために知っておきたい4つのポイント
ここでは、施工前に知っておきたい、クローゼットリフォームを成功させるポイントについて紹介します。設置場所の注意点や、併せて行いたい工事など、より使いやすいクローゼットを作るコツをまとめました。
太陽光が差し込む窓の近くは、クローゼットの設置に向かない
クローゼットを新設する時に注意したいのが、設置する部屋の方位や窓の有無です。日差しにより洋服が日焼けしたり、結露でカビが発生したりとトラブルの原因になることも。特に扉が付いていないフルオープンタイプの収納を作った場合や、自分でカーテンを設置した場合などは紫外線の影響を受けやすいと言えるでしょう。こうしたことを見越して、クローゼットは窓やベランダの近くを避けて設置してください。
クローゼット内の湿気対策も合わせて行うとGOOD!
部屋に窓がなく換気がしにくい場合や、クローゼットの中に湿気が溜まりやすい場合は、調節機能のある外壁材を使用するとよいでしょう。「エコカラットや珪藻土を使用する」「クローゼットの壁に断熱処理を施す」「風通しのよい扉を選ぶ」などいくつか方法があるので、リフォームの前に業者に相談してみてください。
また、近年はさまざまな機能性建材が売られており、調湿だけでなく防虫や防カビ性能を持つ内装材もあります。衣装部屋としてウォークインクローゼットを使用する場合や、コートやジャケット、セーターなの季節ものの洋服を収納する場合などは、これらを導入するのもオススメです。
また、近年はさまざまな機能性建材が売られており、調湿だけでなく防虫や防カビ性能を持つ内装材もあります。衣装部屋としてウォークインクローゼットを使用する場合や、コートやジャケット、セーターなの季節ものの洋服を収納する場合などは、これらを導入するのもオススメです。
クローゼットより深い押し入れの奥行は、それを活かす工夫をしよう
押し入れをクローゼットに作り替える場合は、奥行きの差に注意が必要です。一般的な押し入れの奥行きが80~90cmほどなのに対し、壁面クローゼットのベストな奥行きは60cmほど。奥行きが深過ぎるクローゼットはかえってデットスペースを生み、使い勝手が悪くなることもあります。押し入れをクローゼットにする場合は、ハンガーポールを2本設置する、キャスター付きのチェストを2つ並べて置くなど、スペースを生かす工夫を取り入れるとよいでしょう。奥行きを浅くする工事もできるので、生活に合った方法をリフォーム業者に相談してみてください。
扉の形状を考える時は、間取りや家具の配置にも注意して
折れ戸や開き戸は間口が広く、中のものをスムーズに取り出せます。しかし、クローゼットの周りにある程度の広さが必要なため、狭い部屋に設置するとスペースを圧迫することもあります。家具・照明・エアコン・出入口のドア・カーテンレール、また天井の梁まで、さまざまなものが扉に干渉する可能性があります。あらかじめこれらの位置とサイズをよく確認し、場合によっては引き戸も検討するとよいでしょう。
また、引き戸は最低限の力で扉の開け閉めができるので、お年寄りや体の不自由な人でも快適に使用できます。バリアフリー住宅を作りたい人や、高齢の両親と同居している人などにオススメです。
また、引き戸は最低限の力で扉の開け閉めができるので、お年寄りや体の不自由な人でも快適に使用できます。バリアフリー住宅を作りたい人や、高齢の両親と同居している人などにオススメです。
収納を増やしたいなら、玄関へ増設する「土間収納」もオススメ
via suvaco.jp
土間収納は、玄関から直接入れる収納スペースのことです。子どものおもちゃや自転車、アウトドア用品、ベビーカーなどを収納する人が多く、雨で濡れたものでもそのまま収納できるメリットもあります。また近頃は、コロナ対策としてアウターや帽子、サングラスなど屋外で使う衣服や小物類などを土間収納にしまう人も多いそうです。詳しい費用や施工事例などを知りたい人は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
クローゼットリフォームはDIYでもできる!賃貸でも試したい秀逸アイデア集
マンションやアパートなどの賃貸に住んでいる人は、なかなか大掛かりなリフォームは難しいものです。その場合は、DIYで棚やオープンクローゼット、ラックなどを自作するのもオススメです。初心者でも作れるシンプルなワードローブ、オシャレショップ風のクローゼットなど、DIYで収納を作るアイデアをまとめました。詳しい方法や施工事例などを知りたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
ライフスタイルが変化すれば、収納するものの種類や数も変わります。長く住む家だからこそ、余裕のあるクローゼットを用意し、どんな洋服や生活用品もしまえるように備えておくとよいでしょう。そしてクローゼット自体も、生活に合わせてリフォームできれば、さらに理想的です。
クローゼットのリフォームを検討している人や、新しいクローゼットの増設について知りたい人などは、リフォーム・リノベーションの実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にご相談ください。
クローゼットのリフォームを検討している人や、新しいクローゼットの増設について知りたい人などは、リフォーム・リノベーションの実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にご相談ください。
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